拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

世界のB級グルメ(クスクス/チュニジア)

2008-04-09 | 世界の食
本日の世界のB級グルメは、マグレブ地方(モロッコ・アルジェリア・チュニジア等)の主食「クスクス」です。


デュラム小麦の粉に水を含ませて、小さな粒に丸めてそぼろ状にしたものです。
これと肉やスープと一緒に食べます。


アメリカではクスクスをパスタの一種と位置づけていると聞きましたが、これをパスタと言い切るのは、個人的には少々無理があると思います。
(クスクスのオリジナルはイタリアのシチリア島らしいのと、確かにデュラム小麦からパスタはできるので、パスタの仲間と言えなくもないのでしょうが、少なくとも味と食感は全然違います。汗)


さて初めてクスクスを食べたのはモロッコでしたが、はっきり言ってゲロマズでした。

その後パリで食べる機会がありましたが、これもゲロマズで、自分の中では「クスクス=まずい食べ物」という認識でいたのですが、チュニジアのタタウィンを訪れた際に、現地レストランで食べたクスクスが絶品で、本当にこれはクスクスか?と何度もレストランのスタッフに聞いた程でした。

通常クスクスはかなり黄色っぽいですが、写真を見てわかるように、ミートソースみたいな茶色をしています。

これは濃厚なスープにしっかりひたしてあり、旨みが凝縮されたスープや具とクスクスを一緒に食べると、思うわずトレビアーン!と叫んでしまう程でした。
(注:自分フランス語はできません)


これまでまずいと思っていたクスクスは、黄色いクスクスが山盛りにあって、それに具と汁が少しだけかかっている位だったのですが、美味しいスープにしっかり浸した方が、日本人の口に合うような気がします。

チュニジアのクスクスが全部このようなスタイルかというとそうでもなく、翌日ジェルバ島のレストランで食べたクスクスはスープが殆どなくて、やっぱり美味しくなかったです。


クスクスを食べるときは「汁だくで!」とご注文ください。
(吉○屋の牛丼かい!)