拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

世界のB級グルメ(コーヒー/エチオピア)

2008-04-24 | 世界の食
世界で1番コーヒーのウマイ国は?と聞かれたら、自分の中では文句なしにエチオピアだと思います。

コーヒー発祥の地といわれるエチオピアのカファ(KAFFA)地方。
コーヒー(カフェ)の名前の由来にもなっているとか。


ブンナと呼ばれるエチオピアのコーヒーは、その香り、味わいの深み、飲んだ後の余韻ともに絶品。

美味しいエチオピアのコーヒーを飲んでいると、何とも言えない「癒し」と言ってもよい程、贅沢な時間が流れます。

普段飲んでいる喫茶店のコーヒーと比べると、ティーパック煎茶と高級なお抹茶位違います。(大げさか?笑)


エチオピアにはコーヒーセレモニーと呼ばれる、日本の茶道にも近いコーヒー道があります。

ちゃんとしたエチオピアのコーヒーは、生の豆を炭火でロースト(焙煎)するところからはじめ、煎った豆をひいて粉にして、1時間以上かけてコーヒーを楽しむというものです。

日本では挽きたての豆でコーヒーを入れるの売りにしている美味しいカフェがありますが、世界でも屈指の美味しいコーヒー豆の産地である、上質なエチオピアコーヒーの生の豆を煎るところから始めますから、これがまずい訳が無い。

アフリカと言うと、一般の日本人は「病気が怖い」、「治安が悪い」というイメージがありますが、エチオピアは他のアフリカ諸国に比べるとずっと治安もよく、首都アジスアベバをはじめ、主な観光地である北部エリアは標高が高くマラリアもありません。
(高級ホテル以外では、ノミ、ダニ、南京虫対策は必須ですが。汗)


余談ですが、エチオピアではコーヒーに砂糖やミルクを入れた甘いコーヒーや、何も入れないブラックコーヒーだけでなく、塩入のコーヒーがあります。
これはブラックコーヒーよりも、さらにコーヒーの味が引き立つんだとか。

最近、定年退職をした60代、70代等年配の方々が、団体旅行でアフリカや南米といった、いわゆる秘境と呼ばれる地域を訪れているのを時折見かけますが、エチオピアから帰ってきたおじいちゃん、おばあちゃんが、コーヒーに塩を入れるのを見かけても、決して(たぶん?)ボケちゃった訳ではありませんのでご心配なく。(笑)


「一杯のコーヒーの為だけに日本からわざわざ訪れてもよい」と思えるほどウマイ、エチオピアのコーヒーです。