日本に一時帰国中ですが、すっかり秋色の欧州と違って、まだ夏真っ盛りで暑いです。
昨日は東京湾の花火もあったためか、街には浴衣姿のお姉さん達も沢山いて、なかなか良い感じ。海外生活をしていると、「和風」なものが、日本にいた頃以上によく思えてくる傾向にあります。
さて日本ではよく、なんちゃって温泉付のホテルにSTAYしたりしますが、今回は予算の関係もあり下町の格安ビジネスホテルで1泊しました。
(都心よりも下町の方がしょうにあっている)
このホテルは無料で銭湯が利用できるというので(これを目当てにこのホテルを選んだ)、さっそく下町銭湯デビュー。
気分はほとんど寅さんです。(おいおい)
ホテルで銭湯グッズを借りていざ行こうとしたら、同じホテルのレセプションに関西人2人組の年配のおばちゃんが同じく銭湯グッズを借りているところで、自分が「あの~銭湯はどこですか?」と地図を片手にホテルスタッフから説明を聞いていると、隣でおばちゃんが「お兄さんも銭湯いくの?ちょうどいいわ。うちらも案内してもおう。わたしらこの人についていくんで大丈夫です」(<何が大丈夫?)とホテルの受付スタッフに声高に宣言して、こちらに有無を言わせず「お兄さんありがとな」とお礼を言われるので、「ああ、、、はい、、、」と、初めて行く銭湯へ案内させられることに。
天才的方向音痴を自負する自分なので、道に迷ったらどうしようと思いましたが、このときは1発で到着してほっと安心。
(徒歩1分の場所を迷う方が難しいと思うが)
男女別に分かれる銭湯の番台で、おばちゃんに「帰りもよろしくな」と言われたものの、さすがに風呂からあがったらおばちゃん達の姿はなく、ほっと一安心して一人夜道を歩いてホテルへ戻りました。
中は狭く、客層はおっちゃん&おばちゃんオンリーで、更衣室には昔懐かしい首ふり扇風機が回っていて、イメージ通りの「昭和の下町の銭湯」という感じでしたが、なかなか雰囲気があって一瞬映画のセットか?と思うほど。
でもほっと一安心しすぎて、楽しみにしていた「風呂あがりのコーヒー牛乳」を忘れてしまいました。(笑)
それにしても関西のおばちゃんパワーはすごいな、と改めて感じた、東京下町の一夜でした。