拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

いよいよあの復刻版が

2010-08-12 | 音楽&MOVIE


この数年、かつてのスーパースター達の音源をリマスタリングした復刻版がブームになっています。

自分にとって多大な影響を与えてくれたビートルズも、昨年全アルバムがリマスタリングされてリリースされましたが、今度は赤版、青版がリマスタリングされて、10月18日に全世界同時発売されるとか。

高校生の時に最初に買ったビートルズのアルバムがこの赤盤と青盤で、特に青版はその後、大学生、社会人になってもずっと聞き続けていました。


今でも時々、曲を演奏したり、ウクライナではポールマッカートニーの「ビートルズLive」に遭遇したりと(偶然すぎて「よばれちゃた」と思っています)、自分的には縁の深いビートルズですので、青盤の復刻版を買ってみようかと思っています。


でもドイツで買ったら、中身はドイツ語なんだろうか。
(ドイツ生活5年目なのに、実はまだドイツでCD買ったことがない。汗)

ドイツで常識の世界一ウマイ肉???

2010-08-11 | ドイツ生活情報



先日、ドイツ人の同僚と食事をしていた時のこと、ドイツ人は肉好きだという話題になり、一番好きなのはハムか?ソーセージか?と訪ねたところ、即答で「ステーキ」という事が帰ってきました。


でも彼いわく、ドイツのステーキはイマイチで、一番うまいのは、アルゼンチンスタイルだとのこと。

アルゼンチンステーキと聞いただけで涎が出るらしく、日本でいうところの、炭火であぶった~みたいなフレーズだろうかと思ったりして。


でも思い出してみると、ドイツだけでなく、仕事でミラノに行った時、現地のお客さんにイチオシだと連れて行ってもらったのも、アルゼンチンステーキのお店だったので、ドイツをはじめ欧州でうまい肉といえば「アルゼンチン」というのは、ある意味定番のキーワードなのかもしれません。


日本で肉と言えば、オーストラリアだったりアメリカだったりしますが、自分が10年前にアルゼンチンを訪れた際、ブエノスアイレスで食べたアサードも絶品だったので、日本ではまだ知名度が低いものの、ひょっとするとアルゼンチンステーキが日本でもメジャーになる日が、そのうちくるかもしれませんね。

サッカー 日本代表監督について

2010-08-10 | その他

いまごろ日本は、お盆の帰省ラッシュの時期でしょうか。

今週も自分は相変わらず欧州内出張ですが、南欧を除いて欧州は本当に秋らしい天候になっています。

お天気もあまり良くなく、ちょっと寒い位で、今日仕事の同僚は8月上旬だというのに革ジャン着てました。(汗)



さてWEBでサッカー日本代表監督の人選が難航しているというニュースを目にしました。


次のW杯までまだ4年。じっくり時間をかけて、皆が期待できるような素晴らしい監督を選んで欲しいと思います。


日本サッカー協会も予算が無いなんて言っているみたいですが、「あと〇〇円で世界の超一流監督が口説けます」的に、カンパを集めれば、W杯熱の残る今なら皆少しずつお金出してくれそうな気がするのは自分だけでしょうか。
(代表が強くなればグッズやチケットももっと売れると思いますし)

モリーニョやカペロ級はなかなか難しいとは思いますが、ヒディングやベンゲルでも1万円ぐらい個人的にカンパしたいと思うんですけど。
(お金の問題だけじゃないかもしれませんが、国立競技場満員の5万人×4000円でも2億円。皆が納得する一流監督なら、その分チケット代に上乗せしてもお客は入ると思いますが)


「じっくり時間をかける」には賛成なので、日本サッカー協会の上層部も、予算重視なんてケチくさいコメントはいらないので、ぜひ「発想転換」をお願したいと思います。

今日より明日ほんの少し、我々の住むこの世界がよくなりますように

2010-08-09 | 旅人のひとりごと



今年もまた原爆の日がやってきました。


今から65年前となる1945年8月6日に広島、8月9日に長崎へ相次いで原子爆弾が投下されました。

同年の推定死者約22万人、その後の後遺症による死者を含めると約30万とも言われています。


しかしアメリカでは今なお、原爆投下は正しかったという意見が世論の3分2以上を上回っていると言われています。

そればかりか日本の首相でさえ、先日も核兵器の抑止力が必要というコメントを出していました。

しかしそれは本当に正しいことなのか。



第二次世界大戦で日本が降伏した直接原因は、ドイツの降伏とソ連の日本参戦にあり、原爆投下が無くても第二次世界大戦は終結したというのが、世界での一般的な見解だと言われています。

そしてアメリカの言う「正しい戦争」は、21世紀のアフガニスタンやイラクでのそれにつながっていきます。


核廃絶を唱えノーベル平和賞を受賞したオバマ大統領も、全ての核兵器を無くす為の具体的なプランは打ち出しておらず、自分達が核兵器を持ち続けながら(減らすとは言っていますが)、他国に持つなというのは、まるで銃を手にしながら相手に武器を捨てろと言っているのに等しいと自分は思います。


1つだけ言える事は、核兵器を世界からなくせば、核の抑止力など必要なくなります。

冷戦が終わってなお、アメリカを含め、世界の大国が自国のことしか考えていないから、核兵器が無くせないだけ。

それを無理やり正当化しているのが「核の抑止力」という言葉だと自分は思います。




先述の一例に限らず、一方的な偏った情報、偏った価値観の上に、我々の生活は成り立っているという事実があります。

私達が当然だと思っていること、正しいと思っている価値観にも、「本当にそうなのか?」という疑問を投げかけることが必要だと思います。



月日がたつと色々なものが風化していきます。

ただ日本に原爆が落とされた事実を、沢山の人々が迎えた悲惨な死と核兵器の恐ろしさを、我々日本人は風化させてはいけないと自分は思っています。




長崎に原爆が落とされた65年後の今日8月9日に、昨年広島を訪れた際に原爆ドーム前で歌った、ジョンレノンの「イマジン」を再び歌いたいと思います。


音楽機材なしの、ただのデジカメ録画なので相変わらずショボイですが、今は亡きジョンが歌った次のフレーズが、今も自分の胸の中で生きています。


「あなたはたぶん僕を、夢物語を語る人間と言うだろう。でも僕は1人じゃない。いつか君も一緒に参加してくれたら、、、そして世界は1つになるだろう」



今日より明日ほんの少し、我々の住むこの世界がよくなりますように。(by かときち)



ベルナーオーバーランド情報(メンリッヒェン/スイス)

2010-08-08 | 旅メモ&旅日記(欧州)



■フランクフルト(ドイツ)⇔インターラーケン(スイス)間の電車賃
・Frankfurt Hbf ⇔ Interlaken Ost

2nd Class 片道
(ICE直通/2時間に約1本。その他毎時でバーゼル経由、ベルン経由等あり) 
※片道約5H

早割り69Euro(一般)、往復138EUR(一般)から。
(※正規運賃は片道107.40EUR(一般))

バーンカード利用時は62.6EUR(BC50/正規運賃)、往復125.2EUR(BC50/正規運賃)。

詳細は以下DBサイトを参照。
http://www.deutschebahn.com/site/bahn/en/start.html


■ベルナーオーバーランド内電車賃(メンリッヒェンハイキング向け)

・Inter Laken Ost→Grindelwald→Grund→Maennlichen→UNDDAB(徒歩)→KLEINE SCHEIDEGG→GRINDELWALD→Interlaken Ost

合計81.60CHF(約63EUR)

※上記ベルナーオーバーランド内電車賃はインターラーケンWEST駅で購入時。(上記形式にて1枚のチケットとして購入可)
※Grund→Maennlichen間はゴンドラリフト。
※Grundへは、GrindelwaldからKlieine Scheidegg行き電車で1駅。約5分。乗り場はインターラーケンから到着の電車の反対側ホーム。(行き先案内あり)
※Grundのゴンドラリフト乗り場は、駅を出たら右側に徒歩3分程。
※Maennliche→Klieine Scheidegg間は徒歩(下りのみのハイキング約1.5H~2H)
※Klieine Scheidegg又はGrindelwaldからユングフラウヨッホ行き登山鉄道へ乗り継ぎ可能(別料金)
参考料金:Grindelwald⇔Jungfraujoch:往復162CHF(約125EUR)
※朝8時過ぎの電車利用時で上記コースで約6H~6.5H。(昼食時間込)
※ユングラフヨッホまで組み合わせると+3~4H
(Klieine Scheideggから電車往復2H+ユングフラウヨッホ滞在時間)
※上記は短期滞在者向け。夏季は長期滞在者向けのユングフラウ鉄道パス等あり。


■天候・宿泊・スーパーマーケット等

・山の景色は天候に左右される為、事前の天気予報チェックは重要。
(ゴンドラリフトで一緒だったオランダ人は、前日まで天候が悪く何も見えなかったと言っていた。山は何よりも天候重視!)

・滞在するならInterlaken West、Grindelwaldはホテルも多く、booking.com(http://www.booking.com)等でも予約可能。
夏のインターラーケンでシングル65CHF、ドミトリー30CHF位から。

・Grindelwald(グリンデルワルト)の駅前に、日本人向けの日本語インフォメーションセンターあり。インフォからもう少し先にはスーパーマーケット(Coop/スイス生協)があり、水や食料の値段も安く、ここで揃えてから山に登るのがオススメ。


■メンリッヒェン~クライネ・シャイデック間のハイキングコース

標高2229メートルから2061メートルまでの下りで、夏の天気が良い日なら誰でも気軽に参加でき、アイガー、メンヒ、ユングフラウの三山が非常に美しく見える、アルプス屈指の景観が見れるハイキングコースとして有名。

標高3454メートルのユングフラウヨッホと違い、標高2000メートル台前半の為、ここで高地に慣れてから、夕方ユングフラウヨッホに向かう人もいる。

ユングフラウヨッホへの料金が特別異常に高いので、欧州の人達の中にはハイキングだけ楽しむ人達も多い。
(世界遺産になっているユングフラウヨッホ目当ての日本人&韓国人観光客と違い、欧州人はアルペンハイキング目的の人達が多い)




写真:メンリッヒェン~クライネ・シャイデック間のハイキングでの景色。
左からアイガー、メンヒ、ユングフラウの三山。

[デジカメで]ベートーベンのピアノソナタ第8番「悲愴」を撮ってみたPart2

2010-08-07 | 音楽&MOVIE
[デジカメで]ベートーベンのピアノソナタ第8番「悲愴」を撮ってみたPart2




連日の出張続きで、せっかくの晴天の土曜日だというのに外に出かける体力もなく、家で1人、Youtubeのドラマ(それもなぜか「のだめカンタービレ」)を見ていたら、ピアノが弾きたくなったので、先日のリベンジとばかりに撮ってみました。

でもあんまり変わってないような。。。
(よく見たらパジャマのままだし。<「のだめ」か俺は。汗)



やっぱり出張先にこっそりデジタルピアノを持ち込んで、夜中に練習するしかないか???


ドイツ名物?のポテトディナー

2010-08-05 | ドイツ生活情報


そういえば先日、ドイツ人の同僚と一緒に夕食を食べたときのこと。

久しぶりドイツ料理でも食べようかという話になり、レストランで同僚と同じメニューを注文。


で、出てきたのがビール(自分はノンアルコールビール)と、とにかく大量の芋。


それも皿一杯に、ゆでたジャガイモだけがとにかく大量にあり、それにソース(この時はマッシュルームのクリームソース)がかかっているといった感じ。


思わず、これは前菜のサラダかな?と尋ねたら、「いやこれだけ」という回答。


イメージ的にはジャガイモを1人あたり10個ぐらいゆでて、皮をむいてまぜた感じで、これを食べたら確かに他に何も食べられない感じ。


固まる自分をよそに、美味しそうに芋を食べ続ける同僚を見ていたら、他に何も言えず、ひたすら山のように盛られたジャガイモを口に運ぶも、半分もいかずにギブアップ。

同僚は満足そうな顔を浮かべて、もちろん完食。

さすが米やパンと同じレベルで、ジャガイモが主食の国だけある。
(でも日本人はレストランで米だけ食べるということは無いと思うけど)


ウェイトレスのおばちゃんが皿をさげる時、自分の残した料理を見て、美味しくなかった?と聞かれるも、思わず苦笑い。


あまりお腹がすいてなかったんだよね?と同僚がフォローをいれてくれたのだけど、次回からはドイツ人の同僚が何か注文しても、テキトーに「同じで」と言うのはやめようと固く誓った1日でした。

ようやく

2010-08-04 | その他
相変わらずの出張生活で、今週は昨日までインターネットがつながらないホテルだったものの、本日はインターネットがつかえるホテルに移動しました。


先週ぐらいから欧州は秋のような天候で、連日小雨が振り、気温が20度を切ることも多いです。


南欧はまだ夏らしい天候のようですが、日本は今夏真っ盛りといった感じでしょうか。


7月末~8月上旬だというのに、肌寒い位の天気が続くと、ちょっぴり日本の夏の暑苦しさも懐かしく思える、今日この頃です。

僕をつつみ込むすべて

2010-08-02 | ぽえむのヂカン



僕は気付いているだろうか?


目の前に広がるすべての日常は、
ガイア(地球)の上での限られた、
ほんのひとかけら(1Piece)でしかなく、

僕をつつみこむ、
誰かが決めたものさし(価値観)がまったく通じない場所が、
この星のあちこちに散らばっているということを。



そしてそれが事実だと知ってなお、
それを忘れ、ほんの些細なことに
一喜一憂する僕がここにいるということを。







words by Yoshihiko Kato

Photo:Frankfurt City in Germany

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草むらに落ちた言葉

2010-08-01 | ぽえむのヂカン

美しい景色と、
美味しい水と食料と、
大切な人達と、
大好きな音楽がそこにあれば、
他に何が必要と言うのだろう。



手をのばせば届きそうで届かない、
届いたと思えばすぐに消えてしまう、
そんな粉雪のような存在を追い続ける毎日の、
電車に揺られてわずか数時間にある日常の外側で、

僕は自分の口からこぼれ落ちたそんな言葉を、
草むらに腰かけ、
いつまでもかみしめている。







words by Yoshihiko Kato

Photo:Maennlichen in Switzerland

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