よくある職場トラブル、「求人票の労働条件と違うんですが!!」 2011年05月15日 22時46分08秒 | 行列のできる「労務相談Q&A」 『くまもと元気!! 起業家ねっと』 熊本県で、いやいや九州で1番元気な起業家交流会です。 この起業家交流会を通して、中小企業の活性化をはかり、雇用促進や経済成長に少しで も貢献できればと考えて立ち上げました。 ぜひ、一度遊びに来てください。皆さんで九州を盛り上げていきましょう。 次回開催予定は、来月6月11日(土)18:00~です。 今回の参加者希望者は、既に20名ほどになっています。 参加希望の方は、お早めに~。 ===================================== お早うございます。 九州で社会保険労務士事務所開業を目指している人事コンシェルジュの岩切勝造です。 本日は、職場でよくある労務トラブルの事案をご紹介いたします。 「入社した従業員さんが、求人の時に記載あった労働条件が違う!」と言ってきた。 こんなケースは、どこの事業所にでもあると思います。 「相違」からなるものです。 確かに故意に、良い条件で求人を出して、実際の労働条件を変更することは、違法と いえます。 「千代田工業事件」平2.3.8大阪高裁判決 しかし、面接を行い、 「求人での条件までは至らないが、少し落とした条件だったら採用しても良いが・・」 こんなこと良くあると思います。 では、どのようにすれば、トラブルを回避することができるのか、 従業員の承諾(同意)を得るということです。 勿論書面にします。 その従業員が、会社が期待していたレベルに達していないということですから、 その従業員にレベルに達していないとする判断の理由、 今後どのようにしてそのレベルに達するようにするのか、 レベルに達した場合には、求人票記載内容の労働条件とすることなどを 十分に説明して納得してもらう必要があります。