おはようございます。4月6日土曜日です。広島は晴れ、暖かいですね。寒いかと思って一枚多く羽織って愛犬君との散歩に出かけましたが、うっすらと汗をかきました。黄金山の桜は、まだまだ元気な様子で、風にも負けずに枝についています。いつも行く公園のソメイヨシノもしっかりと花が枝についており、散り始めるのはもう少し先なのかもしれません。今は次から次へと開花して花盛りの時期のようです。地元の方たちも、手弁当をもって黄金山へ登り昼食を摂られているようです。楽しきかな。春。
さて、今週の言い訳です。
昨夜の雇用統計発表後の動きはどのように理解すればよいのでしょうか。出てきたデータは、市場が予想したような内容で、ネガティブなものはなかったと理解していますが、専門家が見れば、何か気になるところがあったのでしょうか。これを考えるとき、今回気になったのは、「製造業雇用者数」という項目ですが、今までは、「非製造業雇用者数」がクローズアップされていて、「製造業雇用者数」は出てきていなかったと思われます。しかし、それが、なぜ、今回、出てきたのか、という気持ちがします。
世界的に見て、製造業の景況感が市場経済に与える影響が大きいため、今回着目したのかもしれませんが、場当たり的な気がします。
市場とはこのようなものだと、身勝手に理解して、「なぜだ」というような追及はしないことにしました。自分では市場に影響を与えるようなことは一切できませんので、そうせざるを得ない、ということも事実。
この結果、雇用統計結果発表後の動きでは、まず先に、下振れしています。そして、買い方の反発が始まり、上値が更新される動きになってきましたが、その後は、また、売り方の売り圧力が出てきて、結局111.7円付近で取引を終えています。
発表後の動きでは方向感がなくなってきています。
そこで、本日は、日足や週足で、相場をチェックしてみたいと思います。
まず週足。長い足から見ていきます。
200SMAの位置は、112.059円付近を右肩下がりで通過中です。現在レートは、111.706円ですから、レートは200SMAの下の位置していることになります。これは「売り」のシグナルですから、戻り売りが多くなる環境と思われます。
次に、この時間軸での移動平均の位置関係を見ます。
5MAは111.044円、20MAは110.931円ですから、この位置関係からは、「買い」ということになります。
一目均衡表からは、レートは雲の上、遅行線はローソク足の下、転換線と基準線の関係は、転換線は110.783円、基準線は、109.160円で、転換線の方が上にあります。
この状況は、三役好転状況にはありませんので、「買い場」ではないと思われます。
週足で見れば、「買い」とも「売り」とも言いづらい環境にあるようです。
次に、日足で見てみます。
200SMAの値は、111.484円で、ほとんど平行なラインとなって通過中です。現在レートは、111.706円ですから、レートは200SMAの上に位置していることになります。これは「買い」のシグナルになりますから、押し目では買い方が動いてくる環境になっていると思われます。
次に、時間軸での移動平均線の位置関係を見ます。
5MAは111.572円、20MAは111.101円ですから、この位置からは、「買い」ということになります。
一目均衡表からは、レートは雲の上、遅行線はローソク足の上、転換線と基準線の関係は、転換線は110.869円、基準線は110.920円で基準線が上にあります。
この状況は、三役好転状況にはありませんので、「買い場」ではないと思われます。
日足で見ると、やはり「買い」とも「売り」とも言いづらい環境のように思われます。
以上の長い足での判断は、「買い場」でもないし「売り場」でもないというのが正直なところなのかもしれません。
そのような中で、1時間足以下の短い足では、今週の動きから、戻り売りの抵抗を受けそうな環境になりつつあるようなパターンになってきています。
昨日の動きから、1時間足でも上値抵抗が強くなってきているように思われ、戻り売りが出てきやすくなっていると思われます。目先の5分足や15分足では、方向感はありません。
来週の動きでは、111.75円付近から上値はさらに重くなり、4時間足でも、戻り売りシグナルが点灯してくるかもしれません。こうなると、もう買い優先で相場参加することはリスクの大きいこととなりそうです。
3月5日高値が112.135円です。このレベルとの鉢合わせまでがせいぜいなのかもしれません。
では、なぜ、このような状況になったのかと考えると、それは来週金曜日がSQ日ということがあるのかもしれません。
そして「Sell in May」ということも影響しているのかもしれません。さらには、米中貿易交渉の進展を見たいとする環境もあると思われます。
まずSQ日についてですが、この時期になると、相場は現物よりも、先物主導で動き出します。機関投資家が手持ちのオプションなどの決済をより有利に進めたいとして、先物で相場を動かし始めます。そのために、相場の動きが少し大きめに乱高下するようなことがよく起きてきます。来週は、このような相場の動きに惑わされないように注意します。
ストキャストなどのテクニカルで相場を観ると、週足、日足ではまだ上値余裕はあるような状況と理解できそうです。しかし、4時間足では、天井圏を示し、1時間足では天井からの下降を示すようなところも出てきています。RSIではダイバージェンスも見て取れます。このような状況を見れば、そろそろ天井か、買いも長くは持てない、吹いたら売りがこれからの取るべきポジションか、などと理解できそうです。
昨日東京タイムで111.7円にあったストップロス買いを巻き込んで昨日高値は111.799円まで伸び、その後、雇用統計が出てからこの高値を更新してきています。NYタイムで高値を更新してきていることから、来週の相場では、この高値を狙う動きも出てくると想定しています。しかし、上値が重いとなると、売り方が勢いを増してくるかもしれません。このような環境で、SQをめぐる機関投資家の売買で、相場が乱高下しやすくなると思われます。
さらに、利益確定・春の手じまい時期として、4月や5月のSQは意識されやすいと思われます。昨年の企業決算予想も出てくるようになり、高値で売り逃げようとする動きが顕在化してくる時期です。これは「Sell in May」を意識させる動きとなります。これから高値高原状態になるかもしれませんが、こうなると、「吹いたら売り」を意識してショートポジション取りが多くなってくると思われます。これでさらに上値が重くなり、相場は転換する動きになってきそうです。
政治的には米中貿易交渉がありますが、交易関係は妥協の産物として合意があるかもしれません。しかし、覇権争いは収まりそうにありません。相場が、高値高原状態で推移しているときに、米中合意になると、相場は一気に吹き上がるかもしれませんが、上値としては市場の意識は113.0円付近にあるのかもしれません。
どの時期にこの合意ができるのかも大事なポイントとなりますが、一般大衆投資家は報道で知るよりほかはありませんから、この件も焦る必要はなく、少しでも早く知ろうとするならば、一般マスメディアよりも、証券からの情報の方が早く入手できるかもしれません。それも特定の会社になりそうですが、、、。
フィスコやブルームバーグは、より報道が速いと思われます。それらの速報がキャッチできるようにPCを設定していくこともポイントになりそうです。
雇用統計を通過し、SQを迎え、米中貿易の成り行きを見守る時期です。「Sell in May」を意識しながら相場に望む時期になってきたようです。
これが昨夜の動きなのかもしれません。
今週も訪問いただきありがとうございました。良い週末をお過ごしください。合掌
さて、今週の言い訳です。
昨夜の雇用統計発表後の動きはどのように理解すればよいのでしょうか。出てきたデータは、市場が予想したような内容で、ネガティブなものはなかったと理解していますが、専門家が見れば、何か気になるところがあったのでしょうか。これを考えるとき、今回気になったのは、「製造業雇用者数」という項目ですが、今までは、「非製造業雇用者数」がクローズアップされていて、「製造業雇用者数」は出てきていなかったと思われます。しかし、それが、なぜ、今回、出てきたのか、という気持ちがします。
世界的に見て、製造業の景況感が市場経済に与える影響が大きいため、今回着目したのかもしれませんが、場当たり的な気がします。
市場とはこのようなものだと、身勝手に理解して、「なぜだ」というような追及はしないことにしました。自分では市場に影響を与えるようなことは一切できませんので、そうせざるを得ない、ということも事実。
この結果、雇用統計結果発表後の動きでは、まず先に、下振れしています。そして、買い方の反発が始まり、上値が更新される動きになってきましたが、その後は、また、売り方の売り圧力が出てきて、結局111.7円付近で取引を終えています。
発表後の動きでは方向感がなくなってきています。
そこで、本日は、日足や週足で、相場をチェックしてみたいと思います。
まず週足。長い足から見ていきます。
200SMAの位置は、112.059円付近を右肩下がりで通過中です。現在レートは、111.706円ですから、レートは200SMAの下の位置していることになります。これは「売り」のシグナルですから、戻り売りが多くなる環境と思われます。
次に、この時間軸での移動平均の位置関係を見ます。
5MAは111.044円、20MAは110.931円ですから、この位置関係からは、「買い」ということになります。
一目均衡表からは、レートは雲の上、遅行線はローソク足の下、転換線と基準線の関係は、転換線は110.783円、基準線は、109.160円で、転換線の方が上にあります。
この状況は、三役好転状況にはありませんので、「買い場」ではないと思われます。
週足で見れば、「買い」とも「売り」とも言いづらい環境にあるようです。
次に、日足で見てみます。
200SMAの値は、111.484円で、ほとんど平行なラインとなって通過中です。現在レートは、111.706円ですから、レートは200SMAの上に位置していることになります。これは「買い」のシグナルになりますから、押し目では買い方が動いてくる環境になっていると思われます。
次に、時間軸での移動平均線の位置関係を見ます。
5MAは111.572円、20MAは111.101円ですから、この位置からは、「買い」ということになります。
一目均衡表からは、レートは雲の上、遅行線はローソク足の上、転換線と基準線の関係は、転換線は110.869円、基準線は110.920円で基準線が上にあります。
この状況は、三役好転状況にはありませんので、「買い場」ではないと思われます。
日足で見ると、やはり「買い」とも「売り」とも言いづらい環境のように思われます。
以上の長い足での判断は、「買い場」でもないし「売り場」でもないというのが正直なところなのかもしれません。
そのような中で、1時間足以下の短い足では、今週の動きから、戻り売りの抵抗を受けそうな環境になりつつあるようなパターンになってきています。
昨日の動きから、1時間足でも上値抵抗が強くなってきているように思われ、戻り売りが出てきやすくなっていると思われます。目先の5分足や15分足では、方向感はありません。
来週の動きでは、111.75円付近から上値はさらに重くなり、4時間足でも、戻り売りシグナルが点灯してくるかもしれません。こうなると、もう買い優先で相場参加することはリスクの大きいこととなりそうです。
3月5日高値が112.135円です。このレベルとの鉢合わせまでがせいぜいなのかもしれません。
では、なぜ、このような状況になったのかと考えると、それは来週金曜日がSQ日ということがあるのかもしれません。
そして「Sell in May」ということも影響しているのかもしれません。さらには、米中貿易交渉の進展を見たいとする環境もあると思われます。
まずSQ日についてですが、この時期になると、相場は現物よりも、先物主導で動き出します。機関投資家が手持ちのオプションなどの決済をより有利に進めたいとして、先物で相場を動かし始めます。そのために、相場の動きが少し大きめに乱高下するようなことがよく起きてきます。来週は、このような相場の動きに惑わされないように注意します。
ストキャストなどのテクニカルで相場を観ると、週足、日足ではまだ上値余裕はあるような状況と理解できそうです。しかし、4時間足では、天井圏を示し、1時間足では天井からの下降を示すようなところも出てきています。RSIではダイバージェンスも見て取れます。このような状況を見れば、そろそろ天井か、買いも長くは持てない、吹いたら売りがこれからの取るべきポジションか、などと理解できそうです。
昨日東京タイムで111.7円にあったストップロス買いを巻き込んで昨日高値は111.799円まで伸び、その後、雇用統計が出てからこの高値を更新してきています。NYタイムで高値を更新してきていることから、来週の相場では、この高値を狙う動きも出てくると想定しています。しかし、上値が重いとなると、売り方が勢いを増してくるかもしれません。このような環境で、SQをめぐる機関投資家の売買で、相場が乱高下しやすくなると思われます。
さらに、利益確定・春の手じまい時期として、4月や5月のSQは意識されやすいと思われます。昨年の企業決算予想も出てくるようになり、高値で売り逃げようとする動きが顕在化してくる時期です。これは「Sell in May」を意識させる動きとなります。これから高値高原状態になるかもしれませんが、こうなると、「吹いたら売り」を意識してショートポジション取りが多くなってくると思われます。これでさらに上値が重くなり、相場は転換する動きになってきそうです。
政治的には米中貿易交渉がありますが、交易関係は妥協の産物として合意があるかもしれません。しかし、覇権争いは収まりそうにありません。相場が、高値高原状態で推移しているときに、米中合意になると、相場は一気に吹き上がるかもしれませんが、上値としては市場の意識は113.0円付近にあるのかもしれません。
どの時期にこの合意ができるのかも大事なポイントとなりますが、一般大衆投資家は報道で知るよりほかはありませんから、この件も焦る必要はなく、少しでも早く知ろうとするならば、一般マスメディアよりも、証券からの情報の方が早く入手できるかもしれません。それも特定の会社になりそうですが、、、。
フィスコやブルームバーグは、より報道が速いと思われます。それらの速報がキャッチできるようにPCを設定していくこともポイントになりそうです。
雇用統計を通過し、SQを迎え、米中貿易の成り行きを見守る時期です。「Sell in May」を意識しながら相場に望む時期になってきたようです。
これが昨夜の動きなのかもしれません。
今週も訪問いただきありがとうございました。良い週末をお過ごしください。合掌