おはようございます。5月21日日曜日です。広島は晴れ、今日も暑くなるようです。昨日の作業で疲れたのか、昨夜は早めに就寝し、今朝起きたのは5時少し前でした。その時、外の様子を見ると、東の山際は山の青と山際から上の茜色、そしてその上の青空でとてもきれいな風景でした。早起き鳥は毎日この風景を見ているんでしょうね。空には月と金星が光り輝いていました。今から1200年以上昔のお大師様が眺めた朝もこのような風景だったのかもしれません。
さて、本日のお大師様の言葉です。前回のお大師様の言葉は、4月16日でしたから、ほぼひと月お休みしたようです。
心を映すもの
大事なのは「美しく見る心」
衆生の心清浄なるときはすなわち仏を見、もし心不浄なるときはすなわち仏を見ず。 ( 『弁顕密二教論 (べんけんみつにきょうろん)』 空海 )
不平不満の心が世の中を味けなくする
近年は「仏像ブーム」が続いています。有名な仏像のあるお寺には、中高年層だけでなく若い人たちも大勢足を運ぶようになりました。
仏像は、見る人の心を映すともいいます。悲しみを抱えた心で見れば、菩薩像は慈悲そのものの姿に映るでしょう。心おだやかなときに見れば、慈愛の微笑を返してくれそうだし、「心清浄なるとき」は、いっそう美しい姿に見える気がします。
空海は「心不浄なるときはすなわち仏を見ず」と言っています。汚れた心では仏の姿さえ見ることができないと。垢や埃で心のレンズが曇れば、仏像の清らかな姿もただの木のかたまりに見え、自分の心の仏の姿も見えなくなります。
世界が美しく見えるのは「美しいものを美しく見る心」を持っているから。「世の中は汚い、くだらない」と嘆くなら、そう言う自分の心は汚れていないか点検するのが先です。疲れやストレスで周りをよく見る余裕もなくなっていると、世の中はますます味けなく見えるもの。まず疲れを癒し、汚れたレンズを拭って視界をぱあっと明るくしましょう。
( 出典 生き方が変わる! 空海 黄金の言葉 宮下 真 著 名取 芳彦 監修 ナガオカ文庫 抜粋 )
物の見方考え方は、その時の自分の心境で変わってきます。「あの人はこう言っている、けしからん。」と怒るのではなく、「そういう見方考え方もあるか。それが仏の見方考え方であれば仕方ないが、そうでなければ、その方が仏の心に気づかれるまでは、辛抱か」というように考えることも一方法です。
こちらが期待しているような言葉が返ってくるかと思いきや、逆に、口汚くののしられることもあります。内心では、よくもまあ、こんなことが言えるものだと思いますが、自分と他人では、これまでに育ってきた環境も違えば、親から受けた躾や指導も異なりますので、「そういう考え方もあるか」というように割り切ることも必要に思われます。これを、「なぜ、そんなことが言えるのか」などと考えていると、ストレスとなり、自分まで心が汚くなるような思考に陥ってしまいます。
自分の心のよりどころは何であるか、これが明白になれば、自身の心は乱れることなく落ち着いてくると思われます。
FX相場を見るとき、自分の想定している動きと逆に動くことも多々あります。そんなときどう考えるか。相場は相場参加者の総意として動いています。相場には正しい動きとかどうのこうのとかは、ないのです。すべて相場参加者の総意で動いています。相場を見るとき、自分は、相場はこれからこう動いてくる、と考えることも大切ですが、それよりも、相場参加者はどちらへ行こうとしているのか、どう動こうと考えているのか、これを考えるほうが重要になってきます。欧州勢や、NY組の動き方の癖を知り、また足元の本邦勢の癖を知り、それで相場を見ると、今まで見えなかったものも見えてくるようになります。
昨日のブログで、売り圧力が残っていると小生は書いています。この影響で、111円割れを狙い、二番底を作りに来る可能性もまだ残っています。確たる方向性はまだできていません。
長い足でのチャートから、小生の判断材料である長期移動平均線と短期移動平均線の交差状況から上か下かを判断していくことになります。短い足のチャートでは目先の動きになりますので、これは通常は使用しませんが、エントリーするか否か、イグジットするか否かの時には判断材料として短い足のチャートも見ています。タイミングを計るためです。
自分が寄り処とする判断材料がそれぞれにあると思われますので、その判断を磨き、採用すべきポジションを採り間違わないようにします。
日足や週足で、相場全体の動きを見ていきます。ここで大局観を養い、相場の方向性を自分なりに理解していき、この活動を重ねて、相場参加者の総意を理解できるようにしていきます。
小生の取引は、デイトレ以上、スイング取引が日常的なもので、スキャル取引はほとんど行いません。スキャル取引とは明らかに異なる判断の仕方と思っています。
この判断の基礎が明確になっていれば迷いも少なくなります。「判断の基本はこれ」と決まっていれば、あとの情報は枝葉末節なものとなります。トレンド相場は全体の3割程度といわれます。残りの7割はレンジでのもみ合い相場ということになります。そうであれば、いかにしてこのレンジ相場で稼ぐことを考えるか、重要になってきます。
あれやこれやと考えるだけではなく、「とにかく、相場に参加して、買うなり売るなりしてポジションを持ち、その後、損益を確定させてみる。」 これで、相場を理解していることと、取引ができることは違うということが理解できるはずです。なぜか。それは、結果として、損得が伴うため、個々人の心理状態が影響を与えるためです。相場に参加するためには、この心理状態を「必要な状況」に整えることも重要なことになります。
今週も気温の高い日が続きそうです。二十四節気では、「小満」に入りました。立夏を過ぎて、日本の夏に入っています。これからは シャワーの回数が増えそうです。
本日も訪問いただきありがとうございました。今週もよろしくお願いします。合掌
さて、本日のお大師様の言葉です。前回のお大師様の言葉は、4月16日でしたから、ほぼひと月お休みしたようです。
心を映すもの
大事なのは「美しく見る心」
衆生の心清浄なるときはすなわち仏を見、もし心不浄なるときはすなわち仏を見ず。 ( 『弁顕密二教論 (べんけんみつにきょうろん)』 空海 )
不平不満の心が世の中を味けなくする
近年は「仏像ブーム」が続いています。有名な仏像のあるお寺には、中高年層だけでなく若い人たちも大勢足を運ぶようになりました。
仏像は、見る人の心を映すともいいます。悲しみを抱えた心で見れば、菩薩像は慈悲そのものの姿に映るでしょう。心おだやかなときに見れば、慈愛の微笑を返してくれそうだし、「心清浄なるとき」は、いっそう美しい姿に見える気がします。
空海は「心不浄なるときはすなわち仏を見ず」と言っています。汚れた心では仏の姿さえ見ることができないと。垢や埃で心のレンズが曇れば、仏像の清らかな姿もただの木のかたまりに見え、自分の心の仏の姿も見えなくなります。
世界が美しく見えるのは「美しいものを美しく見る心」を持っているから。「世の中は汚い、くだらない」と嘆くなら、そう言う自分の心は汚れていないか点検するのが先です。疲れやストレスで周りをよく見る余裕もなくなっていると、世の中はますます味けなく見えるもの。まず疲れを癒し、汚れたレンズを拭って視界をぱあっと明るくしましょう。
( 出典 生き方が変わる! 空海 黄金の言葉 宮下 真 著 名取 芳彦 監修 ナガオカ文庫 抜粋 )
物の見方考え方は、その時の自分の心境で変わってきます。「あの人はこう言っている、けしからん。」と怒るのではなく、「そういう見方考え方もあるか。それが仏の見方考え方であれば仕方ないが、そうでなければ、その方が仏の心に気づかれるまでは、辛抱か」というように考えることも一方法です。
こちらが期待しているような言葉が返ってくるかと思いきや、逆に、口汚くののしられることもあります。内心では、よくもまあ、こんなことが言えるものだと思いますが、自分と他人では、これまでに育ってきた環境も違えば、親から受けた躾や指導も異なりますので、「そういう考え方もあるか」というように割り切ることも必要に思われます。これを、「なぜ、そんなことが言えるのか」などと考えていると、ストレスとなり、自分まで心が汚くなるような思考に陥ってしまいます。
自分の心のよりどころは何であるか、これが明白になれば、自身の心は乱れることなく落ち着いてくると思われます。
FX相場を見るとき、自分の想定している動きと逆に動くことも多々あります。そんなときどう考えるか。相場は相場参加者の総意として動いています。相場には正しい動きとかどうのこうのとかは、ないのです。すべて相場参加者の総意で動いています。相場を見るとき、自分は、相場はこれからこう動いてくる、と考えることも大切ですが、それよりも、相場参加者はどちらへ行こうとしているのか、どう動こうと考えているのか、これを考えるほうが重要になってきます。欧州勢や、NY組の動き方の癖を知り、また足元の本邦勢の癖を知り、それで相場を見ると、今まで見えなかったものも見えてくるようになります。
昨日のブログで、売り圧力が残っていると小生は書いています。この影響で、111円割れを狙い、二番底を作りに来る可能性もまだ残っています。確たる方向性はまだできていません。
長い足でのチャートから、小生の判断材料である長期移動平均線と短期移動平均線の交差状況から上か下かを判断していくことになります。短い足のチャートでは目先の動きになりますので、これは通常は使用しませんが、エントリーするか否か、イグジットするか否かの時には判断材料として短い足のチャートも見ています。タイミングを計るためです。
自分が寄り処とする判断材料がそれぞれにあると思われますので、その判断を磨き、採用すべきポジションを採り間違わないようにします。
日足や週足で、相場全体の動きを見ていきます。ここで大局観を養い、相場の方向性を自分なりに理解していき、この活動を重ねて、相場参加者の総意を理解できるようにしていきます。
小生の取引は、デイトレ以上、スイング取引が日常的なもので、スキャル取引はほとんど行いません。スキャル取引とは明らかに異なる判断の仕方と思っています。
この判断の基礎が明確になっていれば迷いも少なくなります。「判断の基本はこれ」と決まっていれば、あとの情報は枝葉末節なものとなります。トレンド相場は全体の3割程度といわれます。残りの7割はレンジでのもみ合い相場ということになります。そうであれば、いかにしてこのレンジ相場で稼ぐことを考えるか、重要になってきます。
あれやこれやと考えるだけではなく、「とにかく、相場に参加して、買うなり売るなりしてポジションを持ち、その後、損益を確定させてみる。」 これで、相場を理解していることと、取引ができることは違うということが理解できるはずです。なぜか。それは、結果として、損得が伴うため、個々人の心理状態が影響を与えるためです。相場に参加するためには、この心理状態を「必要な状況」に整えることも重要なことになります。
今週も気温の高い日が続きそうです。二十四節気では、「小満」に入りました。立夏を過ぎて、日本の夏に入っています。これからは シャワーの回数が増えそうです。
本日も訪問いただきありがとうございました。今週もよろしくお願いします。合掌