川越芋太郎の世界(Bar”夢”)

川越芋太郎の世界へようこそ!
一言メッセージ・「美」の探訪ブログです。短編小説などもあります。

八木道夫油彩展に行きました!なんと、・・・

2011-07-30 17:39:23 | 「美」発見
八木道夫油彩展に行きました!なんと、・・・


先日、ちょうど1週間程度前ですが、八木道夫先生の油彩展
に行ってきました。
ぐるりと見渡すと、先生が即席で描かれた団扇の水彩画が
テーブルの上におかれていました。


絵心のかる人を見るととてもうらやましい。
芋太郎は小学校では美術は得意分野でしたが、
次第に、成長とともに、縁遠くなりました。
いまでは、満足に水彩画もデッサンも描けません。


同行した妻は多少の絵心があります。


絵画展の会場で女性と声交わすこととなり、
先生を紹介していただきました。
そう、先生の奥様でした。(笑)


先生も奥様の気さくな方で、妻の作品にいたく
関心を示していただきました。
ありがとうございます。


日傘に描いた作品や携帯・鞄に描いた作品
をみていただき、お褒めいただきました。
どうやら、妻の芸術熱に火がさらについた
ようです。


一介の訪問者に、お声を頂き、さらにつたない
作品にお褒め頂き、先生と奥様の人柄に触れる
ことができました。


帰宅後、先生のホームページを見させていただき
納得いたしました。
いい言葉が掲載されていました。

こちらからご覧下さい。

八木道夫(油彩)

ホームページ

八木道夫先生のメッセージ


平成23年7月30日 川越芋太郎


追伸

八木道夫先生のご紹介
花・静物・ピエロを中心に描き、すでに国展入選数十回
日仏現代美術展でフィガロ受賞。
テレビでも何度か出演。

実は健常人にはない、心の目線で語りかけておられます。
今後の変わらぬ活躍をお祈りいたします。


美の巨人たち:アテネの学堂(ラファエロ)

2011-07-27 22:46:46 | 美の番組紹介
美の巨人たち:アテネの学堂(ラファエロ)



イタリヤのローマといえば悠久の都、
バチカン市国は独立国としての特異
な地位を今日まで築いている。
ダビンチコードに代表されるように、
秘密のベールに包まれている要素が
多分にある。


さて、本日の一枚は、時の教皇が
若いラファエロ・サンツィオの才能
に惚れて、当時異例の若さで抜擢し
描かせた「アテネの学堂」です。


ラファエロといえば、美術史にも
名前を出すルネサンス期のローマの
三大芸術家とも言われる。
レオナルド・ダ・ビンチ
ミケランジェロ
ラファエロ
です。


芸術に科学を取り入れたダビンチ、
肉体彫刻の躍動美を得意とした
ミケランジェロ
そして、本日の天才ラファエロ。


ラファエロは、アテネの学堂に描き
だした絵画により何を語り、何を
表現したのであろうか。


少し寄り道をすると、
フレスコ画の代表作は、一般に
聖体の論議で神学を表現し、
三徳像で法学を
パルナッソスで詩学を
アテネの学堂で哲学を
語る。


このアテネの学堂は、ギリシャの
三賢人であるソクラテス・プラトン
・アリストテレスを中心に、
ピタゴラスやユークリド等ギリシャ
時代の「知の人」を表現した。


ここで注目は、(番組では)
プラトンの顔にレオナルドを
ヘラクレイトスにミケランジェロの
顔を表現している。
それは、あたかも、この時代が、
ギリシャのあの時代に匹敵する文化
の黄金時代であることを語っている
かのようであるという。


実は、ミケランジェロとラファエロ
は真向かい同士で製作の競演をして
いる。競演といえば美しいが、
互いにライバル心を燃やしての製作
であろうか。


システィーナ礼拝堂を飾るミケラン
ジェロ作品の躍動美に打たれ、
ラファエロは彼の作風を学んでいる。
学ぶとは、ラファエロにとり、先達の
技術・技能を取り込み、自分のものと
することと同意語である。


レオナルドのモナリザからぼかしや
構図を学び、
ミケランジェロの彫刻画法から肉体
の躍動美・ダイナミックスさを学び、
自分のものとして表現した。
まさに、取り込むことがラファエロの
芸術であった。
物まねというよりも、取り込み、
噛み砕き、消化して自分の作風にする。


ラファエロは先輩への尊敬と自分の力を
鼓舞し、あえてレオナルドや
ミケランジェロをギリシャの哲人に見立て
て登場させたのではないか。


そう語る番組解説を面白く感じる。
しかし、天才は薄命とも言える。
37歳で他界してしまう。
「もし、・・・」ならどんな作品を
構成に残してくれたのであろうか。


ギリシャの時代もローマ教皇の時代も
ともに、文化確立に顕著な時代である。
たしかに、多くの偉人が輩出し、
今に残る名画や作品を残している。


一つの見方ではありますが、
本日も絵画の奥深い見方を学ぶ番組
構成でありました。


平成23年7月27日 川越芋太郎

ポスター ラファエル アテネの学堂
クリエーター情報なし
brucemcgawgraphics

陰翳礼讃

2011-07-24 21:35:37 | 「美」発見
陰翳礼讃


原発事故を契機に節電が励行されている。
私の勤務先がある新宿駅でも、結構節電
がなされている。
従来の派手できらびやかな光が消えて、
暗い場所が増えてきている。
それは、陰翳という影の登場であろうか。


陰翳といえば、あの谷崎潤一郎氏の小説
「陰翳礼讃」を思い出す。
小説では、「明るさ」に代表される欧米
近代化に抗して、陰翳のあわい中に存在
するわびしさやはかない光を礼讃する。


純日本的なものを連想する。
茶に代表される日本文化のわびさびの
世界観である。


陰翳の大切さ。
それは、私の子供の頃まであった世界
でもある。
障子を通して入る光。
日本家屋に代表されるほのかさ。
光だけではない。
風や音の世界も同様である。
風鈴・水きん沓・欄間にみられる風の道
明と暗、喧騒と静寂、自然の息吹
このよな物が古来日本の文化に彩りを
添えてきた。


森林大国、森の国、日本であろう。


私たちは、明治以来の工業化社会を目指し
取り込んできた欧米的人工物の便利さ。
それは、便利と同時に人口的なものを
最優先してきた。
人と対立する「自然」観である。
自然を崩壊させてまで、拡大してきた。


しかし、地球という生命機構には、自然
の持つ浄化力があることを知るべきで
ある。
地球という生命がもつ、自助浄化力。


人間は、人工的なものをいかに自然に
取り込めるかをこれからは課題とする
時期にきているのではなかろうか。
自然の利用、人口物と自然の融合。


さて、自然といえば、人間自身も自然
の一部であろう。
人間もまばゆい光だけでなく、
陰翳を楽しむ心を回復する時期に来て
いるのだろう。
日本文化はこれから、世界の鍵となる
ような気がしてならない。
それは、この課題ひとつをとっても
いえることである。


光は必要だ。闇は怖い。
しかし、強烈過ぎる光と人間は本来
同居できないのではなかろうか。
先人が教える淡い光、陰翳の味わい
に何やら鍵がありそうである。

東洋思考も少し勉強してみたいと
思うこの頃である。


平成23年7月24日 川越芋太郎


参考図書
陰翳礼讃
谷崎潤一郎

陰翳礼讃 (中公文庫)
クリエーター情報なし
中央公論社

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2011-07-23 09:20:17 | 美の番組紹介
姉妹ブログの紹介です。
川越芋太郎ブログです。
一度呼んでみてください。
興味のあるかたは、併読くださいね。


^^^^^^^^^^^^^

FX取引という勉強方法


FXといえば、初心者の方は、
こんな宣伝に誘惑されて始める
方々が多い。

「1000万を儲けた。」
「毎月100万円をたたき出す」
「サラリーマン時代より多い収入」
などなど。


「オレ(私)もやってみようか」


これが最初の入り口ではなかろう
か。
しかし、以外と現実は厳しい。
儲けどころか、100万円の貯金を
取り崩し、市場から撤退。
損害が家族にばれて夫婦仲が険悪
になった。
儲ける人は1割程度でしょうか


さて、どこに原因があるのだろう
か。
一言で言えば、勉強不足です。


いやいや、しっかり本は読んだよ。
勉強会へも行ったよ。
新聞や経済紙も日々よんだよ。
教材も買ったよ。


そうですね。
努力は認めましょう。
しかし、結果がついてこない。
なぜでしょうか。
あなたにも原因がありますが、
教材や本にも原因があります。
なぜなら、「これで儲かる」式の
記述などないからです。
あくまでも、方法論の説明です。


そう、自転車を練習するのに、
本と教材を利用したようなもので
す。
それでは、いつまでたっても自転
車には乗れないでしょう。
ましてや、FXの市場は悪路です

山あり、谷あり、違う道を教える
プロありですからね。


ではどうするか。
自分自身のトレード方法を確立す
ることです。
自転車を乗りながら、手を擦りむ
き膝を打ちながら、覚えるしかな
い。
それが出来れば、遠路へも、好き
にサイクリングができます。


決して忘れない。
頭でなく、体が忘れなくなる。
そんな方法を自分で確立する。


_______________


ここからはコマーシャルです。
ご紹介しましょう。
よい方法を。


多くの人に聞くと、損害を出す人
は、次のパターンです。


1、取引単位が大き過ぎる。
  100万円の資金で1回に5万程度
  取引する。
  これはバクチです。

2、外為(FX)業者と契約して、
  翌日から取引を始める。
  取引しながら勉強する。
  悪くはありませんが、おそらく
  自分のトレード方法確立の前に
  大きな損害を出してしまう。

3、感情的な人。
  大きく上がると、出遅れた自
  分に腹が立ち、直に追随する。
  大きく損害を受けると、
  たまらずに、やけになり、
  投売り、投げ買戻しをする。
  購入した価格から下げると
  怖くて、すぐに損きりをする。

4、日々刻々と変化する市場
  を常に見ている人。
  変化を楽しむどころか、心は
  穏やかになれない。
  いやいや、遊ぶ時間も家族と
  語らう時間も、仕事をする時
  間もなくなる。
  これは中毒現象です。

5、恐怖心から取引ができない。
  売買のポイントがわからず、
  値幅が大きく変化しても、
  参加できずに、後で悔やむ。
  あの時参加していれば・・・
  ゲームなら儲けるが、現実
  参加すると損ばかり。


以上。

いかがですか。
理由は、自転車の練習がヘタ、
または練習不足です。


川越芋太郎の推薦は、次の通り。
これは完全にコマーシャルですが、
これから取引するか、損害を出し
ている方は切り替えてください。
下のリンクから入って取引申し込
みが出来ます。








推薦理由

FXナノという取引形態がある。

1、取引が100単位から可能。
  通常は10000単位です。
  1000単位の会社も出てきました。
  ここの会社がオンリーワン。
  
  なぜ、100単位がいいのか。
  はっきり言います。
  習いたての人が一回に5万も投
  入するなど自殺行為です。
  100円(取引通貨で異なる)で
  利益を15円だせる。
  このくらいが勉強で可能。
  一日2回で30円は行ける。
  慣れれば10倍程度も。

  まずは、100円の利益を重ねる。
  それが、自分の道を確立する
  方法です。
  自転車から落ちて学ぶ。
  FXも利益を出したり、損失
  を出して学ぶ。
  この単位なら損害を受けても
  節約でカバーできます。
  心の余裕を失うことはありま
  せん。

2、取引手数料がナノなら無料。
  これは大きい。
  FXは取引手数料がバカになり
  ません。
  小さく儲けることが困難。
  ついつい、大きく儲けなければ
  という意識になりやすい。
  手数料が無料ならその心配は
  ありません。
  手数料、バカになりませんよ。


3、パソコンでも携帯でも取引可能。
  サラリーマンや団塊世代には
  嬉しい。
  (他社でも最近は多いが)
  はっきり、言います。
  日々刻々と移り変わる画面を
  見ているようでは儲けは出せな
  い。心の余裕も仕事も満足に
  できない。
  あなたの主たる戦場は仕事や
  家事ですよね。
  朝と夜の2回の取引で十分すぎ
  る利益が得られるでしょう。
  (銀行金利と比較してね。)
  そのための、練習がナノです。


上のリンクから入会していただいた
方は私にメールをいただければ、
その後のFX取引のメール相談を
受け付けます。
もし、よろしければですが。
(笑)
1000円の証拠金で取引できる会社
など他にはありませんね。


次に、なぜFXをするのか。
その理由です。


これは学生さんも考えてください。


1、日本経済は構造転換の時期に
  来ている。
  いまだに工業社会の夢を抱く
  人々が多い。
  これからは、金融と最先端
  技術でしょう。
  大量生産の安価な利幅が薄い
  商品は中国・インドなどの
  新興国には勝てない。
  日本にはいまやすごい資源が
  眠っている。
  「円」世界最強通貨です。
  ドル建て・円建て含めて
  世界一の債権国です。
  輸出で稼ぐ以上の収入が金利
  収入としてある現実を理解
  しましょう。
  日本の黒字はなくならない。
  世界中に貸し付けた債権が
  焦げない限り。
  (デフォルトで焦がそうとす
  る諸外国が多いですね。)
  デフォルト=日本の損失で
  あることを学びましょう。
  同時に、ドルの暴落は日本の
  債権が紙くずとなる瞬間で
  ありましょう。

2、日本人は「金」の話をすると
  嫌な顔をする。
  表向きは「金」にこだわる人
  を軽蔑する。
  その実、「金」は不可欠。
  株やFXが一般的でないのは
  ここに原因があるのでしょう。
  しかし、将来、一億総投資家
  時代を迎えたら、どうします
  か。
  銀行の金利を見てください。
  明らかに、皆さんからお金を
  合法的に奪っています。
  金は利益を生みます。
  その利益を預金者にはビタ
  一文払わない。
  これが今の日本の銀行です。
  儲かるクレジットを吸収し、
  自己肥大を続けています。

3、FXは欧米や諸外国を知るに
  は非常に良い手段である。
  何より新聞をよく読む。(笑)
  興味が出てくる。
  実は、それ以上に日本人以外
  の人々の思考回路に触れる
  ことができる。
  ゼロサム世界を体験し、
  砂漠の民、肉食動物の世界を
  体験し、日本人の心を鍛える
  よき手段である。
  かれらの思考は、
  「徹底的に奪い、容赦なく
  叩く。」
  これがFXの世界観、そして
  現実の政治経済の世界です。


いやになりましたか。
日本人には辛い世界です。
しかし、これを知らずして諸外国
と付き合うなど100年以上も早い
といえまう。
英語がどうのという問題以前です

脳の構造が違うのです。


そう、あのミスター円こと榊原
英資氏の本にこんな本がありまし
た。
「日本脳」改造講座
機会を改めて、内容をご紹介しま
しょう。


平成23年7月23日 川越芋太郎

美の壺:窓⇒窓の美

2011-07-17 09:05:45 | 美の番組紹介
美の壺:窓


今回の美の壺は、窓の美です。
窓の奥深い美、味わいを
堪能しましょう。



<美の壺1:窓が建物の個性を表す>


豊島区の自由学園明日館
こちらの窓は、6mの壁に対する大きな
窓が特徴です。
五角形の柱・窓枠がつくる幾何学的な
文様が独特の味わいを醸し出します。


これは、フランクロイド・ライトの作品
です。
そう、20世紀を代表するあのライトです。
彼がこだわった窓、
建物全体の基本に窓を添えています。


建物の設計段階から窓の個性を表現した
のはライトだけではありません。
ジョサイヤ・コンドルもそのひとりです。


東京駅の三菱一号館
三階建ての窓をご覧下さい。
各階ごとに違う窓
上に行くに従い窓が重厚になります。
見る人の視線を上に上げる。
建物に威厳を与えようとしています。


あの時代は、欧米に追いつこうと懸命に
なっていた頃です。
世界に伍してゆこうとするプライドと風格
が感じられます。


国立図書館書庫も窓が建物を象徴する。
書物という当時は貴重なものが保管されて
いた。
鉄扉と厚い壁を象徴する作りは、鉄壁の
防災と防犯の守りを語る。


鴎外や一葉も通った館、
本が貴重であった時代を彷彿させる。



<美の壺2:窓が風景を生けどる>


窓も西洋と日本様式では異なる。
日本=和と言葉を変えます。
和の窓を本当に感じられるのは家の中に
入らなければ味わえないという。


詩仙堂もその一つ
こんな言葉がある。
「庭の美しさを味わうなら、庭から離れて
みることも必要である。」
窓が空間を切る


窓枠、鴨居、敷居で切り取る庭の美
窓の語源である「間戸」はここから
来たという。


切り取るという意味では丸窓は象徴的で
ある。
奈良の円窓帝や京の光明院
円窓が切り取る風景という絵画
日本の美とは何とも深遠であるのか。
和の微妙な風流とも言える美を堪能
してください。



<美の壺3:窓が演出する光を味わう>


窓の重要な役割には別の側面がある。
それが光を取り込むこと。
欧州では、教会建築に代表される光の演出
が優れていた。
ル・コルビジェの光の教会もその一つ。
強弱の光の演出は荘厳さをもたらしている。


日本でも茶室に光の演出を見出せる。


伝統的な茶室では、初めから閉められた
窓から始まる。
暗闇に一つの窓から薄明かり。
主人と釜を照らし出す。
序々に外部のすだれが巻き上げられて
光がこもれてくる。
庭の緑と光
内部の一つ一つが暗闇からあぶりだされ
客の脳裏に印象付けられる。


一期一会の出会いは、明暗のコントラスト
により人間五感に印象付けられる。



いかがでしたか。

窓、それは建物を特徴づける大きな要素で
あることが判明しましたね。
鳩山邸に代表されるように、住人の生活から
好み、そして生き様まで語るかもしれない。


これで一つ、楽しみが増えました。
建築物を見る目線がまた一つ増えましたね。

写真を撮る場合にも参考になりますね。


平成23年7月16日 川越芋太郎



番組ホームページには放映されなかった
映像が一部みられますよ。

参考:美の壺

美の壺製作者一同様、がんばれ!

2011-07-10 13:45:44 | 美の番組紹介
夏ばてなのか?
はたまた、予算削減か!
最近 美の壺の再放送が多い。
単に、アンコール希望が多いならいいのだが。


アンコールされた最近の番組について、
かつて私が掲載したブログを紹介します。


1、ドールハウス 平成23年12月12日作成
  

2、熱帯魚 平成23年7月3日作成
  

美の壺:湘南の邸宅

2011-07-09 17:46:32 | 美の番組紹介
美の壺:湘南の邸宅


湘南といえば、以前番組で湘南海岸
を解説していました。
湘南海岸=湘南ではなりません。


本日は、一般的に湘南地方と呼ばれ
る海と山の一体的雰囲気のある
小田原から横浜にかけての相模湾岸
の「建物探訪」です。


他の番組ですが、渡辺篤氏の建物
探訪も興味深いですね。



<美の壺1:客をもてなす湘南の古き技術>


湘南地方の建物の多くに、「邸宅」
と呼ばれる明治以来の建物群がある。
時の政財界の重鎮達が成功と夢を
かけて建設したのですね。
(昔、若い頃に読んだ小説の黒幕は多くが
湘南の邸宅住まいでしたね。)


茅山荘は畠山氏が古い古材(三軒分)
で建築した見事な日本風と明治の
モダンが融合した建物です。


地元の材料と地元の技術で作り上げる
地元経済や地域発展、文化育成にも
多大なる貢献が感じられる。


箱根に残る寄木作りはこうして、現代に
継承されたのでしょうか。


明治においては、「西洋」とう鍵が
不可欠です。
西洋的成功を収めた
西洋的建物や別荘とう考え方
具現化したのが、政財界や元華族の
人々でした。


今で言うハイソな人々でしょうか。
それゆえに、湘南というとハイソな
響きが今も残ります。


だが、単なる西洋の模倣ではなく、
地に足の着いた建築が多い。
それは、「粋」と「心意気」を示す
道具としても建物が重要であった。



大倉喜八郎の別荘(あの人物)も山県
の別荘の向かいに建築、政治経済(仕事
)でも、プライベート(当時この言葉
が正しく具現化されたとは言えないが)
もご近所付き合いがなされた。
ま、「別荘村」という政財界文化人の
一大社交場と化していたのかもしれない。


(ここでは、別荘と邸宅をごちゃまぜに
記載します。
彼らには、邸宅といってもいくつか存在
するわけで、その意味では別荘かも
しれないのですから。)


趣味や趣向を凝らし、文化面での己を
アピールする建築でもあったようだ。
いわば教養ですね。
金だけでなく、高い教養やユーモアーを
取り入れた。



<美の壺2:溢れる光の意匠をみよ>


地形を十分に生かした建物
新しい文化を移築しようとした建物
があります。


前者は小田原の白の見張り台に建築した
緑の安らぎと見晴らしを最大の売りと
した和洋の建築です。
無論、古木を利用した建築様式も文化的
に価値があります。


後者は、竹田の宮様のお宅
あのブルキの北原さんが現在の主です。
雑誌にもよく紹介されてますが、
海とヨットと別荘を謳う、地中海風
イメージを当時の湘南に具現化したかった
のでしょうか。


どちらにしても、あるれるばかりの持ち主
のイメージがそこにあります。


湘南といえば、海と迫り来る山の緑が
際立つ地形です。


これを生かした建物が魅力ですね。



<美の壺3:光や風を味わう離れ>


明治から昭和にかけて湘南も文化人の
居住が目立ちました。
竜馬の同僚であった元土佐藩士の田中氏
が建てた邸宅はまるで帆船風です。
当時の帆船をイメージしたのでしょうか。
95歳で施主ですから、おそらく、回顧の
情が建築理由でしょうね。


また、文化人といえば、多くの作家の別荘
があります。
作家といえば、「緑」が大好きのようです。
里見惇氏も日本画の山口氏もともに緑の中
での活動を好んだようですね。



しかし、芋太郎のような庶民には縁遠い
湘南の別荘です。
ま、住めないけれども、見ることはできる。
・・・その程度ですが。


津波や大雨による崖崩れは心配ないので
しょうか。
昔、鎌倉の大仏まで津波が押し寄せた記録
があります。
土砂崩れの新聞記録は少ないですね。
地盤が硬いのかもしれません。
何しろ、鎌倉幕府や北條早雲の小田原の
土地ですから。
(ご存知の方は教えてください。)



平成23年7月9日 川越芋太郎


美の壺:馬

2011-07-04 10:50:56 | 美の番組紹介
美の壺:馬


馬、美しさで人を魅了する。
馬の何処にその魅力があるのだろうか。


綺麗
かっこいい
かわいい
スタイリッシュ


こんな言葉が巷で馬に与えられる賞賛
の言葉ではないだろうか。


番組では、3つのポイントから馬の魅力
を教えていただけます。



<美の壺1:躍動する筋肉美>


スタイルの重要な要素となるのが、
筋肉美であるという。
ギリシャ彫刻と馬の共通点は、
メリハリのある筋肉の構成
形の美の極限的美しさ
それが、躍動感を表現する筋肉にある。


馬の場合は、後ろ足の付け根(=トモ)
に極められる。
後ろ足が馬のスピードを生むと言える。
馬のスピードは後ろ足、前足でバランス
をとる。


サラブレッドに代表されるナイスバディー
はどうやら人間の力に負うところが多い。


300年に及品種改良、後ろ足を鍛える為の
訓練、などなど。
まさに、人工美でもある。


そうそう、よく競馬でみる馬の走りも
若馬と訓練された熟練馬の違いを見さて
くれる。



<美の壺2:輝く毛づやを味わう>や


馬の毛並みと色も馬の魅力である。


栗毛・鹿毛・黒鹿毛・芦毛


色は刻一刻と変化する。
成長とともに変化する芦毛という種類も
いる。


どの毛並みの馬でも、馬には特有の光沢
がある。
「毛づや」と呼ばれ、馬の汗と常日頃の
手入れにより生み出される。


体調の良い馬は毛づやがいい。
よく競馬の場に馬みせがあるが・・・。
なるほど。


馬の体毛は流れるように生えている。
その流れにそって、ブラッシング。
気持ちよいブラッシングは、馬の体調を
向上させるのだろうか。


丹念なブラッシングや人が語りかけること
でのストレス解消、愛情の享受など、
プラス効果がさらなる毛並みをまし、
光沢を導く。


さて、この毛づやが最も美しいのが朝一番
だ。
6時ごろの日の光を浴びて、影と光の
コントラストが最高であるらしい。



<美の壺3:感謝を込めて馬を愛でる>


昔の農耕地では、人馬一体の生活が常で
あった。
番組での南部地方での1つ屋根の下で家族と
生活空間を供にする。
人間と馬の双方に家族としての愛情が生まれ
育つのだろう。


馬は農業や林業には欠かせない動物であった。
それゆえに、人間と生死を供にする意識が
生まれ、家族観となったのだろうか。


人は、馬への感謝を込めて、馬を飾ったと
言われる。
まるで、我が子の七五三の祝いのように。


知人に乗馬をされる人物がある。
なんとも礼儀正しい。
言葉も然り、姿勢もしかり。
馬と接する人物は違うものかと思う。
人への感謝も表現上手である。


人が感謝する心をもつ動物でよかった。
馬を愛でる文化があるところ、感謝の美学
あり。
そう思える番組であった。


平成23年7月1日 川越芋太郎


追伸
パソコンが壊れて、修理やらデータ移築で
相当の時間がかかり、ブログ掲載が遅れて
申し訳ありません。
今後とも、よろしくお願いします。


はじめよう!乗馬―DVDで学ぶ・乗馬の教科書 (よくわかるDVD+BOOK)
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芋太郎のtwitter

プロが選ぶケア製品

健康が気になりだしたら、まずこれですね。

健康が気になりましたら、まず実践。 股関節の重要性が良くわかります。 私も「股関節を大事にしている」派です。
「老けない体」は股関節で決まる!
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