震災による電力危機には都市緑化が鍵
東日本大震災による原発事故は、既
に3ヶ月経過し、夏場の電力需要期
への対応が迫られている。
節電だ、節電しかない!
この声が日本中を席巻している。
しかし、節電だけで本当に解決する
のであろうか。
そこで、少し震災前に振り返ってみ
たい。
都市緑化という企てが成功したのか。
結論からいえば、成果は芳しくない。
なぜか、一定のスピードで都市緑化
が進められている。
これは行政の努力であろう。
これは認めてあげたい。
しかし、ヒートアイランド現象の速
度は右肩上がりだ。
東京のヒートアイランドは毎年3度
上昇し、世界の大都市でも群を抜い
ている。
地方行政による取り組みは評価でき
といえる。
しかし、国の取り組みは最低だ。
ここに一例を引く。
(国会議院と国政官僚は崩壊だ)
道路の街路樹の問題。
この街路樹は、多くの効果が期待さ
れている。
緑化による温度効果、グリーンによ
る心理的効果、都市開発力という企
画の効果などがある。
だが、私の周囲を眺めても、悲しい
ばかりの結果である。
街路樹の目的が曖昧なままに街路樹
を植えている。
私の周囲の街に目を向けるとケヤキ
並木が眼を引く。
大きな樹木が続く、ケヤキ並木は、
その下を通行する人々に日陰とオゾ
ン提供し、安らぎの空間を提供して
いる。
都内での神宮や表参道同様、埼玉の
オリンピック道路やふじみ野駅前の
通りが好例としてある。
だが、多くの都市では、裸に伐採さ
れた街路樹が多い。
それは、枯葉対策や交通安全という
名目で伐採され、小さな裸同然にさ
れてしまった街路樹が多い。
日本の道路行政のお粗末さが理由だ
。道路行政の改正をしない政治家の
責任でもある。
枯葉や交通安全が最優先なら、初め
から街路樹など植えるなといいたい
。
経費の無駄だ。
植林の無駄、整備の無駄。
無論、私は街路樹賛成派である。
日本には法律の規制が多すぎて、何
らの行動に移せないことが多い。
街路樹には一定の土地が必要とされ
買収にもでが断たず、大きな木が
植樹されることはない。
屋上緑化もその一つである。
現在、多くの地方自治体で新規ビル
の建設には義務付けられている。
しかし、日本の建物の多くは、新規
ビルではない。
既存のビルの屋上緑化が進まなけれ
ば効果は知れている。
既存の建物の屋上緑化を妨げるのは
無論、高いビルの安全性確保を謳う
建築基準法だ。
古いビルでは安全基準を満たせない
。重い土壌をビルの屋上に乗せられ
ない。
どうやら、日本の行政はチグハグだ
といえる。
地方行政で推進が図られているが、
国の行政では依然として、古色蒼然
の法律が巾を利かせている。
改正する気配も薄い。
ここに国政に関する政治のお粗末さ
が見える。
では、このまま手を拱いていて、
他人事としていいのだろうか。
実は、我々個人に出来ることが多い。
以下、事例を引用する。(一部私の
考えも入れます。)
1、出来ることから始めよう。
2、マンションの緑化を図れ。
既存マンションは屋上緑化より
側面力緑化が鍵だ。
ベランダの緑化や壁の側面緑化
は個人や組合の力で可能だ。
3、駐車場の緑化を図ろう。
コンクリートの駐車場は車に
よいと思われるが、さにあらず
熱は車にも良くない。
ましてや、注射中の社内温度は
50度を超える。
当然、利用するにはエアコンを
ガンガン掛けるだろう。
燃費は悪いし、排熱も鰻昇り。
前面を緑化しなくてもできる。
ようは工夫しだい。
4、個建て住宅は、壁面と塀がミソ
個建て住宅の多くは傾斜と木造
建築が多い。
屋上緑化には向かない。
コンクリート住宅の方は別。
そこで、考えるのは、壁と塀。
昔、子供の頃、塀と言えば、
板塀か生垣だった。
そこで、一番多いブロック塀を
緑の壁にしませんか。
私の近くには好例があります。
(笑い)
5、田んぼや鎮守の森、空き地の
見直しをしよう。
コンクリート舗装率とヒート
アイランド効果は比例するとい
う現実がある。
舗装は便利で効率的であるが、
自然にも人間にもよくない。
車社会の見直しが目前に迫る
思いがする。
実は温度を下げるには緑以外に
大きな効果がある2つの鍵があ
る。
水、風である。
風水ではないが、水と風は大き
な効果をヒートアイランド対策
にもたらす。
雨水を貯めて、打ち水に利用す
なども小さいが効果がある。
ぜに、各人で検討したい。
太陽光パネル設置と目的に田圃
や空き地をコンクリートにして
利用しては意味がない。
注意されたいものだ。
以上、観てきたが、実は行政でも
個人でも出来ることは多い。
しかし、他人事で来たことがこの
ヒートアイランド現象が止まらない
理由の一つであろう。
震災でみるように、政府は当てに
ならない。
住みよい街を構築するのは、住民
以外ない。
独り一人の工夫と努力が不可欠で
はないでしょうか。
我が家のベランダグリーン化は、
今年も効果が出てます。
いまだクーラーは利用していませ
ん。風がベランダの緑を刺激し、
よしづを通して、空気が室内に流れ
室内温度を下げてくれます。
(我が家の場合、目前に公園がある
ことも効果が高いのですが。)
では、以下私が見つけた緑化を写真
で紹介します。
参考文献:ヒートアイランドと
都市緑化(山口隆子)
一度読んでみてださい。
平成23年6月26日 川越芋太郎
東日本大震災による原発事故は、既
に3ヶ月経過し、夏場の電力需要期
への対応が迫られている。
節電だ、節電しかない!
この声が日本中を席巻している。
しかし、節電だけで本当に解決する
のであろうか。
そこで、少し震災前に振り返ってみ
たい。
都市緑化という企てが成功したのか。
結論からいえば、成果は芳しくない。
なぜか、一定のスピードで都市緑化
が進められている。
これは行政の努力であろう。
これは認めてあげたい。
しかし、ヒートアイランド現象の速
度は右肩上がりだ。
東京のヒートアイランドは毎年3度
上昇し、世界の大都市でも群を抜い
ている。
地方行政による取り組みは評価でき
といえる。
しかし、国の取り組みは最低だ。
ここに一例を引く。
(国会議院と国政官僚は崩壊だ)
道路の街路樹の問題。
この街路樹は、多くの効果が期待さ
れている。
緑化による温度効果、グリーンによ
る心理的効果、都市開発力という企
画の効果などがある。
だが、私の周囲を眺めても、悲しい
ばかりの結果である。
街路樹の目的が曖昧なままに街路樹
を植えている。
私の周囲の街に目を向けるとケヤキ
並木が眼を引く。
大きな樹木が続く、ケヤキ並木は、
その下を通行する人々に日陰とオゾ
ン提供し、安らぎの空間を提供して
いる。
都内での神宮や表参道同様、埼玉の
オリンピック道路やふじみ野駅前の
通りが好例としてある。
だが、多くの都市では、裸に伐採さ
れた街路樹が多い。
それは、枯葉対策や交通安全という
名目で伐採され、小さな裸同然にさ
れてしまった街路樹が多い。
日本の道路行政のお粗末さが理由だ
。道路行政の改正をしない政治家の
責任でもある。
枯葉や交通安全が最優先なら、初め
から街路樹など植えるなといいたい
。
経費の無駄だ。
植林の無駄、整備の無駄。
無論、私は街路樹賛成派である。
日本には法律の規制が多すぎて、何
らの行動に移せないことが多い。
街路樹には一定の土地が必要とされ
買収にもでが断たず、大きな木が
植樹されることはない。
屋上緑化もその一つである。
現在、多くの地方自治体で新規ビル
の建設には義務付けられている。
しかし、日本の建物の多くは、新規
ビルではない。
既存のビルの屋上緑化が進まなけれ
ば効果は知れている。
既存の建物の屋上緑化を妨げるのは
無論、高いビルの安全性確保を謳う
建築基準法だ。
古いビルでは安全基準を満たせない
。重い土壌をビルの屋上に乗せられ
ない。
どうやら、日本の行政はチグハグだ
といえる。
地方行政で推進が図られているが、
国の行政では依然として、古色蒼然
の法律が巾を利かせている。
改正する気配も薄い。
ここに国政に関する政治のお粗末さ
が見える。
では、このまま手を拱いていて、
他人事としていいのだろうか。
実は、我々個人に出来ることが多い。
以下、事例を引用する。(一部私の
考えも入れます。)
1、出来ることから始めよう。
2、マンションの緑化を図れ。
既存マンションは屋上緑化より
側面力緑化が鍵だ。
ベランダの緑化や壁の側面緑化
は個人や組合の力で可能だ。
3、駐車場の緑化を図ろう。
コンクリートの駐車場は車に
よいと思われるが、さにあらず
熱は車にも良くない。
ましてや、注射中の社内温度は
50度を超える。
当然、利用するにはエアコンを
ガンガン掛けるだろう。
燃費は悪いし、排熱も鰻昇り。
前面を緑化しなくてもできる。
ようは工夫しだい。
4、個建て住宅は、壁面と塀がミソ
個建て住宅の多くは傾斜と木造
建築が多い。
屋上緑化には向かない。
コンクリート住宅の方は別。
そこで、考えるのは、壁と塀。
昔、子供の頃、塀と言えば、
板塀か生垣だった。
そこで、一番多いブロック塀を
緑の壁にしませんか。
私の近くには好例があります。
(笑い)
5、田んぼや鎮守の森、空き地の
見直しをしよう。
コンクリート舗装率とヒート
アイランド効果は比例するとい
う現実がある。
舗装は便利で効率的であるが、
自然にも人間にもよくない。
車社会の見直しが目前に迫る
思いがする。
実は温度を下げるには緑以外に
大きな効果がある2つの鍵があ
る。
水、風である。
風水ではないが、水と風は大き
な効果をヒートアイランド対策
にもたらす。
雨水を貯めて、打ち水に利用す
なども小さいが効果がある。
ぜに、各人で検討したい。
太陽光パネル設置と目的に田圃
や空き地をコンクリートにして
利用しては意味がない。
注意されたいものだ。
以上、観てきたが、実は行政でも
個人でも出来ることは多い。
しかし、他人事で来たことがこの
ヒートアイランド現象が止まらない
理由の一つであろう。
震災でみるように、政府は当てに
ならない。
住みよい街を構築するのは、住民
以外ない。
独り一人の工夫と努力が不可欠で
はないでしょうか。
我が家のベランダグリーン化は、
今年も効果が出てます。
いまだクーラーは利用していませ
ん。風がベランダの緑を刺激し、
よしづを通して、空気が室内に流れ
室内温度を下げてくれます。
(我が家の場合、目前に公園がある
ことも効果が高いのですが。)
では、以下私が見つけた緑化を写真
で紹介します。
参考文献:ヒートアイランドと
都市緑化(山口隆子)
一度読んでみてださい。
ヒートアイランドと都市緑化 (気象ブックス) | |
山口 隆子 | |
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平成23年6月26日 川越芋太郎