公開講座から学ぶ:
ホテルとホスピタリティ(おもてなしの心)」
帝京大学河野正光教授
秋の公開講座に参加してきました。
結構各大学の公開講座には顔をだします。
大学時代を懐かしみながら、学生気分を満喫
します。
さて、本日は河野先生にお世話になりました。
以下、皆様へご紹介します。
内容は皆様と共有してこそ、先生もお喜び
いただけると信じて。
とはいえ、そのままレジメを複写しては恐縮
ですので、川越芋太郎流にアレンジさせて
いただきます。
2時間をギュと圧縮して、お届けします。
<おもてなしの壷>
<おもてなしの壷1>
手始めは自らの心の余裕
おもてなしというと、さぞかし特別の事
をしなくてはと考えがちです。
しかし、実はまず、自分の心と体を美しく
することからスタートしよう。
ホスピタリティ(Hospitalisというラテン
語が起源)のHoは何を意味すると思いま
か?
暖かく包む」とう意味だそうです。
暖かい暖炉とベッド、暖かい心でお世話
をする。
それが転じて、ホテルや病院になった。
聖地巡礼の過程で各地に生まれた。
さらに、すすんで、家庭や家もHOで始ま
ることを指摘されています。
私たちが忘れてしまいがちな過程・家の
重要性とその形が想像できますね。
「暖かく包む」
それが言語です。
忘れていませんか。
日々の忙しさのために。
<おもてなしの壷2>
おもてなしは、ともに満足することから
始まる。
サービスとは異なることを意識しよう。
欧米では、サーブとは、仕えるという意味
しかし、日本では無料の行為となってしま
います。
どちらも、正確な「おもてなし」ではない。
先生の言われる「おもてなし」とは、
次の言葉に表されます。
WE ARE LADIES AND GENTOLEMEN SERVING
LADIES AND GENTLEMEN.
紳士淑女に奉仕する人でも、行為でもあり
ません。
こちら側も紳士淑女です。
これは気持ちと身だしなみに顕著に現れ
ます。
相手を尊重し、大切にしたいという気持ちが
根底にあり、親切丁寧な行為が生まれる。
へりくだる訳でも、自らを卑下するわけ
でももちろんありません。
むしろ、自らに誇りを持たねば生まれない
諸動作でしょうか。
ちょっと良いたとえがあります。
江戸仕草・・・
雨天のときに、細い道でお互いが傘を傾け
る動作です。
相手のことを考えて、自然に行う。
道路の真ん中を横並びで歩く行為とは
180度違いますね。
そういえば、昔は七三歩きとか蟹歩きとか
いわれました。
知っていますかこの言葉。
特に、若い人たちは?
道路の三割を自分に七割を相手に空ける
相手が通れるように、自らの身を横に
して横歩きをする。
寝台列車の通路で見られる光景ですね。
江戸時代の人々は狭い空間でお互いが
楽しく暮らせる工夫や心構えを習得して
おりました。
すばらしい仕草です。
現代の人々と比較してください。
携帯をしながら階段を下る。
方を怒らせて道をふさぐように歩く。
荷物を足元に置き、通路をふさぐ。
電車でお尻や背中で相手を押しのける。
結果は喧嘩になる。
そしていうセリフは相手が悪いですね。
本当にそうでしょうか。
私たちは江戸仕草を忘れてしまったよう
です。
非常に残念ですね。
これができれば、ホスピタリティの半分
は完成ですが。
目配り・気配り・心配りですね。
では、壺3と奥義は次回にて。(続く)
ホテルとホスピタリティ(おもてなしの心)」
帝京大学河野正光教授
秋の公開講座に参加してきました。
結構各大学の公開講座には顔をだします。
大学時代を懐かしみながら、学生気分を満喫
します。
さて、本日は河野先生にお世話になりました。
以下、皆様へご紹介します。
内容は皆様と共有してこそ、先生もお喜び
いただけると信じて。
とはいえ、そのままレジメを複写しては恐縮
ですので、川越芋太郎流にアレンジさせて
いただきます。
2時間をギュと圧縮して、お届けします。
<おもてなしの壷>
<おもてなしの壷1>
手始めは自らの心の余裕
おもてなしというと、さぞかし特別の事
をしなくてはと考えがちです。
しかし、実はまず、自分の心と体を美しく
することからスタートしよう。
ホスピタリティ(Hospitalisというラテン
語が起源)のHoは何を意味すると思いま
か?
暖かく包む」とう意味だそうです。
暖かい暖炉とベッド、暖かい心でお世話
をする。
それが転じて、ホテルや病院になった。
聖地巡礼の過程で各地に生まれた。
さらに、すすんで、家庭や家もHOで始ま
ることを指摘されています。
私たちが忘れてしまいがちな過程・家の
重要性とその形が想像できますね。
「暖かく包む」
それが言語です。
忘れていませんか。
日々の忙しさのために。
<おもてなしの壷2>
おもてなしは、ともに満足することから
始まる。
サービスとは異なることを意識しよう。
欧米では、サーブとは、仕えるという意味
しかし、日本では無料の行為となってしま
います。
どちらも、正確な「おもてなし」ではない。
先生の言われる「おもてなし」とは、
次の言葉に表されます。
WE ARE LADIES AND GENTOLEMEN SERVING
LADIES AND GENTLEMEN.
紳士淑女に奉仕する人でも、行為でもあり
ません。
こちら側も紳士淑女です。
これは気持ちと身だしなみに顕著に現れ
ます。
相手を尊重し、大切にしたいという気持ちが
根底にあり、親切丁寧な行為が生まれる。
へりくだる訳でも、自らを卑下するわけ
でももちろんありません。
むしろ、自らに誇りを持たねば生まれない
諸動作でしょうか。
ちょっと良いたとえがあります。
江戸仕草・・・
雨天のときに、細い道でお互いが傘を傾け
る動作です。
相手のことを考えて、自然に行う。
道路の真ん中を横並びで歩く行為とは
180度違いますね。
そういえば、昔は七三歩きとか蟹歩きとか
いわれました。
知っていますかこの言葉。
特に、若い人たちは?
道路の三割を自分に七割を相手に空ける
相手が通れるように、自らの身を横に
して横歩きをする。
寝台列車の通路で見られる光景ですね。
江戸時代の人々は狭い空間でお互いが
楽しく暮らせる工夫や心構えを習得して
おりました。
すばらしい仕草です。
現代の人々と比較してください。
携帯をしながら階段を下る。
方を怒らせて道をふさぐように歩く。
荷物を足元に置き、通路をふさぐ。
電車でお尻や背中で相手を押しのける。
結果は喧嘩になる。
そしていうセリフは相手が悪いですね。
本当にそうでしょうか。
私たちは江戸仕草を忘れてしまったよう
です。
非常に残念ですね。
これができれば、ホスピタリティの半分
は完成ですが。
目配り・気配り・心配りですね。
では、壺3と奥義は次回にて。(続く)
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