「美の壺:武将ファッション」 NHK
今回の美の壺は、武将ファッション!
番組では、兜・陣羽織、鎧に的を絞り解説します。
独特の視線で解説する美の壺、今回はどんな壺を披露して
いただけるのでしょうか。
<美の壺1:立てものに武将の心意気あり>
兜の「立てもの」とは、族に言う、兜の前飾りの部分です。
伊達正宗の月や今話題の直江兼継愛の字などが有名ですね。
武将の兜は武将の出世とともに変化もします。
武将は兜の立てものに何を示したのでしょうか。
直江兼継は愛染明王との因果を想定しますが大河ドラマでは
現代風に「愛」を語ります。
さて、実のところはいかに。
例えば、伊達正宗の「月」は欠けたり満ちたりすることから、
「不死身」を主張するといいます。
佐竹義重の「毛虫」は、後ろに下がらない・葉(刃)を食べる
毛虫から、「勇猛果敢」を主張しております。
どちらにしても、戦場で目立ったでしょうね。
主君へのアピールや逆に臣下にその存在をアピールしたとも
考えられるといわれます。
変わり兜といえば、織田信長。
その流れを汲んだ、家康もその一人です。
兜の「立てもの」が兜や人間から比較して大きく、重く、
動けないのではないかとの考えをお持ちでしょうか。
実は、あれは「外見だけ」なのです。
よく言えば、合理的。
戦場で頭が重く、動けなければ、首を取られて終了ですよね。
「立てまえ」は、そのほとんどの部位が紙と漆で出来ています。
ポキット折れて、安全というわけですね。
<美の壺2:オシャレ合戦は南蛮モードで>
陣羽織の見事さは、是非、本物を見て欲しいですね。
確かに美術館では、色汗しているので、当時の絢爛豪華さは
感じられませんが、その意匠や手の細やかな作業は今でも
驚愕するものです。
素材やその手間隙から考えて、当時でも高価なものでしょう。
文章では表せないので、是非、お近くの方は美術館へ。
遠路の方は、書物や写真、ホームページでご覧ください。
日本の美(最近の復元技術にも)に驚きますよ。
番組では、スペイン・ポルトガルからの輸入ものとして南蛮物を
紹介してくれます。
陣羽織は、一つには「財力」の誇示でもあったのですね。
秀吉の陣羽織はなんとペルシャ絨毯が素材です。
その発想も貫禄勝ちですか。
<美の壺3:見た目で脅す鎧力>
井伊の赤備えとか井伊の赤鬼とか言われて名を馳せた井伊家。
戦場での心理戦を巧みに利用した合理主義の結果であるという。
「赤」は自らの戦闘モードを高めるとともに、相手に対しては
火の大軍として恐怖を醸し出す。
戦場心理の極意であるという。
素人考えでは、目立ちすぎて、狙われやすいと考えるが(笑)。
しかし、鎧兜一式を身に着けた武士ほど、気持ち悪いものはない。
この世のものとは思われない無気味さが漂う。
その最たるものが、当時は、西洋甲冑ではなかったのか。
鉄砲の弾をはじき、立ち上がる武者は、まるで死人軍団。
井伊の赤に対する「黒」の武者。
暗闇でであったら、現代人はさぞかしぞっとするだろう。
最後に兜交換の話にふれています。
当時は、首級といい、手柄は首をとって見せた時代。
身分証明書がない時代では、相手の身なりである鎧兜がその身分の
高低を示す唯一の証明書であったと思われます。
命の証明書としての「兜」を交換することは、いかにも武将の
誠実の誓いの証明らしい。
昔の逸話で、新田義貞が討ち死にした折、身分を証明したのが
2本の名刀であった。
おそらく、鎧や兜も同じ意識が合ったはずと考えます。
さて、現代の私達は、どうでしょうか。
成功したら、やはり、バンバンお金を使って、日本経済に貢献する
べきでしょうね。
お金の使い道が株式投資やFXだけというのは、すべて儲けを
自分で独占するというあまり褒められた行為ではないでしょうか。
戦国大名の行動をもう一度、見直すことも必要でしょうか。
そこの、儲けているあなた、社会に少しは還元しておりますか。
(笑)
 | マイスタージャパン 戦国武将 ARMOR SERIES フィギュア 上杉謙信 Aタイプマイスタージャパンこのアイテムの詳細を見る |
 | 戦国武将てぬぐい 粋な歴女の必須アイテム 家紋 幟 グッズ ガチャ タカラトミーアーツ(全6種セット)タカラトミーアーツこのアイテムの詳細を見る |