昨日、本位牌を注文していた仏壇店から、本位牌へ戒名、俗名、享年等の字入れが終わった旨の電話があった。本日、受け取りに行った。呂色塗りの板面に、金色の字が書き込まれてある。呂色(蠟色)塗り、一般的に、乾燥した呂色漆の表面を炭で研いで、磨きをかけた漆器の通称である。会津塗や金沢漆器は、磨いた上に彫刻を施し、または金粉等を撒いて加飾する。そういえば、仏壇用品への漆塗りは、漆工産業の一部となっている。最近はコンパクトな仏壇がはやりといわれるが、仏間もない近代的な住宅では、そうせざるを得ない事情もあり、致し方ない傾向といえよう。
注文してから約10日間で出来上がった。亡き父母を両名で位牌に書き入れることも考えたが、死亡した時期に差があったため、死後に行われる初盆、3回忌、33回忌等の法事では、都合が悪いとの判断もあり、別々に作ることとし、同様な形で本位牌を合わせることにし、両親それぞれの位牌を書き入れた。出来上がった位牌は、字も揃っていて、立派な位牌となった。
来月初旬に予定している亡き母親の四十九日法要は、お骨の埋葬と入魂もかねているので、ついでに父親の位牌も入魂してもらうことにしている。支払いを済ませ、店内商品に目を移すと、らせん状の線香があるではないか、この線香は、12時間燃え続ける。1週間分が入って、1200円と手軽な値段である。平素はそれほど必要ではないが、お彼岸や、お盆などには重宝すると考え、購入することにした。丁度、蚊取り線香を細くしたもので、円錐形上の治具に乗せて使用する。
仏壇店で商品を割引するセールを合わせて行っていた。アンケートに答えると1割引となるといっていた。仏具の割引もあるのかと不思議な気分になった。商品の販売は、考えてみればどの店も同じなので、セールがあるのも頷けるが、今までは考えてもみなかった。どうも安売りにはなじまないとの先入観があったようだ。消費者にとっては当然安く購入できれば良いわけで、これからは先入観を無くす努力をしたい。
四十九日の準備も着々と進んでいる。日常とは異なる行事なので、悔いの残らないように、また、残された家族が行う大切な儀式であることを思いながら、粗相のないように進めていきたい。