鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

秋の味覚

2016年09月24日 00時00分01秒 | 紹介

 朝夕は涼しさを通り越し、寒いぐらいになった。寝具は毛布を掛けている。日増しに秋のおと連れを感じている。これからは生鮮食料品がおいしくなる。収穫の秋とはよく言ったものである。夏場は、暑さを避けるため、涼しげな料理が多くなり、漢方でいわれる体を冷やす料理となるのであろう。又はスパイシーなカレー料理なども食される。

 

 秋に入ると、きのこ類や魚介類が特に美味しく感じる。柑橘類も独特な酸味を持つ果汁が良い。スダチ、カボス、ユズなど刺身にはよくマッチする。身の部分もよいが、皮目に含まれる脂分も独特な香りを持っているように思える。レモンのそうであるが、皮の部分を千切りにし、サラダに混ぜ合わせると、レモンの香りが移り、口当たりもよいようである。柑橘類の皮は、ジャムにもするので、多分皮目が持つ油脂分がジャムに香りを与えていると思われる。

 

 青魚では、サンマが第一に思い浮かぶ、サンマほど市場には出ないが、タカベもこの時期脂がのって美味である。どちらも塩焼きが良いようで、今年は不漁のようである。値段も高いため、毎日というわけにはいかないが、一夜干しにした開きもおいしい。生のサンマより手間がかかっているように思えるが、価格が安定しているし、生より安いのも不思議である。多分開きにすると日持ちがするし、冷凍も可能なのであろう。最近は、握りずしのネタにも使われているが、不漁になれば、サンマも高級魚になるのであろうか?

 

 東北にいたときには、何か集まりごとがあれば、芋煮汁を食する機会が多かった。関東に比べ、牛肉と里芋、ゴボウ、こんにゃくなどの具が入ったしょうゆ仕立ての芋煮汁は体が温まり、この時期は最高の料理である。大鍋で炊き、イベント化しているのも、地元にあった味なのであろう。

 

 果物ではイチジク、カキ、クリ、リンゴ、ミカン、ナシ、ブドウ等が勢ぞろいである。どれも品種改良により進化し続けていて、従来から持っていた本来の味が変わってくる。出荷時期を長めにとり、糖度のコントロールも行き渡っている。あまり品種改良が進むと、従来持っていたエグミや酸味がなくなって、どれも同じようになるのもいかがかなと思っている。品種改良の中には遺伝子組み換えが行われていたりもするので、品質表示には十分に消費者へ情報が伝わるようにしてもらいたい。