秋晴れが続く年もあれば、今年のように、天候が不順な年もありで、今後の台風の影響も心配である。一喜一憂するのは誰しも同じであるが、やはり真夏と違って、朝夕は涼しいと感じている。季節の変わり目は気圧配置が安定せず、その原因は、太平洋からの高気圧の勢力が弱まり、大陸育ちの冷たい高気圧が綱引きを行っていて、境には、前線が発生するので、雨模様が続くようである。丁度この時期は、コメや果実が実るし、台風による被害も発生する。
我が国ばかりではなく、近隣国も台風による被害を受けるし、洪水で孤立する村落も多い。治水対策や、高潮対策など、十分であるとはいえず、集中豪雨による床下、床上浸水の被害もある。今回岩手県や東宝各県に及ぼした豪雨による災害は、手付かずの場所もあり、ラジオから流れるボランティアの募集は、9月の連休を利用するといった試みが聞こえてくる。どうも違和感を思うところであり、災害発生と同時に各団体や、赤十字等で、募金活動が活発となる。
今回の放送も、窓口が社会福祉協議会とされ、ボランティアを応募していたが、災害の後始末は本来、社会福祉事業ではないし、組織的に一本化されているとはいいがたい。社会福祉協議会は一周の民間団体であり、その運営は不透明なところが多い。被害情報を十分把握しているわけではないし、ボランティアのマッチングについても明確な基準はないと思われる。
ボランティアは本来、無償の活動であり、労働等対価を求めるものではなく、滞在中の食事・飲料や宿泊場所についても自腹を切るのが当たり前である。汚れ作業が想定され、水の便も悪いところでは、それなりの衛生対策も必要になる。簡単にボランティアを受け入れることが容易などと担当者は考えているように思え、本末転倒しているといわざるを得ない。実際は、役所が主体的に行うべき事柄であるし、必要ならば、一義的に近隣住民を対象とした募集もあってもよい。東京から交通費をかけるより、ボランティアの負担を最小限にする必要もあろう。
ラジオの呼びかけは、体力的に自信がない者については、募金を勧めていた。何たることか、毎回の恒例ではあるが、募金の収支も公表せずに、募金の在り方についても疑義を持っている。ボランティアが、チープレイバー以下の待遇に公的組織は何も感じないのか、住民のためといって、公務についている者が、率先するのは当たり前である。ボランティアを行う側も、もっと実態を勉強すべきである。