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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

沖縄知事に物申す

2016年09月19日 00時00分01秒 | 提言

  豊洲移転問題の石原前都知事の失言と失態は、いい加減な代表として、その名声は黒く塗られることになる。6年前とはいえ、発言や、支持があったことを否定すれば、批判の矢面になる証である。なんとも不遇としかいいようがないが、猪瀬前知事、舛添前都知事など、なんと情けない都知事を就任させた根本の原因は、都知事選でも明らかな、人気投票の選挙である。以前も大数の法則を披露したが、将に大数の持つデメリットがはっきりしたではないか。民度で決まるといわれる選挙のふたを開けてみれば、その地位にふさわしくない人間を選んでしまう結果になったことである。

 

 大数が持つデメリットとは、大衆の動向を左右し、本来知事にふさわしい人間を排除し、何らかの別の材料が、候補者を当選させるのである。前大阪府知事のノック、青島都知事、何かむなしいが、選んだ都民の胸中は決して穏やかではないはずである。結果、幾ら悔やんだところで、消すわけにはいかない。この傾向はどの県知事選でも同様で、係争中とはいえ、沖縄の知事に至っては、司法が判断を示した係争相手の国側の勝訴を不服として、最高裁へ上告しているが、全くの筋違いで、そのことも気づかずに司法の批判をする行政の県知事であれば、その末路は明らかなことである。

 

 上告は不服ならば手段としてあるが、国を形成する都道府県知事は、あくまでも判決によって、著しく県が不利益を被ると判断される以外は、国の下部組織として、沖縄は司法の判決を真摯に受け取る立場といえそうである。それが嫌であれば、独立の道を選ぶのか、県民の民意が知事と同じ意見であるのか、確かめもせずに上告する愚かさは、すでに知事の職責を逸脱しているといえないであろうか。傍目には、自暴自棄に陥り、抵抗勢力を形成する対面としか見えない。

 

 どう贔屓目に考えてみても今回の判決は高裁において相当重い判断といえる。今や、わがままで子供じみた態度を許すことは、逆に、沖縄県民の利益をないがしろにする暴挙であろう。この係争は今後も続くが、沖縄が特例扱いを受け、基地負担を旗印に、暴言や反対行動を示すことによる揺さぶりをかけ続ける原因は何であるのか、果たして、民意は沖縄県民だけなのか、応援に来た他県の反対派の画策が見え隠れしているようにも見える。

 

 批判は当然あろう、しかし、司法の判決をないがしろにすることが果たして得策かどうか、熟慮する必要はあろう。沖縄だけの問題にせず、全国を巻き込む方策をなぜ行わないのか疑問が沸く。