ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

イスルギ参上

2007年12月18日 23時48分49秒 | 特撮
いきなりですが【電王】見てます。

【風魔の小次郎】よりはまだ長いけど、あとちょっとで
終わっちゃうんですねー。こういうタイムパラドックス
絡んだSFっぽいの大好きなので、【仮面ライダー】って
ジャンルじゃなくっても見ていたと思います。
デンライナー(過去未来を走る電車)とバイクが合体して
巨大ロボに変形! とか見たときにはああもうライダーも
終わりだと心底反発しましたが。

【ゴウカ】とか【イスルギ】とか名前が気に入ったので
あっさりとそのあたりはスルー。イスルギは漢字に直すと
【石動】。グラントータスかと思った。
さすが浦島太郎なウラタロス。亀の字。まんまじゃん。

ちなみに【ゴウカ】は【業火】。後はキンタロスの【レッコウ】
=【烈光】とリュウタロスの【イカズチ】=【雷】。

【石動】と聞くと昔読んだ「花が散る春」「鳥が来る夏」に
出てくる主人公のひとり、【石動水流】を思い出してみたり。

石が動いて水が流れる、そんなインパクトのある名前

角川スニーカー文庫だったかな。イラストはたがみよしひさ。
日常にSFが絡んでるようなお話で、蜜柑山という土地神様の
巫女の血筋の女性・宮根転布子と、竜の眷属らしき家の
跡取りのひとりである少女・水流をそれぞれの軸にして
竜とか宇宙人、時空人が絡んで物語が進んでいくような感じ。
今でいうライトノベルに近いかな。

BLEACHの【石田雨竜】の名前が気になったのもこれの一端が
ありそうな気がする【石動水流】。結界の代わりにポプリを
作りぶら下げる。その下に立つと、薔薇色の流れが落ちてきている
のが判るという水流のエピソード。”死神の霊絡は紅い”と
黒崎一護の霊絡を掴む雨竜のエピソード。

水流とその薔薇色の流れを見て、在る能力が目覚めた青年がいて。
それはともかく【石動水流】という存在は、転布子側の人間の
能力を次々開花させていく特異点でもあって。
【石田雨竜】と死神代行である黒崎一護との出会いの対決が
一護周辺の人間の能力を開花させてしまう流れとかぶるような。
【BLEACH】内での彼もある意味特異点だから。


思い出してくと、結構重なるっぽい部分が多いような気がする。
転布子は、香流コンツェルンと旧華族宮根家の血をひく娘で
同族というか、血のつながりのある人間達と蜜柑山のふもとの屋敷に住む。
その人間のひとり・結崎麻由の親友が水流。それで水流は屋敷に
出入りしていて、そこに住む香流の人間と親しい。

水流は、まだ本編では多くは語られなかったけど、”竜宮”という
転布子にとっての”香流コンツェルン”のようなものの重要部位に
いるらしい。水流を”竜宮”の後継者にしたい竜達と、水流の双子の
弟・水樹を後継者にしたい竜達の派閥があって、水流はそれを嫌悪して
実家を出て寮暮らしをしている女子大生。

転布子をルキアとすれば、彼女の目付役の雫石霖は朽木白哉ですか。
水流を雨竜とすれば、結崎麻由が織姫かな。
名前は忘れたけど、上記の水流で能力に目覚めた青年の母親は
実は別次元の人間という設定もあって。当てはめるなら、多分
その青年が一護っぽい存在なんだろうなって思う。