ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

「リボーン」と「青竜の神話(サーガ)」の相違

2009年04月02日 00時37分43秒 | 自己カルト的
最近、「リボーン」ばっかりですが、「八犬伝」でめぼしいことが無いので
これは仕方ないというか。なんというか。
勢いあまって「限定発売リボーントランプ」にまで手を出してしまって
どうしましょう、ってな感じですが。

「八つの人格入れ替わりの八犬士の少年主人公」とか、
「人間に変身する犬が八匹の八犬伝」とか、
「小悪魔AGEHA嬢が八犬士」とか
そういう奇抜な「八犬伝」読みたい感じです。

つか。
「東方八犬異聞」の荘介が「赤々丸」の赤々丸&白々丸っぽくなって
本編読むのからちょっと離れたくなって昔の本棚から「赤々丸」
引っ張り出して読んでみたりして。読んでみたら読みにくいけど
やっぱり「赤々丸」は自分的には面白くて。
内田美奈子氏が八犬伝描いたら、とんでもなくSFで現代的でシュールで
破天荒な内容になるんだろうなと一人勝手に思ってみたり。

BLルチル文庫で「しもべと犬」の続巻、「茨姫は犬の夢をみるか」も
出たけれどまだ未読。信乃と同じような、或る能力を特化させた「犬人間」
が出てくるっぽいですが、「八犬伝」とは特に関係ない名前らしいので。

で、「リボーン」。
今は「未来編」と称して、現代の主人公達が約10年後に飛ばされて
いろいろ謎を解きながら戦って自分達の世界へ戻ろうとして
奮闘しているところなのですが。うーん、「CUBE」みたいな敵基地だなとか
現代の少年ツナ達と入れ替わった大人のツナ&守護者達はどこに
行ってるんだろうとか。それよりも、未来へ飛ばされていきなり
自分は殺されて死んでいるなんて言われたツナと未来のツナの存在が
気になります。

ネット散策したら「ボンゴレ初代は十代目予定のツナと似ている」ので
「ツナは先祖帰りなんじゃないのか」とか「ツナ=初代なんじゃないのか」
とかいろいろ意見がありましたが、私としては後者をとりたい。
ありがちだけど、そっちの方が面白そう。

未来編にいない大人のツナは、なんらかの事情で自分達の世界よりも
更に遠い過去に飛んで、=初代プリーモとしてボンゴレの能力を受け継ぐ
子孫達を生み出して、来たるべき戦いに備えようとしたとか。

単純にそう考えたら「新・幻魔大戦」の、幻魔に滅ぼされた地球を救うため
超能力者の種を増やす使命を帯びて300年位過去の江戸へと飛んだお時とか。

これのオマージュっぽい「青竜の神話(サーガ)」もそんなお話。
異星人に滅ぼされた世界でただ一人生き残った「時間跳躍者」の青年が、
自分と同じくらい強い力を持った超能力者達を生み出すために江戸時代へ飛ぶ。
額に能力の証である「青竜の紋章」が浮かぶほどの強い力を持った人間達を
より多く生み出し、来るべき時に備える為に。

  1999年、異星人の襲撃により人類は滅亡。たったひとり生き残った
  超能力者の青年は、遥かな過去へと時間跳躍する。遠い未来、異星人に
  対抗する為の”青竜の戦士”を生み出す為に・・・1848年、
  天涯孤独の青年・草壁豹馬は、少女タエを助けたことにより、水無村に
  語り継がれる”青竜伝説”の秘密を知る。
  そして、超能力者・由良との出会い。豹馬は壮大なる運命に巻き込まれてゆく


タイムパラドックスを普通に考えるなら、
「過去へ戻った人間が敵を倒しました。でも、その瞬間から別の世界が
生み出されるので、もといた世界には戻れない上、さっきまで自分がいた
その世界には何の変化もありません」
という理屈。

「青竜の神話」は、その超能力青年が順調に子孫を残しているらしく
「時間跳躍者」のタエ、「瞬間移動」の蝶子、「念動力者」の竜次などが
主人公・草壁豹馬の運命に絡み、同時に遠い将来地球を滅ぼす宇宙人の子供
で超能力者の由良ともそうとは知らずに行動を共にすることになり。
大人のタエが少女のタエに託した赤ん坊の額には”青竜の紋章”が・・・。


先祖帰りというよりも、「時間跳躍」の手段(10年バズーカ)があって
それを生かすなら、未来のツナは殺されたと見せかけて、なんらかの方法で
遠い過去へと跳んで、初代となって、力のあるボンゴレファミリーを
生み出していって・・・未来にいる獄寺君や山本、雲雀達を救う方法として選んだ。

・・・としたら、悲しいな。
もっと単純に考えるなら、ボンゴレの、というかツナが死んだら
守護者リングも力を失うとかだとか。まぁジャンプだからそれはないか。
エニクス系ならあるかもしれませんが。