【伏 少女とケモノの烈花譚3】
原作:桜庭一樹 著
『伏 贋作・里見八犬伝』(文藝春秋刊)
作画:hakus
脚色構成:続真琴
”伏姫”は俺が斬る
3巻の表紙は信乃。
そして、帯には【伏】版信乃ボイスの宮野真守さんが登場。
時間的には、浜路が山を降りてくる前の出来事が中心となり
現八と道節の因縁因果、その過去からなる村雨丸と現八の今、
道節と船虫と力次(力二に非ず)の三角関係がそれぞれに明かされる。
人と伏の間にある溝。
人と伏が同じになればいい。
そうする為にはどうすればいい?
浜路の問いかけに信乃は答える。
人間を全て伏と同じ獣に堕とす
八犬士の名を持つ伏達を胎んだ伏姫を斬る
”伏姫”は”南総里見八犬伝”に出てくる守り神。
伏狩が始まってからは伏を英雄視しているとして出版停止。
作者は曲亭馬琴。
牡丹の痣を持つ人間”伏”と幼少馬琴の出会い。
盲目となってからも、出版停止となっても物語を紡ぐ馬琴の静かな執念。
その祖父から贋作と罵られながらも馬琴の物語を越えようと
浜路や信乃達、実際の人物を操りながら新たな筋書きを作っていた冥土。
信乃を止めたいのなら聞けと冥土は浜路に語り始める。
”贋作・里見八犬伝”
むかしむかしのまたむかし…