魔空間にて「黄金城」を封じ続ける伏姫の元に導かれる8人の若者。
そして「黄金城」に翻弄される戦国の世の八犬伝の物語。
□ 八犬士 □
(仁)犬山道節
・並外れて強力な気合と体力で打ち放つ「こっぱ微塵斬り」によって魔物を
なぎ払う野生溢れる猛犬士。黄金城を探し求める途中で信乃と出会う。
(義)自雷天
・あらゆる武器・戦艦の予知夢を見、それを作リ出す発明の能力を持つ。羽柴
の軍艦を出航させる鍵となる「黄金の僧」との出会いを待っていた。
(礼)張犬老
・自称・落ちこぼれダメ仙人。風水術を使い邪気を払う。大陸から流れて波間に
漂っていたところを自雷天の軍艦に拾われる。人を惑わす言動多し。
(智)ペトロバ犬塚
・御者の黒人青年ロボと共にキリスト教布教の旅を続ける混血の青年宣教師@
エクソシスト。長剣と十字架、聖水を使い悪魔払いの術を使う。
(忠)乱元坊
・酒を飲み、女を好む生臭坊主だが、生まれつきの風水師としての資質はかなりの
高レベル。魔界と化した土地で魔物たちの動きを読む。
(信)上杉謙信
・戦国大名の一人でありながら、影武者を国に置き、自らは「無双坊犬美」と
名乗る旅の僧となって魔物に対抗する為の手段を整える、男装の麗人。
(孝)犬塚信乃
・まだ少年らしさの残る最年少犬士。まっすぐで勇敢な性格。家に代々伝わる家宝
「村雨丸」を持ち旅を続けながら、母のような伏姫を誰よりも慕う。
(悌)王犬丸
・人一倍の優しさが災いし、魔物に取り憑かれ明智光秀の手下となって七犬士を
襲う。武器は巨体と怪力にものをいわせて振り上げる大鎌。
(姫)伏姫
・魔空間にて、実の父親と戦いながら、黄金城を封じ続ける里見の姫。
自雷天、乱元坊、上杉謙信以外が「犬」に字のつく名前。
しかもその内の1名は戦国武将の「上杉謙信」。たくましい美貌の麗人。
8人は生まれながらに持つ玉に導かれて、出会い、魔空から出現する「魔」と
戦いながら、戦国の世に翻弄されながら強い意思で伏姫の待つ「黄金城」へ向かう。
それぞれに皆、特別な能力を持っているのでけっこう強い。
仙人くずれだったり、風水師だったり、エクソシストだったり。
エロは少ない、けどグロイ。作者が石川賢なので化け物多し。
ラスボスは伏姫の○○○。私の持ってる八犬伝の中では一番凛々しくて
強い伏姫さんです。伏姫というと、どうも好きになれなかったんですが、
この伏姫みたいに八犬士と共に戦う姫ならいいかも。
個人的には「魔空戦記」(#永井豪の「バイオレンスジャック」みたいに、
過去作品のキャラ達で全く別の話が展開していくクロニクルみたいな物語)
にどこかでリンクしていて欲しいなー、と。
「虚無戦記MIROKU」と「魔空八犬伝」が一緒の世界とすれば、
悪の「真田十勇士」VS正義の「八犬士」も夢では無いということで。
「ジェノサイド」の逆バージョンです。実現すれば。
お気にキャラ
ペトロバ犬塚(智)十字架と聖水で戦うエクソシスト。