アトリエ39番地  路地裏の小さな庭で

書道と陶芸 そろそろ絵も描きたくなってきました。

時は・・・

2012-03-16 09:38:00 | 本など
何十年も前に、言葉によらない思考をしていたらしい私は
「遥かなノートルダム」という本で
思考は言葉によるものらしい、
ということで、とても驚いたのでした。

数十年ぶりに図書館で借りて読んでみると
それらしい部分は見つからず
逆にこんな言葉が見つかりました。

「言葉は思考ではない。」

記憶というのは不思議なものです。
さらにこう続いていたのでした。

「思考がその周囲をめぐり
 定義しようとして
 それに向うものである。」

あれからずいぶんたっていても
相変わらず、理解できない部分が多く
この本に登場する名著の数々も
読むことはなかったのでした。

ただ頭の部分にあるこの文だけは
何十年も前と同じように
心を強くとらえたのでした。
「時は容赦無く過ぎていく。」
あの頃と同じように、いやあの頃よりも一層
時の流れに追いつけず、流される日々なのでした。
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