京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

逆説的に漬けてみる。その1

2016-09-13 19:34:20 | お漬物の話

ずいぶんご無沙汰しておりました。

紫蘇作業も無事に終わり、ひとときではありますが、のんびりとした生活をしております。

この時期の恒例、キッチンしば漬の製造。

簡易漬物器を使っての「しば漬」ですが、こちらの容器は失敗なしの優れもので、

1・5キロ~2キロのしば漬であれば、まず失敗することはないという黄金率を発見しまして、

しば漬を楽しんでおります。

 ←この容器です。

(今年、いろいろあって、この容器をなんと12個も買いました。うち2個が私物。)

初めて「しば漬」作りをしたときは、試行錯誤、ちょっとの変化に驚き、腐ってはいないものか、いちいち心配になっていたものですが・・・

成功するのが分かってきたら、けっこう退屈で、今度は失敗したくなるもの。(違いますか?)

どうすれば失敗するのか考えてみよう、ということで、今年は、逆説的な「しば漬」作りに挑戦してみました。

 

実は、次男の夏休み自由研究のテーマで、とある2種類の「しば漬」づくりをしてみたのです。

そうすると、なかなか興味深いことが分かりました。

*しば漬は、(そのほかの漬物においても、しばしば)塩分4パーセントで漬けるというのが定説ですが、

 塩分が少なかったら失敗するのか?、赤くならないのか?、臭くなるとか?むちゃくちゃ酸っぱくなるとか?

 いったいどうなるのだろう。

と、上記の事柄をテーマに自由研究を行ったのでした。

 

しかし、このとき、あいにく簡易漬物器(上記のような、透明な容器)が手元になく、仕方なく、味付け海苔の容器を使って実験しました。

重石も不安定なものであったため、段ボール箱を支えとして漬け込み、密室での作業となってしまい、全容を知ることが出来ませんでした。

せっかく面白い結果が出たのに、なんだかスッキリしない・・・

 

ですから、今回わざわざネットで容器を取り寄せて、キッチンしば漬で再実験してみることにしたのでした。

2つ容器があるので、2種類のしば漬実験。

赤しそと青しそ。

それぞれのなすび。

 

1、塩分2%のしば漬を作ってみる。味はどんなふうになるのか。

2、青しそを使ったしば漬は、一体どんなものができるのか。青いしば漬ができたら面白いなあ~なんて。

 

2つのテーマに沿って、キッチンしば漬を始めました。

長くなるので、つづきは次回投稿で。

お楽しみに…


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