2月23日の京都新聞にこんな記事が載りました。
普段ならば、たいして読まないであろう記事ですが・・・
「しば漬け」の文字が目に入り、一気に覚醒した私でした
そういえば、おととし位にこの小学校の先生方がしば漬のことを聞きに来られたのでした。
ちょうど私がPH試験紙にはまっていた頃で、自作の拙い実験結果をお見せしました。 以前のブログ
この記事をご覧になった皆様にもぜひお試しいただきたいです!
しば漬は、食べて美味しいだけでなく、育てるのも楽しい生き物なのです。
きっと「しば漬」の始まりは、夏にたまたま家にあった野菜を塩漬けしてみただけでしょうが・・・
すごく合理的な形で綺麗な色に染め上がります。
赤紫蘇は有能ですけど、自分の力だけでは真っ赤になることはできません。
また一緒に漬ける野菜が茄子ではなかったら、たいして赤くならずに平凡だったと思います。
偶然たまたまの始まりだったと思うのですが、本当に神様が結び付けたものなんじゃないか、と思ってみたりもします。
神秘的ですよね。おもしろい!
生野菜は放っておくと腐りますが、しば漬は上手に保存すると長期保存ができます。
火も通していないのに、なんで食中毒とか起こさないんでしょうね。
私が辻しばに来てから、一度も漬物で腹を壊したことはありません。(くさいのもありますが…)
納豆菌などは湯通ししても死なないそうですし、納豆食べてれば、食中毒も防げるそうです。
猛毒のフグの卵巣でしたか、発酵させると食べられるそうですね。ちょっと怖いですけど。
きっとしば漬の樽の中では、まだまだ私たちの計り知れないサイエンスが巻き起こっているのでしょうね。
身近にいながら、それを暴くことが出来ないから、とてももどかしいです。
(私も若!も文系です。せいぜい良さを口で伝えることしかできません。)
うちの子たちの誰かには、ぜひ化学の道に進んで、もっと詳しく調べてみてほしいと思っています。
(日々科学の面白さを「それとなく」吹き込み、すり込んでいますが)
是非、京都(全国でもいいです)の理科教育のプログラムにも組み込んでもらって、興味の出た子たちにしば漬の研究をしてもらいたいです!