日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

でんぼの神様0

2015年09月03日 | Weblog
でんぼの神様

ぎゃー。悲鳴を上げるかわいい孫。
医者は麻酔も打たないで、おしりに出来たでんぼに、太い針を突き刺した。

僕は古くから言い伝えのある、でんぼの神様。石切神社のかみさまのもとへ飛んでいった。
その日は幸運にも、神様がお出ましになる日だった。

受付を済ませて拝殿に上る途中に神様はおいでになった。
緋の袴をはいた五十歳くらいの女性だった。

僕は受付でもらった、孫の生年月日や住所氏名と、でんぼの部位を記した半紙を神様に渡した。神様は右手でまじないをして呪文を唱えた。そして再度神殿でお祈りするように言われた。

お祓いが済んで、帰る時には神殿の前にあるお百度を踏んで1日も早い回復を祈った。あれからでんぼはすぐ直った。
医者は言うだろう。手当や処置が上手だったと。しかし僕はそうはおもわない。此は神様のお陰だ。

あれから7~8年たつが、でんぼは傷跡も残さず、きれいに直った。しかし注射針を刺した時にあげた孫の悲鳴が、今でも心に残っている。痛みが伝わってくる。

でんぼの神様

2015年09月03日 | Weblog
でんぼの神様

ぎゃー。悲鳴を上げるかわいい孫。
医者は麻酔も打たないで、おしりに出来たでんぼに、太い針を突き刺した。

僕は古くから言い伝えのある、でんぼの神様。石切神社のかみさまのもとへ飛んでいった。
その日は幸運にも、神様がお出ましになる日だった。

受付を済ませて拝殿に上る途中に神様はおいでになった。
緋の袴をはいた五十歳くらいの女性だった。

僕は受付でもらった、孫の生年月日や住所氏名と、でんぼの部位を記した半紙を神様に渡した。神様は右手でまじないをして呪文を唱えた。そして再度神殿でお祈りするように言われた。

お祓いが済んで、帰る時には神殿の前にあるお百度を踏んで1日も早い回復を祈った。あれからでんぼはすぐ直った。
医者は言うだろう。手当や処置が上手だったと。しかし僕はそうはおもわない。此は神様のお陰だ。

あれから7~8年たつが、でんぼは傷跡も残さず、きれいに直った。しかし注射針を刺した時にあげた孫の悲鳴が、今でも心に残っている。痛みが伝わってくる。