日々雑感

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赤ちゃんポスト

2017年05月07日 | Weblog
赤ちゃんポスト設置問題が議論を始めたとき、安倍首相は設置反対意見を述べた。

理由は設置することによって、命について安易な考えが広がるからというのが反対の主な理由だった。

この彼の考えを聞いて、僕は失望し反対した。

生まれた子だから、生まれくる子だから、育てたいというのが自然の意思、母性だろう。

その母性と生まれ来る命を、社会的な理由で抹殺して良いものか?彼はすでに政界で重きをなしていた。
彼には命の重みがわかっていないと僕は思った。有力者の発言としては命の軽視と僕には映った。
国民の命についてこの程度の浅さでしか考えていない彼には、口でなんといおうとも、

心の底では国民のリーダーとして一人一人の命の重責への認識が足りない。

要するに彼には命の哲学がないと僕はがっかりした。

これに反して決然と赤ちゃんポストは関係者の努力によって設置されて今日に至り100名以上の命が救われた。

明治時代に大阪駅の近くで、汽車にはねられかけた子供を助けようとして、

踏み切り番が身代わりになって殉職をした。このことを知った国鉄十合総裁と大阪商工会議所会頭の杉道助が顕彰碑を建てた。

生まれ来る命を社会的事情で葬り去るという考えと、この顕彰碑を建てようと考えた人たちの

考えには命に対する敬意の払い方が違う。

国民のリーダーとなる人はどちらの考えをとるべきか。こどもの日の今日考えたことである