玄秀盛 その1
彼の名前は知る人ぞ知る
彼の著書「大阿闍梨酒井雄哉の遺言」
この本を図書館で借りるまで三ヶ月ほどかかった先約者が7,8人いたみたいである
以前彼についての本を読んだことがあるから
無遠慮、思慮もなく本音をむき出しにして、どのように大阿闍梨にぶつけるのか興味があった。
僕はこれこそ人間の現実の世界だと思うので、大阿闍梨の文章の中でピンと来たところを抜書きした。
1,命は与えられるもんや.与えられてイカされているそれが命よ.
2,命は人のために使うもの。お前の命って何か使い道があるはずだ
3,自分が命を活かしているのではなく、命が自分を動かしている
4,後はお返しすることで意味がある。それは生かされているからだ
5,学んだものは詰め込んでおくものとは違う。
死ぬ時には自分の中には何も残っていないというのがいいんだ。
6,結局は我欲ではなく利他行。他人のためにかける欲。これが欲である。
7,人の役に立つ生き方が自分を生かすのや。1000日回峰行を2回行った後で修行をして
その後に来る利他の行
8,仏の修行というものは 自分をどこまで空っぽに無心にできるかということや.
玄さん曰く
1,一事が万事、俺の発想は損得、敵味方、貸し借り、利害に凝り固まっていた。
2,山を降りた俺は有言実行、ゼニ儲けに邁進。聖と俗を往来していた。
3,怒りや憎悪という負の感情を転換するコツもわかってきた
4,金があれば人が集まり人を知ることができると信じていたが、それは逆だった
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