日々雑感

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歌の世界と商業主義

2013年12月03日 | Weblog

歌の世界と商業主義

だいたい今の歌謡界は商業主義に振り回されすぎる。少しでも多く売りたいという発想から、回転のスピードが速い。新曲も3ヶ月経つと、たちまち新曲ではなくなるという。 。

確かに質の悪いものは三月も経てば嫌気がさしてくる。だから次にまたという新曲を出す。粗製乱造なのである。鉄砲も数打ちゃ当たる式でヒット曲を狙うので、とにかく目新しいもの、変わったものだけがクローズアップされて、心を歌う歌なんて問題にされず、どんなに良い歌でも3ヶ月の回転ペースに乗せられて、お払い箱である。

唯一の例外は「花は咲く」である。被災者を勇気つけ、連帯感をつくり上げるこの歌、はNHKで毎日のように放送されているが飽きることはない。。小学生から大人まで、自分も一緒になっていつの間にか歌っている
良い歌を飽きるまで、しつこく繰り返し繰り返しかけて、これでもかこれでもか式で、売り上げを伸ばすことができないものなのだろうか。

今の状態は1種の麻薬現象のようなものである。薬が切れる前に薬を打つ。そんな状況の下で1億総作曲家の名のもとに、駄作が量産されそれが商業上のベルトコンベヤーに乗って世に出て行く。
多様化とか、世の中のテンポが早くなったとか、人はいうが、それは作る側の論理である。いくら世の中が変わったといってもテンポが早くなったといっても、古来人間の心なんてものはそんなに変わるものでは無い。売らんかなと思うからこそ、うわべの模様を変えて次から次へと粗製乱造を繰り返しているだけのことである。

それが証拠にカラオケで歌われる歌を調べてみれば良い。何十年も昔に作られた歌が今もなお、多くの人々によって歌われているではないか。

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