kebaneco日記

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原発に対して意思表示させろぉ~!

2012年01月09日 | 折々の話題
昨日、日経新聞のある記事が目にとまった。

東京電力福島第1原子力発電所の新たな事故に備えた保険について、東電が1月中旬から結ぶ方針だった外資系のエース損害保険との契約を見送ることがわかった。どんな事故であれば保険金を支払うかなどで折り合わなかったとみられる。

原発の事業者は地震や津波による事故で国が補償金を払う保険と、運転ミスなどの事故を対象にした民間保険に加入する。民間保険は損保23社が共同運営する日本原子力保険プールが引き受けてきたが、同プールは福島第1の契約を更新しない方針。期限が切れる15日以降、福島第1は「無保険」となり、原子力損害賠償法に違反する恐れがある。

東電はエース損保との契約に切り替える方針だった。ただ、補償範囲などを巡って原賠法を所管する文部科学省が難色を示したこともあり、契約を見送ることにした。

保険契約が難しくなったことで、文科省は代替措置として保険金額にあたる1200億円を法務局に供託するよう東電に要請。東電は事故の賠償費用が今後膨らむことなどから難色を示しており、週明けに文科省などと対応策を協議する。


昨年性急に事故の終息宣言をしたのは、保険契約を結ぶ環境づくりだったのか。「週明けの対応策協議」ってぇのが気になるものの、このままいけば15日以降は原子力損害賠償法違反になるわけだから、遅れていた東電に対する刑事捜査が開始され、なぜあのような事故になったのか、責任追及が進むことを切に望むkebaです。

さて我が一族、本日市民グループみんなで決めよう「原発」国民投票プロジェクトが行っている署名に行ってきます。

このプロジェクト・グループは現在2つの活動を行っている。以前からの「原発」国民投票を求める署名活動と、昨年12月10日から始まった東京都での原発都民投票条例制定と大阪市での原発市民投票条例制定を直接請求するための法にのっとった署名活動。後者は法定署名活動なので東京都民と大阪市民の有権者しか署名できないし、ネット署名は不可。しかも東京2月9日まで、大阪は今日1月9日までという期限付き活動。一方、前者は任意の署名活動ゆえ誰でも署名ができるもので、こちらでネット署名も可能。締め切りはないけれど、今年3月31日までに111万人の署名を集めることを目標に行われている。

子供のころから大好きな詩人の谷川俊太郎さんが、このグループの賛同人に名を連ねていらっしゃるのを発見してうれしくなった。このエントリーに使わせていただいた素敵なメッセージは、このグループのサイトから拝借した。

十分な数の署名が集まり、国民(都民・市民)投票が行われることを望んでいる。そして日本人が「失敗から学べる」能力を持ってることを立証したいと思う。あたしが思う「失敗」とは単に東電や政府や原子力村だけのものではない。原子力ってクリーンなんだ・安全対策万全なんだと思っていた自分、東京電力でありながら福島や新潟にしか原子力発電所を持っていない矛盾に目をつぶっていた自分、原発がないと電気が足りないと信じ込んでいた自分、危険性を指摘する声を少数派・異端と無視していた自分、大失策だったと思う、無邪気なだけその分危険なアホやったと思う。でも気づいちゃったんだもん、それに。だから一度「ごめんなさい」って言わせてほしい。そして、掛け違ったボタンをはずして再スタートを切らせてほしい。

が、投票の結果反原発が負けて「やっぱ原発いるよね~」ってなっちゃったら、そりゃそれでしょうがない、それが民意ってぇものだから。いろんな立場のいろんな意見の人が集まって集団を形成して、それぞれが等しく意見を尊重される権利を有する、それが日本と言う国なのだから。が、しかし日本人って、反省できるらしい(?)猿とか猛進するしかない猪以下なのか?という疑問は持つだろうなぁ・・・。

などという前置きはさておき、これだけの事故起こしておいて、国民に意思表示させないのって「民主主義国家」とはちゃうんちゃいまっか~、というのが我が一族の署名に向かう理由である。

東京都民か大阪市民で「意思表示させろ」と思われる有権者の皆さま、(特に大阪市民は)どうぞお急ぎあれ(東京の署名場所はこちら)。そして、それ以外の場所にお住まいの方、このグループのサイトを熟読の上、ご賛同いただける方は是非ネット署名をお願いいたしまする。

追記:昨日新橋の通販生活のショップで署名してきた。元国立市長の上原さんがいらして、しばし立ち話。「大阪、今日までですよね、大丈夫かなぁ」と言ったら「達成したんですよぅ」と教えてもらって嬉しかった。昨日の目標署名数達成の記者会見には大手メディアも出席したようで、各社今朝の朝刊に記事を載せていた。(東京新聞のはこちら

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