投票日和

今日の東京は涼しくなって、投票日和だ。あたしは期日前投票してしまったけど、これだけ涼しいならばせみ時雨の中、投票所のある坂の上の小学校まで歩いてもよかったかも、と思った。

30歳代より若い人たちの投票率の低さが問題視されていて、各種キャンペーンが行われている。そもそも少子化のため若年層の全人口に占める割合は減っている。そこに低投票率が加わると、相乗効果で意見が反映されにくくなる。今回のように注目度の高い選挙なら、若年層の投票率も少しはあがるかなとは思うけど、全体の投票率が上がるだろうから少々上がっても状況は改善しないだろう。ってか、いつもの選挙と同じにしてたら更に状態が悪化する。若い頃投票に行かなかった自戒の念もこめて、「みんな投票にいってねぇ～」とここからつぶやいておこう。

若い時は政治に興味がないっていうの、よくわかる。あたしの場合若い頃は、どぶ板選挙する政治家を超軽蔑してたし、「日本がいやなら海外に住めばいいし」と思っていた。だから投票に行くなんてめんどくさかったし、ぶちゃけあほらしかった。

前者については昨日あるテレビ番組で、中田元横浜市長が「人物を見るのも大切だけど、結局はその党がなにをしてくれる党なのか？で判断して投票すべきだ」というようなことを言っていたが、同感だ。どぶ板選挙や「勝たせてください」と有権者を前に土下座するような政治家は必要ないと、いまでも思っている。この点については改善されたとは思ってないけど、「土下座されたから」「握手されたから」「親が大物だから」「かっこいいから」一票を投じるっていう、しょ～もない有権者にならなきゃいいだけの話でもある(苦笑)。

後者については「日本がいやだから海外移住」しても「日本から離れられない」ことが分かってきた。つまり日本で仕事して日本の年金に掛け金を掛けて、日本の年金制度をあてにする以上、日本で年金制度がどれだけしっかりしているか・いないか、に大きく影響を受けるのは、日本にいようが海外にいようが変らないということだ。政治家が官僚をきちんと監督しなくて制度が今以上破綻してしまったら、結局年金の掛け金は戻ってこない。また、政治家や官僚が経済運営や財政運営を誤って日本経済が失墜し、教育政策をさらに誤って日本人の国際競争力が落ちれば、日本経済は混乱するだろうし、日本円は評価を落とすだろう。円安状態で日本の年金を当てに海外で暮らすなんて、そんな恐ろしいことできない。

何歳であろうと、どこに住んでいようと、日本人として日本に生活基盤を築いている以上、この国と運命共同体だってこと。だからこそ主権者として投票行動で良い政治にGJ(good job!)ということ、アホな政治にNOということは、国民としての義務である以上に、個々人の生活防衛策だと考えるに到ったkebaです。まぁ、ここ10年くらいのはなしなんで、あんまり偉そうなことは言えませんがね、へへへ。


さて、我が家のお猫さまたち。リフォームで海が縮小され、閉口しておる。猫らに投票されたら「ボクらになんの断りもなく海を縮小してぇ～～」と、シモベのお役目を失ってしまうかもしれん・・・。