kebaneco日記

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ロシアの軍事侵攻

2022年02月24日 | 折々の話題
ロシアが「ウクライナ政権によるジェノサイドから人々を保護する」というこじつけで正当化して攻撃を開始した。プーチンはウクライナの軍事能力の無力化のための攻撃をしているだけで、占領するつもりはないと言っているけれども、複数の場所からウクライナへの軍事侵攻が始まっていて、非軍事施設にも攻撃が及んでいる。
 
 
西部の国際空港が攻撃を受けた、防空網はロシアに制圧された
 
 
被害に関する情報が錯綜する中、BBCがインタビューする人たちの中には、銀行のATMに並んで現金を下ろしスーパーで食料品を買い込む人、飛行機が飛ばなくなったので自動車で西に逃げる人たち、ロシアの石油・ガスは血塗られている、どの国においても完全に輸入禁止にすべきだと訴える人たち、ここは自分達の土地だからどこにも行かないという人たち、1994年にアメリカが安全保障をしたから核兵器を放棄したのに攻撃を受けた、持っていたらこんなことにはならなかったという人たち、聞いているだけでも胸が締め付けられる。
 

爆発音が聞かれた都市
 
首都のキエフ、第二の都市ハリコフ、東部のクラマトルスクやドイプロ、西部の2都市、南部のオデッサやマリウポリが攻撃を受けたとBBCが伝えている。南部の2都市にはロシア軍が(黒海から)上陸したと伝えられている。ハリコフではウクライナ軍とロシア軍の戦闘でウクライナ兵40名以上が死亡し、多くの負傷者を出したとウクライナ政府が発表している。攻撃はロシア、ベラルーシ、クリミア半島の3方向から発せられているとのこと。
 


ゼレンスキー大統領は全土に戒厳令を発令


予備役を含めた国民に対して武器を提供すると発表し、共に国を守るためたちががるよう求めた。ロシアとは国交断絶を発表し、ロシア国民にも抗議のデモを行うよう呼びかけた。
 
 
1994年に核放棄をした時にアメリカが「誰かがウクライナを攻撃したら、アメリカが唯一ウクライナを助ける国になる」と約束をした、アメリカはあの時の約束を履行すべき、とウクライナのクレバ外相が述べたとCNNが伝えている。これを聞いた北の将軍様は、自分が核開発に突き進むことの正当性を確認したことだろう。各国に冷静になるよう呼びかける中国だって不気味だ。
 
 
決して遠い国の出来事ではない、ウクライナで起こることはこの地域にも影響がある、そして、明日からあたしたちの日々の生活にも跳ね返ってくる。クリミア侵攻で痛い思いをしたロシアは、あれを予行演習として周到に準備してきたはずだ。米ドル資産を溜め込み、戦略的物資であるハイテク機器の供給源としての中国との関係強化に努めてきたし、なにより中国が欲しがっている資源をロシアは提供できる。この2カ国は一緒に孤立するなら自給率は高く、長引く可能性も否定できない。今後どうなるのだろう、本当に不安だ、最悪だ。
 
 

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