8月9日は終日ドブロヴニクを堪能する日。まずはロープウェイでスルジ山にのぼり遠景を、次いで城壁を一周して近景を、その後旧市街を散策、そして美味しいものを食べましょう、という欲張りな計画。
アドリア海の真珠、古くから海洋国家として栄え、貿易と外交交渉能力で独立を貫いたドブロヴニクを「きれいね~」とため息まじりに眺めたあと、旧市街に入る3つの門のうち北側の入り口プジャ門から、旧市街に入った。市街の中で一番高いところに位置するので、ここから見下ろす路地は「来たんだ」と気持ちが高まる風景だった。
ここからメインストリート(といっても200mしかないのだが)のプラツァ通りを西に向かい、フランシスコ会修道院そばの城壁入り口から「一周2Km城壁散歩de絶景巡り」を始める。
持参した飲み物が底をついたので、途中で休憩がてら売店で買い足し、日本人の熟年夫婦に「暑いですね~」などと話しかけられ、観光客同士写真を撮ってあげたり撮ってもらったり、風通しの良い日陰を譲り合ったり、日陰で休む猫を写真に収めたりしながら一周し、昼前に城壁をおりた。
「ご飯にしようか~」とぶらぶらしていると、大聖堂近くの広場で青空市場を発見。「日本語を習っている」というちょっとおしゃれな女性2人組からドライイチジクをサラミのように加工したものを購入し、その先で「ザ・働き者」って感じのこのおばさんから砂糖をまぶしたドライフルーツ三種類入り2袋35クーナを購入。50クーナ出したら10クーナしかおつりがなく、困ったおばさん5クーナ分ブドウでどうかという。「いいよぉ~ん、でももっとちょうだぁ~い」「もうこれ以上はだめよぅ」みたいな会話をジェスチャーで。おいしいブドウでござった。
クロアチアは知る人ぞ知るワイン王国。この国のレストラン、ハウスワインは安いうえにスクリューキャップの1リットルボトル(ハーフボトルもOKというところもある)、「よく飲む」が基本形なのである。アルセナルはあとでわかったことだけど常時40種類以上のクロアチアワインをそろえる、ワイン好きにおすすめの店だったようだ。道理で担当したボーイがとてもワインに詳しかった。「どういうワインがいいですか?」と聞かれてメージを伝えて勧められたものがちょっと高かったので、「まだ昼だしな~」と少々迷っていたら、「こっちならグラスでも出せるよ」と似たようなキャラクターを持ったワインを勧めてくれた。「気に入ったらそれをボトルで注文すればいいしね」と商売上手(笑)。「じゃあそれを」とお願いして出てきたワインがとてもそのときの気分にぴったりだったので、結局ボトルを頼んでしまったほど。写真のムール貝とエビのリゾットは、イカスミのリゾット狙いでややがっかりだった主人が「これは正解だね」と喜んだ。
とまぁ、昼から二人でフルボトル(750ml)を空けてしまったので、いい感じに出来上がって「じゃ、とりあえず一旦撤退っすかね~」とホテルに戻った。今回はホテルのフロントを通じて創業1886年2階のテラス席ではエドワード8世とシンプソン夫人も食事をしたと言われる老舗レストラン(枕詞長過ぎ・・・)プロトを予約してあったので、爆睡する訳には行かない。ってことで、行軍で汗びっしょりかつ日焼けした体を冷やそうと再びアドリア海でプカプカ浮かんですごし、ビーチチェアを最大限リクライニングしてお昼寝(再び日焼けしてしまった)。おかげで旧市街の観光スポットであるフランシスコ会修道院や大聖堂の内部には入らずじまい。世界遺産のドブロヴニクまでやってきて何たる失態、観光客失格なのである。これは再訪しないことには「クロアチアに行った」とは言えないっすよ。
こうして短かったクロアチア旅行の最後の夜、ドブロヴニクの夜が更けていったのでありました。
ホテルの部屋からアドリア海と旧市街
ロープウェイ乗り場まで歩いた新市街もなかなかおしゃれ
旧市街の背後にそびえる標高412mのスルジ山頂は絶景ポイント
アドリア海の真珠、古くから海洋国家として栄え、貿易と外交交渉能力で独立を貫いたドブロヴニクを「きれいね~」とため息まじりに眺めたあと、旧市街に入る3つの門のうち北側の入り口プジャ門から、旧市街に入った。市街の中で一番高いところに位置するので、ここから見下ろす路地は「来たんだ」と気持ちが高まる風景だった。
いきなり中世にタイムスリップ
ここからメインストリート(といっても200mしかないのだが)のプラツァ通りを西に向かい、フランシスコ会修道院そばの城壁入り口から「一周2Km城壁散歩de絶景巡り」を始める。
眼下はオノフリオの大噴水、右手にロヴィリイェナツ要塞
聖ピーターの砦と砲台、一番アドリア海に突き出したあたり
絶壁に張り付くように設けられた公設ビーチ
大砲にまたがる男の子にモデルをお願いしたらポーズとってくれた(嬉)
一族約2名が3泊した宿、エクセルシオール
城壁には日陰が少なく、「こりゃ八甲田山死の行軍夏の陣だね~」って(笑)
「行軍」をささえた絶景たち
持参した飲み物が底をついたので、途中で休憩がてら売店で買い足し、日本人の熟年夫婦に「暑いですね~」などと話しかけられ、観光客同士写真を撮ってあげたり撮ってもらったり、風通しの良い日陰を譲り合ったり、日陰で休む猫を写真に収めたりしながら一周し、昼前に城壁をおりた。
「ご飯にしようか~」とぶらぶらしていると、大聖堂近くの広場で青空市場を発見。「日本語を習っている」というちょっとおしゃれな女性2人組からドライイチジクをサラミのように加工したものを購入し、その先で「ザ・働き者」って感じのこのおばさんから砂糖をまぶしたドライフルーツ三種類入り2袋35クーナを購入。50クーナ出したら10クーナしかおつりがなく、困ったおばさん5クーナ分ブドウでどうかという。「いいよぉ~ん、でももっとちょうだぁ~い」「もうこれ以上はだめよぅ」みたいな会話をジェスチャーで。おいしいブドウでござった。
昼食は旧港を臨むアルセナルで
クロアチアは知る人ぞ知るワイン王国。この国のレストラン、ハウスワインは安いうえにスクリューキャップの1リットルボトル(ハーフボトルもOKというところもある)、「よく飲む」が基本形なのである。アルセナルはあとでわかったことだけど常時40種類以上のクロアチアワインをそろえる、ワイン好きにおすすめの店だったようだ。道理で担当したボーイがとてもワインに詳しかった。「どういうワインがいいですか?」と聞かれてメージを伝えて勧められたものがちょっと高かったので、「まだ昼だしな~」と少々迷っていたら、「こっちならグラスでも出せるよ」と似たようなキャラクターを持ったワインを勧めてくれた。「気に入ったらそれをボトルで注文すればいいしね」と商売上手(笑)。「じゃあそれを」とお願いして出てきたワインがとてもそのときの気分にぴったりだったので、結局ボトルを頼んでしまったほど。写真のムール貝とエビのリゾットは、イカスミのリゾット狙いでややがっかりだった主人が「これは正解だね」と喜んだ。
とまぁ、昼から二人でフルボトル(750ml)を空けてしまったので、いい感じに出来上がって「じゃ、とりあえず一旦撤退っすかね~」とホテルに戻った。今回はホテルのフロントを通じて創業1886年2階のテラス席ではエドワード8世とシンプソン夫人も食事をしたと言われる老舗レストラン(枕詞長過ぎ・・・)プロトを予約してあったので、爆睡する訳には行かない。ってことで、行軍で汗びっしょりかつ日焼けした体を冷やそうと再びアドリア海でプカプカ浮かんですごし、ビーチチェアを最大限リクライニングしてお昼寝(再び日焼けしてしまった)。おかげで旧市街の観光スポットであるフランシスコ会修道院や大聖堂の内部には入らずじまい。世界遺産のドブロヴニクまでやってきて何たる失態、観光客失格なのである。これは再訪しないことには「クロアチアに行った」とは言えないっすよ。
は、とりあえずさておき、旧市街に舞い戻ってきた。プロチェ門の聖ヴラホ像
ルジャ広場と聖ウラホ(ドブロヴニクの守護神)教会
ローラント像;右腕の肘から手首までの長さ(51.2cm)が商取引の長さの基準だったとされる
フランシスコ会修道院と観光スポット双璧をなす大聖堂
迷っても楽しい路地
排水に配慮された設計なんだな~と、妙なところで感心したり
お土産買ったり、衛兵の行進に遭遇したり
時間調整してたどり着いたプロト
美味でした
夜になっても美しいドブロヴニク
再び衛兵の交代の時間@プロチェ門
こうして短かったクロアチア旅行の最後の夜、ドブロヴニクの夜が更けていったのでありました。
旧市街の細い路地は迷路のようでしたか?
敵が侵入しても迷うようにわざとそうしてあるとトレドで聞きました。ここもそうかなと、思いました。
衛兵の服装、中世の雰囲気ですね。なんとなくそんな気がするだけです(笑)
冬は海の色が違うでしょうから、受ける印象も違うでしょうからね。
旧市街は、例えばヴェニスに比べると整然としていました。
ひょっとして、トレドは川に囲まれただけですが
ドブロヴニクはアドリア海に守られているので
敵が侵入するなんて想定外なのかも(笑)。