最終日木曜日の午後は自由行動となった。日本からの出張者の中で最年少の女性から「自由行動のときお寺で台湾式にお参りしてきたいんですが、kebaさん一緒にどうですか?」と誘われた。龍山寺は10年以上前に主人とお参りしたことがあったけど、夜の屋台をひやかしにきただけで、お線香の煙にかすむお寺で「台湾式」に真剣にお参りなぞしなかったので、「行きましょう!」と即答。
どうせ行くなら、と交通手段は地下鉄を提案。出張だと手配された車での移動だけになり、公共交通手段のお世話になれないので、こういう一つ一つが楽しいもの。
最寄り駅でチケットを買う。チケットっていうか、子ども銀行のコインみたいなもの(笑)
が、この子ども銀行コインで改札口をタッチするとドアが開くのじゃ
ホテルから徒歩で行ける最寄駅「市政府」からは8つめ、乗り換えなしで龍山寺に行ける
漢字って便利~~
目的の駅にはいたるところに「龍山寺はこちら」の矢印があり、最寄出口を出たら目の前がこれなので迷うことすら無理
道路を渡ればすぐ
さて、台湾式のお参りをば。まずは入り口で、ろうそくとお線香のセットを購入
まずろうそくを二か所で点火したあと、それぞれ一本ずつお供えし、次にお線香7本まとめて火をつける
お参り開始
ここからは線香を手にしていたので写真はないのだけど、線香を両手に持って頭の上に掲げ、三拝する。で、生年月日・氏名・住所という自己紹介をして、次に願い事を述べる。龍山寺にはたくさんの神様が祭ってあるので、7本セットになっているお線香を自分がお願いしたい神様の前でお祈りした後、香炉に立てて行く。本堂でお祈りしていた時に、台湾人のおばさんが「ここでね、こうやって、あとは、1・2・3・4、、、」と片言の日本語でお参りのお作法を教えてくれた。優しい~
台湾人は総じて穏やかで優しいと感じた、あるいは、親日的というべきだろうか。今回の東日本大震災でも一番最初に支援の手を差し伸べてくれたのは台湾だったといわれているし、その金額も断トツ一位だった(まぁ、あるときから競争的に支援額が増えていったのでその後のことはわからないけど)。空港では日本からの到着便の放射能探知機ゲート通過義務は課せられているものの、こうやって普通のおばちゃんが教えてくれる様子は、きっと古き良き日本ってこんな感じだったんだろうな?と思えて暖かい気持ちになれた。
それにしても、読経は止むことなく続けられ、階段に座って日がな一日読経しているのではないだろうかと思えるような老人がたくさんいたり、真剣にすがるようにお祈りしている人がいたり、老いも若きもお参りしている。台湾人(あるいは台北市民)にとって神聖な場所なのだと思い知らされる。と同時に、台湾の人たちと同じようなお作法でお参りした後、なんだかすっきりした気持ちになった。
今回、会議出席者から「このたびは大変でしたね」「どうぞを気を付けて」と言っていただくたびに、ありがたいと感じるものの、なんだか重たいものを引き受けてしまったような気持ちになっており、それをこのお寺にお参りすることで、台湾の神様にぜぇ~んぶお預けすることができた気がする。そのことで「すっきりした気持ち」になれたのかも。ありがたいことです、本当に。
お参りの後はおみくじ、ミカンの房みたいな木片を2つとって床に投げ、裏と表が出たらおみくじを引くらしい。おみくじの束を一旦持ち上げて、一番上に飛び出た一本を引く、その数字が気に入らなかったら三宝仏に「変えてもいいでしょうか?」とお伺いをたてて、3度までなら再度引き直すことができる、というお作法だそうな。
あたしもさっそく木片を投げて、1度目の数字はいまいち気に入らず、2度目に引いた数字にした
引出から一枚紙を頂く
社務所に行っておみくじを見せると、日本語で解説してくれるというのでお願いした。「何が知りたいですか?」と聞かれて「健康です」「この自身というのが健康で、平常というのは病気にならないということです。そもそも上上というのは最も良い運なので、大丈夫です」と言われた。大吉を引いたってことだそうな。地震・津波・原発事故と、天災・人災てんこ盛りなんだけど、台湾の神様から「上上」と言っていただいて、ちょっとだけ安心、頑張れそうな気持になってきた。
そしてこの後、鼎泰豊で他のメンバーと落ち合って、小さく打ち上げ。昨日帰国、来週の仕事のための分厚い資料が待ち構えていた(汗)。今日は出張中に「帰国したらやります」と、待っていただいた宿題を片付け中。今度は日本で元気出してがんばりましょ~
どうせ行くなら、と交通手段は地下鉄を提案。出張だと手配された車での移動だけになり、公共交通手段のお世話になれないので、こういう一つ一つが楽しいもの。
最寄り駅でチケットを買う。チケットっていうか、子ども銀行のコインみたいなもの(笑)
が、この子ども銀行コインで改札口をタッチするとドアが開くのじゃ
ホテルから徒歩で行ける最寄駅「市政府」からは8つめ、乗り換えなしで龍山寺に行ける
漢字って便利~~
目的の駅にはいたるところに「龍山寺はこちら」の矢印があり、最寄出口を出たら目の前がこれなので迷うことすら無理
道路を渡ればすぐ
さて、台湾式のお参りをば。まずは入り口で、ろうそくとお線香のセットを購入
まずろうそくを二か所で点火したあと、それぞれ一本ずつお供えし、次にお線香7本まとめて火をつける
お参り開始
ここからは線香を手にしていたので写真はないのだけど、線香を両手に持って頭の上に掲げ、三拝する。で、生年月日・氏名・住所という自己紹介をして、次に願い事を述べる。龍山寺にはたくさんの神様が祭ってあるので、7本セットになっているお線香を自分がお願いしたい神様の前でお祈りした後、香炉に立てて行く。本堂でお祈りしていた時に、台湾人のおばさんが「ここでね、こうやって、あとは、1・2・3・4、、、」と片言の日本語でお参りのお作法を教えてくれた。優しい~
台湾人は総じて穏やかで優しいと感じた、あるいは、親日的というべきだろうか。今回の東日本大震災でも一番最初に支援の手を差し伸べてくれたのは台湾だったといわれているし、その金額も断トツ一位だった(まぁ、あるときから競争的に支援額が増えていったのでその後のことはわからないけど)。空港では日本からの到着便の放射能探知機ゲート通過義務は課せられているものの、こうやって普通のおばちゃんが教えてくれる様子は、きっと古き良き日本ってこんな感じだったんだろうな?と思えて暖かい気持ちになれた。
それにしても、読経は止むことなく続けられ、階段に座って日がな一日読経しているのではないだろうかと思えるような老人がたくさんいたり、真剣にすがるようにお祈りしている人がいたり、老いも若きもお参りしている。台湾人(あるいは台北市民)にとって神聖な場所なのだと思い知らされる。と同時に、台湾の人たちと同じようなお作法でお参りした後、なんだかすっきりした気持ちになった。
今回、会議出席者から「このたびは大変でしたね」「どうぞを気を付けて」と言っていただくたびに、ありがたいと感じるものの、なんだか重たいものを引き受けてしまったような気持ちになっており、それをこのお寺にお参りすることで、台湾の神様にぜぇ~んぶお預けすることができた気がする。そのことで「すっきりした気持ち」になれたのかも。ありがたいことです、本当に。
お参りの後はおみくじ、ミカンの房みたいな木片を2つとって床に投げ、裏と表が出たらおみくじを引くらしい。おみくじの束を一旦持ち上げて、一番上に飛び出た一本を引く、その数字が気に入らなかったら三宝仏に「変えてもいいでしょうか?」とお伺いをたてて、3度までなら再度引き直すことができる、というお作法だそうな。
あたしもさっそく木片を投げて、1度目の数字はいまいち気に入らず、2度目に引いた数字にした
引出から一枚紙を頂く
社務所に行っておみくじを見せると、日本語で解説してくれるというのでお願いした。「何が知りたいですか?」と聞かれて「健康です」「この自身というのが健康で、平常というのは病気にならないということです。そもそも上上というのは最も良い運なので、大丈夫です」と言われた。大吉を引いたってことだそうな。地震・津波・原発事故と、天災・人災てんこ盛りなんだけど、台湾の神様から「上上」と言っていただいて、ちょっとだけ安心、頑張れそうな気持になってきた。
そしてこの後、鼎泰豊で他のメンバーと落ち合って、小さく打ち上げ。昨日帰国、来週の仕事のための分厚い資料が待ち構えていた(汗)。今日は出張中に「帰国したらやります」と、待っていただいた宿題を片付け中。今度は日本で元気出してがんばりましょ~
私の初台湾は台風ド直撃だったので、政府のお達しで店は閉まってる、街はガラガラ、台風の本場の
雨は痛い、こんな時でもでぃんたいふぉんには客がいる、と
いうのが私の台湾の印象。
いつかまた行って、フツーの台湾を経験したいです
よくぞご無事で。
あたしも仕事で2回、主人と1回(台湾人の知人が勝手に旅程を決めて・・・)。
しかも台北だけ。
とてもじゃないけど「ふつ~の台湾」は未体験ゾーンです。
そのうち一緒に行けるといいね~