今日のうた

思いつくままに書いています

武器を手に入れれば 使いたくなる ?

2016-09-07 08:30:02 | ②一市民運動
※2016年9月9日午前7時前後にファイア・ウォールが活発になり、
 「権限のないアクセスを遮断しました」が秒刻みに記録されていきました。
 私はどこにも所属せずに、一人で自分の思うことを書いています。
 それがそんなに脅威ですか?
 どなたにとっての脅威なのですか?
 私は、全く根拠のないことを書いているつもりはありません。
 ですが、私が書いたことが、ある方にとっては非常に都合の悪い真実であり、
 それを力によって止めさせようとしているーーと受け取ってよいのでしょうか?
 そして今朝、サーバー攻撃が激しくなったところをみると、
 それはこのページにあるのですね?
 こんなちっぽけなブログの存在も許されないほど、
 今の日本人の自由は危ういものになったのでしょうか?
(2016年9月9日7:35AM 記)

8月17日の「報道特集」では、ヨルダンで開催された「ウォーリア・コンペティション
(戦士競技会)」を特集していた。
これは、アラブ諸国やカザフスタン、中国などの国が参加して、
世界一の対テロ特殊部隊を競う大会である。
スポンサーは軍需産業で、アメリカの民間軍事会社の社員が教官になって、
本物の戦争さながらに技を競う。
たとえば、スナイパーとして長距離殺害記録を競ったりもする。

テロの脅威が増し、アメリカの軍需産業は特需で好景気に沸いているという。
2012年に58兆円だったものが、2016年には110兆円、
更に2020年には177兆円を見込んでいるという。
特殊部隊向けの国際展示会も開かれ、商談が行われていた。
たとえばアメリカは、中国や諸外国を中心に約5600億円の軍事資金を援助する。
ただしその使途は、米企業の武器や訓練に限定される。
つまり軍事資金を援助しても、アメリカに還元されるシステムなのだ。

アメリカのパビリオンは賑わっていた。
自分たちが提供する武器はGOOD GUYが、テロリストなどのBAD GUYを倒す
ために使うのだという、割り切ったゲーム感覚で、罪の意識は全く見られない。

次回は是非、日本の特殊部隊の参加を! と、呼びかけていたのが印象的だった。

日本は2014年に初めて、国際武器見本市(ユーロサトリ2014)に出展している。
このことは、2014年10月8日の私のブログ(ドキュメント"武器輸出" 
防衛装備移転の現場から)に書いてあります。
          ↓
http://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/8750658de774d87a865e0dfc983bb188

テロの脅威を必要以上に煽っていけば、いずれ日本もこの大会に初参加するということも、
十分に考えられるのではないだろうか?

安倍政権になって日本の防衛費は、5年連続増加し、5兆円を超えている。
防衛費は防衛のためだけではない。もちろん、人を殺傷する武器も含まれる。
武器を手に入れれば使いたくなるのが、人間の本性なのではないか、と私は危惧します。

(59)「5兆円超要求 防衛費の歯止めどこへ 9月7日 東京新聞社説」

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016090702000132.html

安倍政権になって、2013年から2017年まで、5年連続防衛費が増加している!
 2016年に初めて5兆円の大台に乗ったと思ったら、
 2017年の防衛予算は、過去最高の 5兆1685億円 とは!
 まさに天井知らずです!!!!! 
 更には、集団的自衛権の行使容認で、自衛隊が海外派兵されるようになると、
 どこまで増え続けるのか……考えるだけで、怖ろしい! 

(60)「(インタビュー)ゆらぐ文民統制 元防衛事務次官・守屋武昌さん 
     9月1日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12537247.html?_requesturl=articles%2FDA3S12537247.html&rm=150

元防衛事務次官の守屋武昌さんの上の警告は、
 国民一人一人が耳を傾けるべき、重大な事柄です。
 太平洋戦争の反省から生まれた 文民統制 がなし崩しにされて、
 歯止めがかからなくなる危険性があります。
 大量の武器、そして制服組の権限の拡大!
 日本がいつか来た道を行くようなことは、絶対にあってはならない!
 今の日本が、水面下で何が起きているかを知るためにも、
 是非、是非、上のインタビューをお読みください。

本日(9月10日)ですよ~! Don't miss it !!! 
          ↓

(画像はお借りしました)

追記1
本日(9月16日→正確には日付が変わって9月17日)0:00(AM)~1:00まで
再放送があります。
(2016年9月16日 記)


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NHKドキュメンタリー

2016-09-07 07:55:03 | ②一市民運動
(1)「赤宇木(あこうぎ)再放送が今日(9月7日 水)の 午後3時00分(120分)から     
BSプレミアムであります。 番組の内容を一部引用させて頂きます。     

福島県浪江町の小さな集落・赤宇木(あこうぎ)は、原発事故の後、毎日の新聞に     
最も放射線量が高い場所として掲載されるようになった。     
現在は「帰還困難区域」に指定され、土地が元に戻るのは100年以上先とも言われている。 その赤宇木で、村の歴史の掘り起こしが住民たちの手で始まっている。     
原発事故で断ち切られた赤宇木の歴史。明治・大正・昭和と激動の時代を生き、     
原発事故で大きな曲がり角に立つ村の姿を見つめる」

http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3910/2578331/

※この帰還困難区域である小さな山あいの集落から、世界史の海に巻き込まれ、  
 時代に翻弄されながら生きぬいてきた先人たちの歴史が見えてくる。  
 原発事故で土地を奪われるということは、先人たちがつくり上げてきた赤宇木の歴史を  
 断ち切ることであり、全てを失うことである。  
 そして100年以上経っても、帰ることができないということなのだ。  
 こうした中で住民たちは、生きた証を子どもたちに遺すために、  
 赤宇木の歴史の編纂を思い立つ。  一つの家には一つの歴史がある。  
 避難した人たちを一人一人訪ねては、様々な記憶を記録していく。  
 赤宇木の歴史は、満州からの開拓農民に始まる。  
 国策としての満蒙開拓移民として数多くの日本人が満州にわたった。  
 当時の一部を、ウィキペディアから引用します。  

 「太平洋戦争末期の戦局の悪化により、開拓団からの招集も増えるようになり、   
  特に1945年7月の『根こそぎ動員』では、約4万7000人が招集された。   
  同年8月9日ソ連軍が満州に侵攻すると、関東軍は開拓移民を置き去りにして逃亡した。
  ソ連参戦時の『満蒙開拓団』在籍者は約27万人であり、そのうち
  『根こそぎ動員』者4万7000人を 除くと開拓団員の実数は22万3000人、
  その大半が老人、女性、子供であった」
 
 そうして、命からがら日本に帰還した満蒙開拓団の一部が、赤宇木に入植したのだ。  
 人々の中には、母と子が満州で自決した人もいた。家族の中に戦没者も19人いた。  
 そして、何もない山を夜中まで開拓し、山を切り開いて、先人たちは村を作り守ってきた。
 昭和42年に、国策として福島第一原子力発電所1号機の着工が決まる。  
 次の住民の言葉が重い。  
 「(満蒙開拓団も福島第一原発も)国策でやったことに対して、   
  結局はどちらも失敗したわけですよ。   
  犠牲者もいっぱいいるのに、誰も責任を取らないのはおかしいしね」  
 赤宇木の放射線量は今も学者や住民によって、空中・水中で測定されている。  
 そしてその影響も調査されている。

(こうした調査は、原発事故を起こした国の責任として、率先してすべきではないのか。  
 そしてその調査結果を、世界に伝える義務があるのではないのか。  
 先人たちの生きた証、郷土の歴史、伝統芸能、祭り、出稼ぎに行っても
 必ず帰って来られた場所、 住民同士のつながり、家族のつながり、田や畑、
 酪農の牛、果樹や花、そして先祖の墓……。  
 全てが国策という名のもとに奪われてしまったのだ)

(2)「ETV特集『武器ではなく 命の水を~医師・中村哲とアフガニスタン~』
    2016年9月10日 土
     午後11時00分(60分) (予告編・動画あり)」

http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/20/2259544/index.html



(画像はお借りしました)

※「武器ではなく 命の水を~医師・中村哲とアフガニスタン~」を観ました。  
 生きるとは、命とは、自然とは、生きるために何が必要か、そのために今、何をすべきか、
 人間の持つ力とは、先人の知恵とは、何が人々を戦いに駆り立てるのか……。  
 様々なことを考えました。  
 アフガニスタンの地に生きる中村さんの姿から、世界が見えてきました。  
 世界の矛盾も見えてきました。
 そして今、日本を含む大国が何をすべきか、 何をすべきでないのかが見えてきました。  
 干ばつで草一本生えていなかった地に用水路が引かれ、地がうるおい、人々がうるおい、
  生活がうるおい、心がうるおい、人と人との関係がうるおい、子供たちに遊びがもどり、
 働く力が湧いて来て、食うために戦場に行かなくていい生活になり、  
 自分たちの土地・自分たちの生活に誇りを取り戻す。  
 こんなドキュメンタリーを作り得るNHKを、誇りに思います。  
 この番組を、日本だけでなく、多くの国の人々に観て欲しいです。  
 そして将来の子どもたちにも、是非、観て欲しいです。  
 なにより、政治家は必ず観てください! 
 海外派兵を訴える前に、絶対に観てください!  
 再放送をお願いします。 (2016年9月12日 記)

追記1(削除されてしまいました)

追記2
12月4日に中村哲さんが銃撃されて、お亡くなりになりました。
抗生物質では飢えや渇きは治らない、という言葉が印象的でした。
ご冥福をお祈りいたします。 

①「アフガンで銃撃、中村哲医師が死亡 現地で人道支援 12月4日 朝日新聞デジタル」

https://www.asahi.com/articles/ASMD45HLBMD4UHBI02P.html

(2019年12月4日 記)
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