再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

今年も集中講義をしました。

2008-09-20 10:24:57 | チャット

今年も東京農工大学大学院の修士課程の学生を対象に、集中講義をさせていただきました。

お世話になった教授の依頼がきっかけでしたが、今年で6回目となり、すっかり恒例化してきました。最初は私の担当は14時間程度でしたが、一昨年から2日で8時間(4時間/日)という、まさに集中講義です。

講座名は、「アントレプレナー特論」ということで、起業をテーマとしたものです。

起業というのは、それなりに荒波を覚悟すべきものですが、まさに私の5年間は、荒波と共にありました。

5年前の20039月の最初の講義は、まだFESCOの将来が見えず暗中模索の時。4年前の20049月の2回目の講義は、FESCO上場を半年後に控え緊張していた時。3回目の20059月は、上場初の株主総会を間近に控え高揚していた時。4回目の20069月は、大幅な赤字決算を出してしまった苦渋の時。5回目の20079月は、あいつぐ業績不振の責任でFESCO社長退任を余儀なくされた失意の時。6回目の今年は、気力を振り絞って2回目の創業に挑戦し1年が経過した原点回帰の時。

このように過去6回の講義をする当方の立場が、めまぐるしく変化しており、まさに起業家冥利に尽きるというべきか。

そのような中で、私が若い学生の皆さんに伝えたいことは、たった一つです。

「起業することも人生の一つの選択肢であり、創業はやってみないと分からない」

来年の今頃の自分はどうしているだろうか?果たして7回目の講義は?

「未来を予測する唯一の方法は、それを創造することである」

こんな先人の言葉が頭をよぎりました。