「2025年までに温室効果ガス排出量をピークアウトさせる!」
先日、ブッシュ大統領が米国の温暖化対策案として、声高に発表した。そして、それを受けて、世界に向けて「先進国はそれぞれに高い目標を掲げるべきだ」などという威圧的なメッセージを各所で発信している。
「京都議定書も途中で抜けておいて、今さらよく言うよ!」というのが、これを聞いた私の第一感である。
わが国は京都議定書の厳しい約束を守るために、官民を挙げて努力しているのに、まだこの先17年後の遠い未来に「ピークアウト」とは。
明らかに洞爺湖サミットを前にしたポーズ的発言であり、国際的な議論をリードしたいという思惑がみえみえです。相変わらず、米国というのは、「厚かましい国」だと思うのは、私だけでしょうか。
まあ中国やロシアも似たようなものかもしれませんが、大国というのは、こうした「したたかさ」を持ち合わせている。
「ガソリン税がどうのこうの、年金がどうなる・・・?」という極めて国内的な問題にのみ終始しているわが国指導者・政治家層を見るにつけ、本当にこれで大丈夫かという不安と危機感を強くする今日この頃である。
ただし、この種のことを指摘するのは簡単ですが、じゃあ「自分はどう行動するのか?」と自問自答しなくてはいけないのでしょうが。
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