再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

2012年の総括

2012-12-02 11:17:50 | コラム
2012年の年頭所感で、「今年はまず足元を見つめて、じっくりと力を蓄える一年としたい」とした。

今年は年初より、国内のみならず世界的にリーダー交代など極めて不安定な一年となると予想されることから、中小ベンチャー企業の経営者としては、厳しい年を生き抜くために、上記のような堅実路線を選択したはずであった。

まだ1ヶ月ほどの残された時間はあるものの、結果として世の中の動向についての判断には間違いはなかったが、当初とは随分異なった経営判断によって、じっくりどころかかなりの積極路線を選択したことになった。

「BEMSアグリゲータ事業」という当社の本来目指すべきビジネスモデルであったものとは言うものの、今年の2月頃よりこの新しい分野への挑戦へと大きく舵を切った。

「じっくりと力を蓄える」どころか、「走りながら考え、順次対応する」と、ある意味ベンチャーらしい行動を選択した。

それによって、今年の後半は相当社員への大きな負荷とプレッシャーを掛け続けることとなり、この傾向は引き続き来年も続くものと予想される。

そもそも「じっくり」などという甘い判断がベンチャー企業らしくなかったのか、あるいは「走りながら」という一か八かの挑戦という経営判断が正しかったのかどうか。

たとえ間違っていたのだとしても、もう後戻りはできない。むしろ、今は正否を論じるよりも、より早く懸命に走り続けることだと覚悟を決めるしかないのだ。

ここ数ヶ月の苦悶の末、やっと腹に力が入るようになってきた。

社員と会社の雰囲気も、確実に変わってきたようだ。皆の必死さが伝わってくる。

今はとにかく走る。走り続ける。

当面のゴールはまだあまり良く見えないけれど、遠くに霞む頂だけはしっかり見据えて走る。

このような境地に至ったこと、これこそが今年の総括であり収穫でもある。

2013年に向けて、なんとしも生き抜いてやるぞ!



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