理念論(2):企業理念は創業者の「あどけない夢」
「企業理念」 → 「ビジョン」 → 「戦略・戦術」
以上のように私自身は、頭を整理している。そして、「企業理念」が会社経営の骨格のようなものである。
また、企業理念には、創業者・初代社長の思いと志が埋め込まれるものであり、その後、社長が交代したとしても、企業理念は不変であるべきというのが、私の基本的な主張でもある。
だたし、社長が交代すれば、会社の在り方としてのビジョンやそれに基づく戦略・戦術は、当然変わることもありえよう。むしろ、変わることが自然であろう。
したがって、創業社長という者は、企業理念の実現を目指して会社を立ち上げるわけであるが、その理念が高尚であり、その実現が困難であればあるほど、以下のような覚悟をしなくてはいけない。
「後生に託す」
自らの代で達成できなければ、次代の経営者や従業員すべてに、その実現の任を託す。そうした覚悟がなければ、達成が困難な高い目標は立てられないものである。つまり、そうした覚悟と信念があるからこそ、創業社長は時として周りから失笑を買うような大言を吐けるのである。
創業者の思いは、いつも「あどけない夢」なのである。
(次回に続く)
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