わたくしは、鉄工所の仕事をする前は建築設計事務所に勤めていましたが・・
すっかり設計の仕事から離れてしまっているのですが・・
最近の:家:・・・についてなんとなく自分勝手に考えてみた。
今は、自分自身が設計の仕事をしてるわけではないので、つまり外部から最近の:家:
について考えてみました。
:家:・・・とは、住まい、暮らし、などいろんな言い方をしますが、
なんか、最近はどうも、シンプルやスタイリッシュとかの言い回しがよく耳にします
:建築家と建てる家:とか、なんかキャッチフレーズが先走りしてるような感じがします。
なんか、そのスタイリッシュのシンプルな住宅がよくモデルハウスなどで見ますが
わたくし思うに、そこに住む人が果たしてそんな生活が出来るだろうか・・・と思う。
スタイリッシュな生活がどんな生活かどうかわからないが・・
多分、家になかではジャージや半纏は着ないだろうと思う。
洗濯物も、全て乾燥機。(スタイリッシュなバルコニーに洗濯物は似合わない)
わたくしなんかはそんな生活を想像してしまう。
そんな生活は、一部の上流階級の人たちの特権かと思ってました。
しかし、今はそのライフスタイルもどきが市民権を得ているように思える。
このままでは、:家:・・が日用品の仲間になる日も近いのではないだろうか。
確かに最近の家は必ず何らかのキャチコピーがあります
なんとなく嫁さんにうけそうな感じです
男は夢を、女は現実をってよく言いますが家に関しては逆のような気がします
嫁さんの夢とイメージを壊さないように頑張るのが男・・・という感じでしょうか
大体スタイリッシュな家っていってもそのうち中はゴチャゴチャなるに決まっているというのに・・・と男としては思ったり・・・
長くいる時間をすごすのは嫁さんですから・・・分からなくは無いけれども・・・
しかし僕は相手の親と同居なので違うプレッシャーはあります
特に、和室というのはそのうちに茶の間となります。
多分、建てる前は旅館の和室のイメージですが、
住んでみると、箪笥がきたり、子供のおもちゃ置き場になったり
だんだんと、違うものに・・・・・・
やはり、スタイリッシュな住宅は子供がいないご家庭向きですね。
しかも、家政婦さんとかがいて、常にイメージでないと
ちんちくりんになりますね
家に対する価値観の違いもかなりあると思います。
「建築家と建てる家」に関して言えば、最近のテレビでのリフォームブームが火を点けてくれましたよね。これにより今までおもてに出る事が出来なかった建築士の方々も胸を張っておもてを歩ける時代が来ました。設計士という役割の新しい時代の到来です。今では工務店さんが仕事を取って設計士さんに設計してもらうのではなく設計士さんが仕事を取って良い工務店さんを指名するという形態が主流になりつつあります。これにより設計士さんとお客様がタッグという感じで設計士という職業が一般の方よりにシフトが変わりました。設計士の方々にとっては夢のような時代ですよね。(儲かるかどうかは別として)でもこれも時代の流れであってこの先どう変わるかわかりませんがね・・・。
でもいつか鉄工所の時代が来ると思います。
確信はないがなんとなく・・・・・
その時まで新しい鉄工所の形を求めて邁進します。(^^)ニコ