池上鉄工のブログ

池上鉄工一級建築事務所

関東では再開発プロジェクト盛りだくさん。

2005-09-22 09:53:26 | 我思うに
鉄構技術という月刊誌を毎月読んでます。
そのなかで、東京を中心とした再開発の物件が目白押し。
それぞれの鋼材の数量を合計すると・・
約20万トンとなる。
はて・・・これをわが社で受注したとする。
単純に、わが社の生産能力を月に20とんとする。
となると・・・・

200000割ることの20は・・・・・

10000となる・・・これを12月でわる・・・

833年くらい。

この再開発プロジェクトをわが社で受注すると833年かかることとなる。

つまり、最初に建てた物件は最後に建てる物件のときにはたぶん傾いている。

この再開発のなかでも一番大きいのは、PFI(民間資金導入による事業)方式によるもので
鋼材の使用量は、5万とんとなる。
建設地は、千代田区で官公庁の集落が建て変わるらしい。
だいだい工事の3分の1くらいは終わっているのではないかと思う。
たぶんここでも新工法で構築された物件となるだろう。

最近は、空港やスタジアムなんかの大スパンの物件が多い。(柱を本数を極力減らした構造)
となると、立体トラス構造が主流となる。
ところが、この立体トラス構造は主に屋根構造。
地震などの荷重を細い部材で設計していくが・・・
この構成部材に座屈が生じるために、急激な耐力低下につながる。
制振部材をトラス構造に応用することが最近考えられているみたいである。
この辺は、地震のときに校区の体育館などにも今後は応用されてくると思う。
そう考えると、今現在の体育館で地震の時に耐えられるかと思うといささか疑問に思う。
避難のために体育館に来たが、そこが倒れたらどうしようもない。
アスベストの撤去と同時にその辺の耐震がどうなのかも検討してみたらどうでしょう。


ステンレス庇、建築金物、鉄骨工事、古民家、ネームプレート、ドアハンドル
福岡県久留米市東合川7-13-12
池上鉄工ブログ
http://www16.ocn.ne.jp/~tetukou/


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
やはり建設の世界での算定基準は重量計算ですか。 (スーパー息子)
2005-09-22 12:06:06
やはり建設の世界での算定基準は重量計算ですか。
ベルトコンベアでも機長が長く、ベルト幅が広いとかなりの重量になります。
コンベア算定基準は2通りあり、重量計算の場合とメートル単価でやる場合があります。
実はベルトコンベアの大きな物件、何千万単位以上の物件は見積算定は全国にばら撒かれます。
ですので我が社には同じ物件数社から来ます。
もちろん断りますが、
それで金額を叩けるだけ叩いて発注という事になるようです。
これらの大型物件は決して儲けはありません。
しかし、どこかが必ず手を挙げるようです。
儲からないのに何故やるかいつも不思議でなりません。
建設業界は如何ですか。
あっ。すいません。ここでは始めてのコメントですね。
名乗るのが遅れ失礼しました。
スーパー息子。別名スリッパ息子です。
少々長いコメントすんません。又お邪魔します。
返信する
スーパー息子さんコメントありがとうございます。 (you1)
2005-09-22 12:41:26
スーパー息子さんコメントありがとうございます。
先ほどまで、空き地氏とツカテクの北村さんが遊びに来てました。
なんでも、これから福岡空港までいくそうです。


建築業界もまったく同じですよ。
しかし、ベルトコンベアが重量計算とは正直びっくりしました。
わたくし達の業界も大きな物件になると「見積もり大会よーーいどん」。

よって、当然利益なんて見込めないわけです。
スーパー息子さん同様に「なぜ、請け負うのかわかりません」
最近は、自分で設計し製作までして残りの工事は工務店さんにお願いするというパターンがぼちぼち出てきました。
そうする事により、建てぬしの方と直接お話ができるからです。
でも、まだまだそういう案件は少ないですがね。
さすれば、自分たちのポリシーやスタイルをより理解してもらえます。

おーーとコメントがまたもや長くなりました。

今後ともよろしくお願いします。







返信する

コメントを投稿