池上鉄工のブログ

池上鉄工一級建築事務所

階段補修工事

2005-09-27 14:12:05 | 現場取付工事
昨日と今日は、外部階段の補修工事。
以前、工事を途中までになっていた、階段の補修工事に行きました。
かなり腐食が進んでいます。
階段のささらは、軽ミゾの[-200*50*3.2ともともとが薄い構造となっており
それと、築20年とかなり古い・・・いうならば寿命かな。
今は、溶融亜鉛メッキで外部階段を製作する事が多い。
当社としてもそれをおすすめしている。
それと、軽微な階段以外であれば、FBの12ミリか、16ミリの板厚のささらを推奨しています。
もちろん構造強度的な要因もありますが・・
JISの規格でメッキの皮膜の寿命は板厚と正比例します。
板厚が厚いほど、メッキの付着量が多いからです。
その結果耐用年数が長くなる。
メッキの付着量は、g/㎡となります。
HDZ40で付着量400g/㎡となり、HDZ50で付着量500g/㎡以上となります。
HDZ40は、軽量型鋼類で、HDZ50は鋼材類(板厚が5ミリ以上)
よって、板厚が厚いほうが付着量が多くなるという事です。
この手の階段補修工事の部類は現場での溶接個所の補修が出てくる。
基本的には、メッキ工事での溶接はできないことになっている。
建築的には、「共通仕様書」にも明記されてある。
んが、しかし現実問題として補修工事、改造工事には溶接個所は必ずでてくる。
そこで、補修する方法として「高濃度亜鉛末塗料」がある
ローバルというメーカーの塗料がそうである。
今回の溶接個所にはこのローバルを使用しました。s-2005_0927kaidann0033
現況はかなり腐食が進み取り替えも考えましたが
アパート経営上、予算はあまりかけられないとの事
補修工事となりました。s-2005_0927kaidann0032
ささらの厚みが多分半分もないでしょう。
このままだと、落下の危険があり
危ない状態です。
s-2005_0927kaidann0036
ガスで既存階段の踏板を解体します。
そして新しい踏板をつけます。s-2005_0927kaidann0038
s-2005_0927kaidann0039
既存のササラにあわせた曲げ加工したプレートを
装着します。s-2005_0927kaidann0042
完成しました。
靴がかかるところにはすべり止めのテープ
をつけました。
メッキは最初は滑りやすいからです。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>基本的には、メッキ工事での溶接はできないこと... (スーパー息子)
2005-10-02 10:24:19
>基本的には、メッキ工事での溶接はできないことになっている。
そうだったんですか。
我が社では亜鉛ドブメッキでもどしどし現場では
手棒で溶接している。
そしてyou1さんの記事の通り溶接後ローバルを塗布している。
強度的には何の問題はないようだが。
実は違うんだろうか。
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スーパー息子さんどうもコメントありがとうござい... (you1)
2005-10-03 08:26:10
スーパー息子さんどうもコメントありがとうございます。
建築業界では、「建築工事共通仕様書」なるものがあります。
主に、役所の工事に関する仕様書ですが・・・これが一般化してます。
たぶん強度的には問題はないと思います。
ただ、スパッタがかなりでますので・・メッキ専用の溶接ワイヤなどがあるみたいです。(かなりスパッタの軽減となるみたいです)
以前、役所の工事(小学校)の工事で溶接個所がありその部分は
不メッキ処理をしました。
その部分を溶接してローバル処理。
あとは、ボルト接合となる部分は、ブラスト処理やりん酸処理などをやるようになってます。
なんでも、ボルトの摩擦係数を確保するためのようです。
それも、予算に含まれます。
キビシー・・・


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