一人想うこと :  想うままに… 気ままに… 日々徒然に…

『もう一人の自分』という小説を“けん あうる”のペンネームで出版しました。ぜひ読んでみてください。

花火大会今昔

2009-07-24 23:06:41 | 日記・エッセイ・コラム
 毎年札幌では今頃の時期に市内中心部を流れる豊平川の河川敷で花火大会がある。
この花火大会は私が幼少の頃からの恒例行事だ。
夕方、会社帰りに豊平川を渡ると、浴衣を着た御姉さん達が多数集まっていた。
すでに豊平川沿いの道路は封鎖されている。
「今日は花火大会か・・・」
そう思いながら家に帰って来た。
夕食を済ませ、のんびりとバーボンを飲んでいると、「ドーン、ドーン」と音がする。
「始まったな」と思い、窓を開けて望むが何も見えない。
それもそのはずだ。私の家から豊平川方面にはマンションが樹立している。
いくら首を伸ばしても、音が聞こえるだけだ。
いつからこんなにマンションが立ち並ぶようになったんだろう。
普段はあまり気にしてなかったが、こうやって見ると、まるで巨大な塀に遮られているようだ。
思えば私が子供の頃はこんなんではなかった。
この花火大会は札幌市内なら、ほとんどの場所から見えたものだ。
それが今では音しか聞こえない。
あの頃が懐かしい。
そう思うのは私だけだろうか・・・


コメント (2)
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