tonga tonga cafe at song song village
ロタ島でもっとも栄えるソンソン村の入り口に一軒のステキなカフェがあります。表には手作り感あふれる“TONGA TONGA CAFE”の看板と真っ白なブーゲンビリア。オープンスペースの店内には砂利が敷き詰められていて、お天気の良い日に外でお弁当を食べた時の心地よさが味わえます
ランチメニューは三つだけ。注文したスパゲティ・サラダには紅茶かコーヒーがついて$9.95(約1200円)。出てきたお料理は彩りが鮮やかでとっても美味しそうお野菜がたくさん入っていてとっても美味な一品でした料理が出てくるまでに多少時間がかかりますが(チャモロ人の気質かな?)、その間お庭を散策するのも楽しいですよ。
このカフェの裏にはトンガから渡来した先住民が住んでいたというトンガ洞窟があります。表には日本語で「神威洞」と書かれており、太平洋戦争中はこの島を占領した日本軍が軍事病院として使っていたそうです。中は鍾乳洞になっていてちょっと不気味な感じでした
17世紀以降、スペイン、ドイツ、日本の統治下に置かれていたロタ島。スペイン宣教師による強引なキリスト教布教がスペイン・チャモロ戦争を引き起こし、一時は人口が1500人まで激減するという民族消滅の危機を迎えた時期もあったようです。にもかかわらず、この島の人たちはとても優しい。一見厳つそうに見える人でも明るく気さくに声をかけてくれます。戦後はアメリカの自治領となり平和を取り戻していますが、侵略の悲劇を乗り越えたのは、チャモロ人の穏やかな気質とロタの美しい自然かもしれません。