コレ、何か分かります?春といえば…
ロタから帰ってきてから、私は野母崎で農業を営むとあるご家族の元へせっせと通っていました。作れるものは何でも自分で作っちゃう逞しいお父さんとお料理上手でジャム作り名人の優しいお母さん、そして確実に二人の遺伝子を受け継ぐ三人の娘達と甘えん坊の飼い犬リンちゃん。
このご家族、とってもステキなんです。
ひわ山にて リンちゃん大はしゃぎ!
窯や薪ストーブで使う薪。お父さんがいつも背中に担いで山を下ります
このご家族との出逢いはちょうど2年前。初めてお会いしたその日からこのご家族の生き方に魅力を感じた私は、お父さんの「遠慮しないでいつでもおいで!」の一言を真に受け、時々ふと行きたくなった時に農作業のお手伝いに出かけるようになりました。成長した野菜の姿しか見たことのない農業初心者私に野菜の種を見せてくれたり、種蒔きや収穫のお手伝いをさせてくれたり、雨の日はお父さん自慢の石窯(もちろん手作り!)でパンを焼かせてくれたり…。ここに来るといつも楽しい体験が私を待っているのです。
焼きたて石窯パン。外はカリッと♪
二人のモットーは完全無農薬の体に優しい野菜作り。除草剤をまかない畑には雑草もすくすく元気に育っています。それを丁寧に手で取り除きながら、野菜の成長をじっくり見守ります。私が見る限り、この畑の野菜にはほとんど虫は付いていません。何年もかけて改善した土には変な虫は寄りつかないそうです。丹誠込めて作ったお野菜はとっても美味しくて形も決して悪くありません。
この日はお父さんが黙々と大量のつわを剥いていました。出荷するには丁寧に皮を剥いたつわを一度湯がいて水にさらします。さらに鮮やかな色を保つためレモン汁を入れるのがポイント。ビタミンCが色止めの役割を果たしてくれるそうです。とてもきれいな色でしょう?
この釜は娘さんとお父さんの合作 大きい!
農作業の後はお母さんの大好きな裏の作業場で娘さんの作ったプリンをいただきながらティータイムここからの眺めがとっても落ち着くんですって。お茶をいただきながらホッとひと息。まさに至福の時間です
「やりたいことはとことんやり抜く」これがこのご家族のモットー。無農薬栽培もこの揺るぎない信念によってなされる業かも知れません。しかもこのお二人、まだまだいろいろとやりたいことがあるのだとか。これからも会いに行くのが楽しみだな
松尾のお父さん、お母さん。4月から少し離れてしまいますが、また必ずお邪魔しますので、これからもステキな体験をさせてくださいね今度はびわの収穫かな!?楽しみにしてまぁす!