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自然の中で見つけたステキなモノ

お庭の花々 Flowers in My Mom's Garden

2006年04月27日 | 植物のお話

               実家のお庭で

再び、実家のお庭に咲く花々を紹介します!

こちらはアヤメ科のシャガ。私の大好きな花の一つです。誰が教えた訳でもないのに、白い花びらの中に紫色と黄色の模様が絶妙なバランスで並んでいます。今年は例年に比べて花の数も多く、緑の多いお庭をパッと明るくしてくれます。

              

こちらはツツジ科のドウダンツツジ。私たちが普段ツツジと呼ぶものとは花の形が全く違います。一つ一つはとても小さな花ですが、スズランの花のように愛らしい形の花で、たくさん咲くとツツジにも負けないくらいの存在感があります。我が家のお庭は日当たりがあまり良くないので、花の数が少し少ないようです

              

こちらはバラ科のヤマブキ。ヤマブキには一重のものと八重のものがあって、こちらはヤエヤマブキと呼ばれているようです。たくさん花をつけるので、この花が咲くとお庭がとても賑やかになります。まわりの木が生い茂って光が入らなくなり、あまり花をつけなくなってしまった時期もありましたが、母の手入れのお陰で以前のようにたくさんの花を咲かせるようになりました。
やはり植物には太陽の光が不可欠なのですね

              

こちらはシソ科のキランソウ。別名「ジゴクノカマノフタ」。この名前の由来はいろいろあるようで、一説には春の彼岸の地獄の釜の蓋が開く頃に花を咲かせるためそう呼ばれるようになったとか。「医者いらず」とも言われていて、昔は干して煎じたものを熱冷ましや高血圧の薬として重宝していたそうです。 これまたとても小さな草花で、地面の上を這うようにして生えています。毎年同じ場所で花を咲かせてくれるのですが、あまり増えることはないようです。

              

こちらはキョウチクトウ科のツルニチニチソウ。葉に斑のはいったものもあります。地中海地方原産で、確かにあたたかい海辺が似合いそうな花ですよね。一方同じキョウチクトウ科のニチニチソウマダガスカル原産で、花の形は似ていますが、色は濃いピンク色のものが多いようです。今は植えてないので写真はありませんが、品種改良も進んでいて、散歩をしていてもあちこちのお庭で見かけます。

             

こちらはラン科のキエビネ東南アジアや日本原産で、エビネにはいくつもの種類がありますが、鮮やかな黄色をしたこのエビネはキエビネと呼ばれています。私が帰省している間にちょうど花を咲かせてくれましたキエビネのことを調べていると、あちらこちらに「盗掘」という言葉が目立ちます。悲しいことに、自生しているキエビネを愛好家が盗掘するため、その数が激減しているとのことでした。美しいものを自分のものにしたいという気持ちは分からないでもないですが、野生のものであるからこその美しさ、またそれを発見した時の喜びを他の人とも分かち合う気持ちを大切にしたいものです。

              

こちらもラン科のシンビジウム。こちらも東南アジアや日本が原産地で、丈夫で育てやすいランなのだそうです。実際このシンビジウムは全くと言っていいほど手入れをしていないのですが、毎年元気よくこのようなきれいな花を咲かせてくれます。

春っていいですね今度帰省した時はどんな花が咲いているのでしょう?またお庭をのぞくのが楽しみです