一瞬ランタナかと思いましたが…
いつものようにキョロキョロしながら歩いていると、茅がわんさか生えている中に眼にも鮮やかな花が一輪だけ咲いているのに気が付きました。近寄ってよくよく観察してみると、ちょっと変わった形をしています。花の色から一瞬ランタナかなと思いましたが、どうも葉っぱや花の形が違うようです
例のごとく調べてみると、やはりランタナではなく、ガガイモ科のヤナギトウワタ(柳唐綿)という西インド諸島原産の植物でした。単にトウワタともいうようですが、葉っぱが柳の葉のように細いものをトウワタと区別してヤナギトウワタと呼んでいるようです。
別名シュッコンパンヤ(宿根パンヤ)とも呼ばれるこの植物は、パンヤノキ(パンヤの木)のように種子の中に綿毛が入っていることからそう呼ばれているようです。
ちなみにパンヤノキとは熱帯地方に分布する樹木で、果実の中には「パンヤ」と呼ばれる綿のような繊維が詰まっており、クッションや枕などの詰め物に利用されるそうです。 赤道ギニア共和国の国旗にも神木としてデザインされているんですって 一度実物を見に行ってみたいものです
後日再びヤナギトウワタの花を見に行くと、蕾だった花もきれいに咲いていました うーん、やっぱり可愛いな しばらくしたら種を採って植木鉢に植えてみよう。来年の夏、もし花が咲いたらまたお知らせしますね
注意:トウワタの茎を傷つけると乳白色の汁が出ますが、有毒なので触らないようにしましょう