勤め先のお茶屋には様々なお客さんが来ますが、60代後半のAKさんは茶飲み友達みたいになっています。
いつも暇なときにいらっしゃるので、お茶を淹れて、お話していってもらいます。
AKさんもそれが目的でいらっしゃるのですが、もちろん、お茶が必要な時は買っていってくれます。
いつも、いろいろな悩み事を話されるのですが、話しているうちに気持ちが軽くなっていくらしく、元気になって帰られます。
何回かお話を聞くうち、政治のことにも興味を持たれ、世界情勢のニュースになっているものにも興味を持たれるようになってきました。
いつも、ご自分で仕入れられた情報をもとに、そのことについて話し合うのを面白がっておられるようなので、私もお相手しています。
AKさんは、お弁当屋さんで忙しく働いていらしたようですが、手が腱鞘炎になってしまい、退職されました。
でも、元気なうちはまた働きたいと、職探しもされているようです。
最近は、近所にも政治のことを話せる相手がいないと嘆かれます。
みんなそういう事をどう思っているんだろうね?って訊かれましたが、そればかりは人それぞれなので何とも言えません。
ただ、AKさんのように考えてくれる人が、一人でも多く増えてくれることを嬉しく思います。
私たちは、SNSでキラキラとブランド物を披露したり、お店のインスタ映えする食べ物をアップしたりするような生活はしていません。
周りの人たちも、畑のある人は作物作りに精を出し、会社員もパートさんも、日々の生活をささやかでも頑張って送っています。
忙しく働くことを美徳と思っているし、平日の昼間からプラカードを掲げてデモの行進ができる人はいません。
安倍さんが総理大臣をされていた頃、毎日、太鼓を叩いて「アベ辞めろ」って騒いでいた人たちって何だったんでしょうね。
今度は国葬反対のデモが起きているようですし。
そういう人たちに限って「市民」の声を聞けって言うじゃないですか。
私は、得体の知れない「市民」の声を聞けと言って、日本「国民」をないがしろにしたり、日本「国民」をののしるような人を信用しません。
AKさんのように、腱鞘炎になるほど仕事を頑張って、70近くになっても働けるからと職を探したりしている人や、毎日地道に働いている人たちが、国を支えているのだと思っています。
ちょっとくらい政治の裏事情を知らなくたって、皆、各自の仕事に関してはスペシャリストで、そのことがわからない人は自分のことすら大したことではない人です。
テレビも毎日、小学生くらいにしか受けないようなお笑いと、韓国グルメと、気分が悪くなる報道番組くらいでは、飽きられて当然で、政治のことや世界情勢のことを話せる頭では無くされそうです。
そして、反アベを煽っている感じ、日本人の味方では無いんですね。
それもやっぱり、得体の知れない「市民」とやらの制作なのでしょうか。