blue sky diary

子育てと仕事、時々趣味の何気ない日々の日記です。

不思議ちゃんからの電話

2021-10-14 01:21:10 | 日記
昨日はお茶屋の遅番でしたので、予定通り、サンマの煮付けを作ってから、出勤しました。
お店に入ると、早番のAさんから、本店の部長から電話があって、出勤したら電話をくれるよう言われたと伝えられました。
月末の大掛かりなセールで、ノベルティを考えてほしいと事務局から言われていたので、本店に相談していました。
そのことで部長から何か指示があるのだと思っていたので、荷物を置くと、受話器に手を伸ばしました。
するとその瞬間を見計らったかのように電話が鳴りました。
あ、部長からだな、と思い、受話器を取りました。
が、本店からではなくて、女の子の消え入りそうな声が聞こえて来たんです。
話し方に特徴があるので、すぐに分かりました。
不思議ちゃんだって。
「イベントでお友達をつくるには、どうしたらいいんですか・・・・・」
って、やっと聞き取れるかどうかくらいの声。
この電話、二度目です
ここのショッピングセンターでは、コロナ前はイベントをどんどんやっていて、毎週のようにメジャーデビュー前のアイドルや、逆にちょっと売れなくなってきたかな、という有名歌手の方まで様々、歌を披露しており、追っかけの若い子たちからお年寄りまで集まって、とても賑やかでした。
特にアイドル系のグループが来た時は、若い女の子たちがたくさん、着飾って応援に来ていました。
そこに独り、輪から外れたところで、ちょっと違う感じの女の子が見に来ていました。
それが不思議ちゃんです。
ファッションなどはどうでもいいのか、肩までの髪も無造作に二つに縛って、服装はジャージ。
周りのキラキラした女の子たちとはまったく違う服装で佇んでいました。
引っ込み思案で純朴な感じがかえって目立って見えるくらいでした。
その子は、お茶屋の前に来て、輪の中に入れないと言って来ました。
女の子たちの近くに行くと、「いじめられちゃうんです・・・」と言います。
じゃあ、ここならよく見えるから、ここに居ていいよと言ったら、アイドルグループに渡したいものがあると言います。
「●●●の絵を描いて来たんです・・・・・」
と言うので、あら、見せてくれる?って言いました。
もしかしたらオタクで、ものすごく絵が上手な子もいるじゃないですか。
この子も口下手だけど、絵で表現するタイプかもしれないと思って。
年の頃は中3か、もしかすると高校生くらい。
上手な子は、大人並みに描けますから。
アイドルグループの絵を描いたという不思議ちゃんは、無造作に筒状に丸めた画用紙を取り出して見せてくれました。

愕然としました。

だって、そこには幼稚園生が描くタイプの「人」がたくさん描かれていたんです。
案山子みたいに短い両腕を左右に広げて、棒立ちになった人がびっしり描かれていました。
これは●●さんで、これが自分で・・・と説明してくれます。
四角い線で区切られただけの舞台の隅には、事務局のイベント担当S崎さんも居ます。
「上手に描けたね」と私は、画用紙を返しました。
この子は、学習障害か、何かあるのかもしれない、と感じた瞬間です。
コロナが蔓延して、イベントどころではなくなると、それっきり不思議ちゃんは来なくなりました。
でも、お茶屋に電話がかかって来たんです。
「イベントでお友達を作るにはどうしたらいいんですか・・・」って。
イベントに来ているタイプの女の子と友達になるのは、ちょっと無理じゃないかなあと思いましたけど、いろいろ話して電話を切りました。

今回も、誰かお友達になりたい人がいるの?とか、もうここではイベントはやらないよとか、気になる子がいるなら、その子が好きなことに興味を持って話し掛けてみたら?とか、自分でも何にもならないだろうなと感じるような事ばかりでしたが、とりあえず並べて言ってみたんですけどね、不思議ちゃん、ちょっとは納得してくれたみたいで、仕事があるからもう切っていい?と聞くと、素直にありがとうございましたと、電話を切ってくれました。
大体、5分くらいの電話でした。
その後直ぐに、部長に電話を入れたのは言うまでもありません。
不思議ちゃんは、名前も名乗らないし、私も誰なのかは訊かないので、名前は分からないのですが、話し方に特徴があるのですぐに分かります。
ショッピングセンター事務局のS崎さんに、イベント情報を聞き出そうとして怒られたと言いますが、単にそれは言えませんくらいのことを言われただけだと思います。
お友達を作るのも、まず、身綺麗にしてからでないとなかなか難しいと思うのですが、言えません。
いろいろ難しいと思います。
それと、仕事場に電話をかけてこられて、お悩み相談されても困っちゃうんですよね(笑)
可哀想だとは思いますが、解決策は私には出せません。
行くべき機関があるのでは?
そして、何故、お茶屋に相談しようと考えたんでしょう?
たまたまかもしれませんが、私のいる時にばかりかかってくるのは何故?
タイミングよくかかってくるので、館内のどこからかかけてきているのかしらって思っちゃう。
なんとか、お友達が出来るといいのですがね。
実際、この子は何歳なのか知りませんし、学校へ行っているのかどうかさえ知りません。
今度また電話があるようなら訊いてみようかな。
それでどうなるわけでも無いのですがね。
知ったからどうなるという訳でもないですしね。
我が家には、やっと不登校が治ったばかりの次女もいますし、相談したいのはこっちですね(笑)
人生は難しいです。
いろいろ。




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