「まさか死ぬとは思わなかった。」
と 亭主は言った。
亭主の実家に着いた私に
すれ違いざまに、小声で。
正直な気持ちだったろうと思う。
だけど。
アンタ、あたしのおとっつあんの時に
なんにも学習しなかったのね。
今の亭主の‘忙しいのに儲からない仕事’には期日があって、
あと3年半、
あと3年、
あと2年半で暇になる、
あと2年半、オフクロがもっていてくれれば。
最近ではいつもそんなことばかり言っていてた。
そんなには 義母は待っていてくれなかった。
考えてみれば
・・・それは全部 あとで考えてみれば、なのだが、
自力で物を食べられなくなった人が
長生きすることは難しい。
胃に穴を開けて 栄養を送り込む、
なんてことになった時点で
もっと真剣になるべきだったのだ。
けれど つい
そうあってほしい、という願いもあって
栄養を改善すれば もう一度元気になってくれる、
と信じていたのだ。
信じ込もうとしていたのだ。
義母は
昔から 歯が悪かった。
入れ歯、差し歯だらけの口内だった。
硬いものは噛めなかった。
口の中に金属を入れていること自体、
不自然だと言うべきかも知れない。
それはとにかく、
噛むことは
あごから脳に信号が送られて
脳の活性化につながる、
認知症を予防する、
頭が良くなる、
などと言われている。
義母のアルツハイマーと 関係があるのだろうか?
私の父は 奥歯がなかった。
虫歯になったときに
歯医者(のみでなく、医者全般)嫌いの父は
たとえ痛くても我慢して我慢して
やっと歯医者に行っていたので
すぐに神経を抜かれ、
やがて歯を抜かれた。
というか、本人が
虫歯の治療よりも 抜歯を望んだのだ。
そんな治療が また まかり通っていたのだ。
父がもし 丈夫な奥歯を持っていたなら
脳梗塞なんかにならなくて済んだのだろうか?
それは疑問ではあるが
少なくとも 健康のためには
歯は丈夫なほうがいいはず。
丈夫な歯で よく物を噛んで食べること。
昔の日本人は
小さい頃から親に口うるさく言われて
よく噛んで食べることを 身に付けていたはず。
消化吸収のために
エンザイムを使わなくて済めば、
ミラクル・エンザイムを その他のことに使える。
たとえば、体内に毎日できるがん細胞をやっつける、
とか
活性酸素を中和させる、とか。

以前、(いつ頃だったろうか?)
マイセンさんという方が
私の窓にコメントしてくださった
「噛みたおす」という言葉は
私の胸に残った。
時々 牛みたいに 記憶の中から引っ張り出して
咀嚼しなおしている(笑)。
当たり前のことだけれど、噛むことは、大事。
義母は グループホームに入って間もなく
噛み合わせが悪くなった。
歯が悪い上に、噛みあわせが悪い。
これでは、丸呑みするしかないではないか。
最初の誤嚥事故は 起こるべくして起きたのだ。
噛みあわせが悪くなってしばらくすると、
義母の発音は明確ではなくなった。
そのうち何を言っているのか わからなくなった。
もしかしたら ちゃんと筋道の通ったおしゃべりを
していたのかもしれない。
自分で噛めず、しゃべれず、
手芸もできず、楽しみもなくなって、
判断能力が劣った義母が
あの状態のまま 長生きできるはずはなかったのだ。
以前 乳がんのサイトで
術後の人たちが 次々に歯が悪くなって
次々に歯科医に通い始めて、
「こんなことも伝染するのかしらね?(笑)」
と話題になったことがある。
伝染したのではなく、
歯や歯茎が弱くなる時期と
病気になる時期が 近いのではないかと思う。
私も 以前に治療した歯が
再治療の必要が出てきて
随分通っている。
そして 歯の治療そのものよりも
噛み合せを整えてもらうことが重要のように思う。
噛み合せが良くなると ものを噛むのが楽しみになる。
食べていて 満足感がある。
よく 噛んで 食べて
生きている間は元気でいたいと思う。
口に入れたものは、噛み倒せ!(笑)
画像はこの春のもの。
亭主はこんなはかなげな色が好み。
亭主の好みの花を玄関先に植えてあげれば
ガーデニングに散財しても
大目に見てもらえる♪
と 亭主は言った。
亭主の実家に着いた私に
すれ違いざまに、小声で。
正直な気持ちだったろうと思う。
だけど。
アンタ、あたしのおとっつあんの時に
なんにも学習しなかったのね。
今の亭主の‘忙しいのに儲からない仕事’には期日があって、
あと3年半、
あと3年、
あと2年半で暇になる、
あと2年半、オフクロがもっていてくれれば。
最近ではいつもそんなことばかり言っていてた。
そんなには 義母は待っていてくれなかった。
考えてみれば
・・・それは全部 あとで考えてみれば、なのだが、
自力で物を食べられなくなった人が
長生きすることは難しい。
胃に穴を開けて 栄養を送り込む、
なんてことになった時点で
もっと真剣になるべきだったのだ。
けれど つい
そうあってほしい、という願いもあって
栄養を改善すれば もう一度元気になってくれる、
と信じていたのだ。
信じ込もうとしていたのだ。
義母は
昔から 歯が悪かった。
入れ歯、差し歯だらけの口内だった。
硬いものは噛めなかった。
口の中に金属を入れていること自体、
不自然だと言うべきかも知れない。
それはとにかく、
噛むことは
あごから脳に信号が送られて
脳の活性化につながる、
認知症を予防する、
頭が良くなる、
などと言われている。
義母のアルツハイマーと 関係があるのだろうか?
私の父は 奥歯がなかった。
虫歯になったときに
歯医者(のみでなく、医者全般)嫌いの父は
たとえ痛くても我慢して我慢して
やっと歯医者に行っていたので
すぐに神経を抜かれ、
やがて歯を抜かれた。
というか、本人が
虫歯の治療よりも 抜歯を望んだのだ。
そんな治療が また まかり通っていたのだ。
父がもし 丈夫な奥歯を持っていたなら
脳梗塞なんかにならなくて済んだのだろうか?
それは疑問ではあるが
少なくとも 健康のためには
歯は丈夫なほうがいいはず。
丈夫な歯で よく物を噛んで食べること。
昔の日本人は
小さい頃から親に口うるさく言われて
よく噛んで食べることを 身に付けていたはず。
消化吸収のために
エンザイムを使わなくて済めば、
ミラクル・エンザイムを その他のことに使える。
たとえば、体内に毎日できるがん細胞をやっつける、
とか
活性酸素を中和させる、とか。

以前、(いつ頃だったろうか?)
マイセンさんという方が
私の窓にコメントしてくださった
「噛みたおす」という言葉は
私の胸に残った。
時々 牛みたいに 記憶の中から引っ張り出して
咀嚼しなおしている(笑)。
当たり前のことだけれど、噛むことは、大事。
義母は グループホームに入って間もなく
噛み合わせが悪くなった。
歯が悪い上に、噛みあわせが悪い。
これでは、丸呑みするしかないではないか。
最初の誤嚥事故は 起こるべくして起きたのだ。
噛みあわせが悪くなってしばらくすると、
義母の発音は明確ではなくなった。
そのうち何を言っているのか わからなくなった。
もしかしたら ちゃんと筋道の通ったおしゃべりを
していたのかもしれない。
自分で噛めず、しゃべれず、
手芸もできず、楽しみもなくなって、
判断能力が劣った義母が
あの状態のまま 長生きできるはずはなかったのだ。
以前 乳がんのサイトで
術後の人たちが 次々に歯が悪くなって
次々に歯科医に通い始めて、
「こんなことも伝染するのかしらね?(笑)」
と話題になったことがある。
伝染したのではなく、
歯や歯茎が弱くなる時期と
病気になる時期が 近いのではないかと思う。
私も 以前に治療した歯が
再治療の必要が出てきて
随分通っている。
そして 歯の治療そのものよりも
噛み合せを整えてもらうことが重要のように思う。
噛み合せが良くなると ものを噛むのが楽しみになる。
食べていて 満足感がある。
よく 噛んで 食べて
生きている間は元気でいたいと思う。
口に入れたものは、噛み倒せ!(笑)
画像はこの春のもの。
亭主はこんなはかなげな色が好み。
亭主の好みの花を玄関先に植えてあげれば
ガーデニングに散財しても
大目に見てもらえる♪