あれから一月過ぎた。
髪はそれほどではないが 伸びてきた。
免許証の書き換えをそのうち忘れてしまいそうで
ハラハラしているのもイヤだし。
あっちゃんのいる日に美容院へ。
今度は前回よりも早い時間に予約がとれた。ほっ。
聞かれてしまった。
「あれから、この間、どうでしたか~?
写真を撮るとか、おっしゃってましたよね~。」
正直に答えたら、がっかりされちゃった。
ごめんね~。
「だから、今日、もう一度行くから、
また 念入りにセットをお願いね。」
「リベンジですね!」
念入りにスプレーで固めてもらって、
自宅に帰ってきて、
亭主と食事をして、
お化粧をして、
ブラウスやネックレスをバッグに詰めて。
この前に予行演習をしてるから、
グズな私もいくらかはチャッチャとできる。
警察署に着いて、
こちらも今度はチャッチャと手続き、
写真もチャッチャと撮った。
でも 安全運転のビデオはでれ~~っと見て。
無事に新しい免許証をゲット!
やれやれ。
さて!
きょうは 商店街がお休みではないはず!
頭にわいてくる不安を振り払いつつ
駅前の写真館へ。
やった、開いてた(笑)。
予約をしてたわけではなかったけど、
スタジオで他のどなたかの撮影が行われているわけではなく、
こちらもチャッチャといきそう。
まず 写真のサイズと値段を見る。
8千円?
う、う~~~ん。
えい! いいや! もう、決めちゃったんだから、
一万円でもいいのよ!
でも、名刺サイズの写真にして
それを少々引き伸ばしたものなら
ぐっとお安いとか。
それよ!
私の求めていた写真は!(笑)
どうせ 遺影にするときには引き伸ばすんだから、
それでいいの。
化粧室を案内されて、
あちらがスタジオの準備をしているあいだに
こちらも ブラウスを取り替えたり
アクセサリーを取り替えたり。
いざ、撮影!
斜めに置かれた白い椅子。
緊張して腰掛ける。
「キレイな色のブラウスですね~。」
でしょ?
「何かの記念なんですか?」
「ええ。
恥ずかしいんですけど。」
3年半生きてた記念よ。
というか、思いつきよ(爆)。
すとんと座ったポーズで決めて、
さあ、撮影!
と思ったら
カメラをいじっていた人が
「あの、肩に絆創膏が・・・。」
「あ!」
ハイハイ、貼ってあります、置きバリの上に。
「取っていいですか?」
「いえ、自分で取ります。」
だって、手に刺さると 少しは痛いのよ。
置きバリをとって、おすましして、撮影。
「少し、笑ってください。」
来た!
それが、苦手なのよ。
だって、自然に笑うなんて、できないじゃない。
「いいですよ~。」
あ、いいの? ほんと? こんなんで?
いいんだわ、きっと。
じゃあ、ずっと微笑んでいられるかも。
照れる、照れる、写真に写されるって言うのは。
たとえ相手がプロであっても
ひとりでカメラを前にして 写真に納まるっていうのは。
でもなんとか
ホット・フラッシュで真っ赤な顔になったりもせずに
撮影終了!
「一週間後のこの日にできあがります。
午後4時以降においでください。」
その日は休日。
「その日は来れないかも。
翌日以降に参ります。」
化粧室でもう一度着替えて
帰る。
まだちょっと興奮している。
いつものスーパーに寄って
お買い物をしたら 平常に戻った。
さて、
出来上がり予定日の翌日、
息子の迎えの時に
早めに家を出て 写真館に行くと
「きょうが出来上がりの日でしたか?」
と言う。
「いいえ。昨日のはずでした。」
「すみませんねえ。
まだ出来上がっていないんです。」
なんと!
このまえ化粧した顔を見せた人に
スッピンを見せるのも恥ずかしいと思って
一応ちゃんとお化粧までして
早めに家をでて 立ち寄っているのに。
まだだってえ!?
ドアを蹴飛ばして出てくればよかったと後悔。
おまけに、後日、家に
「写真ができました~。」
と電話してきた。
電話します、とは聞いていないぞ。
実際、先日は「予定よりも出来上がりが遅れます。」
などという電話もこなかったじゃないか。
(二回目の)予定通りに出来上がったんだから、
電話よこすな!
私が取ったからよかったけど、
亭主が電話に出たら
何かと思うじゃない。
(家族に こんな何でもないことを
内緒にしている私もおかしいが。)
(何でもないわけではないから
ちょっと言いにくいわけで。)
(何でも話せる家族ってのは理想だが
私が一番 理想を裏切っているのか?)
(でもまあ、これが私の性格だし。)
そして ようやく昨日、
取りに行った。
朝は9時に開きます、というけれど
9時過ぎには上りの特急電車に乗っていたいの。
10分前には店の前に車を止めて
開店を待つ。
間もなくシャッターが開いた。
よし、特急に間に合うぞ。
写真を受け取り、そのまま駅前の駐車場へ。
結論を言えば、
免許証も 遺影(?)もイマイチの出来。
なぜなら、
毎日続く雨で湿気過多!
髪のウェーブはほとんど取れてしまった!
おまけに
久々のお化粧で 勘違いをしでかして
うっすら色のつくベースクリームをつけて
そのままファンデーションを付け忘れて
チークなどのメイクをしてしまっている。
一番大切な肌が汚い。
そういえば睡眠不足で最悪のコンディション。
写真館の修正に期待したけど、
やっぱり肌の汚さは隠しきれない。
言い訳といえば、言い訳だけど。
次の免許証の書き換えは また5年後にある。
今度は横着せずに 絶対、必ず、
ブラウスにはアイロンをかけるゾ!

特急電車に乗って 上野経由、東京駅へ。
待ち合わせがある。つづく。
髪はそれほどではないが 伸びてきた。
免許証の書き換えをそのうち忘れてしまいそうで
ハラハラしているのもイヤだし。
あっちゃんのいる日に美容院へ。
今度は前回よりも早い時間に予約がとれた。ほっ。
聞かれてしまった。
「あれから、この間、どうでしたか~?
写真を撮るとか、おっしゃってましたよね~。」
正直に答えたら、がっかりされちゃった。
ごめんね~。
「だから、今日、もう一度行くから、
また 念入りにセットをお願いね。」
「リベンジですね!」
念入りにスプレーで固めてもらって、
自宅に帰ってきて、
亭主と食事をして、
お化粧をして、
ブラウスやネックレスをバッグに詰めて。
この前に予行演習をしてるから、
グズな私もいくらかはチャッチャとできる。
警察署に着いて、
こちらも今度はチャッチャと手続き、
写真もチャッチャと撮った。
でも 安全運転のビデオはでれ~~っと見て。
無事に新しい免許証をゲット!
やれやれ。
さて!
きょうは 商店街がお休みではないはず!
頭にわいてくる不安を振り払いつつ
駅前の写真館へ。
やった、開いてた(笑)。
予約をしてたわけではなかったけど、
スタジオで他のどなたかの撮影が行われているわけではなく、
こちらもチャッチャといきそう。
まず 写真のサイズと値段を見る。
8千円?
う、う~~~ん。
えい! いいや! もう、決めちゃったんだから、
一万円でもいいのよ!
でも、名刺サイズの写真にして
それを少々引き伸ばしたものなら
ぐっとお安いとか。
それよ!
私の求めていた写真は!(笑)
どうせ 遺影にするときには引き伸ばすんだから、
それでいいの。
化粧室を案内されて、
あちらがスタジオの準備をしているあいだに
こちらも ブラウスを取り替えたり
アクセサリーを取り替えたり。
いざ、撮影!
斜めに置かれた白い椅子。
緊張して腰掛ける。
「キレイな色のブラウスですね~。」
でしょ?
「何かの記念なんですか?」
「ええ。
恥ずかしいんですけど。」
3年半生きてた記念よ。
というか、思いつきよ(爆)。
すとんと座ったポーズで決めて、
さあ、撮影!
と思ったら
カメラをいじっていた人が
「あの、肩に絆創膏が・・・。」
「あ!」
ハイハイ、貼ってあります、置きバリの上に。
「取っていいですか?」
「いえ、自分で取ります。」
だって、手に刺さると 少しは痛いのよ。
置きバリをとって、おすましして、撮影。
「少し、笑ってください。」
来た!
それが、苦手なのよ。
だって、自然に笑うなんて、できないじゃない。
「いいですよ~。」
あ、いいの? ほんと? こんなんで?
いいんだわ、きっと。
じゃあ、ずっと微笑んでいられるかも。
照れる、照れる、写真に写されるって言うのは。
たとえ相手がプロであっても
ひとりでカメラを前にして 写真に納まるっていうのは。
でもなんとか
ホット・フラッシュで真っ赤な顔になったりもせずに
撮影終了!
「一週間後のこの日にできあがります。
午後4時以降においでください。」
その日は休日。
「その日は来れないかも。
翌日以降に参ります。」
化粧室でもう一度着替えて
帰る。
まだちょっと興奮している。
いつものスーパーに寄って
お買い物をしたら 平常に戻った。
さて、
出来上がり予定日の翌日、
息子の迎えの時に
早めに家を出て 写真館に行くと
「きょうが出来上がりの日でしたか?」
と言う。
「いいえ。昨日のはずでした。」
「すみませんねえ。
まだ出来上がっていないんです。」
なんと!
このまえ化粧した顔を見せた人に
スッピンを見せるのも恥ずかしいと思って
一応ちゃんとお化粧までして
早めに家をでて 立ち寄っているのに。
まだだってえ!?
ドアを蹴飛ばして出てくればよかったと後悔。
おまけに、後日、家に
「写真ができました~。」
と電話してきた。
電話します、とは聞いていないぞ。
実際、先日は「予定よりも出来上がりが遅れます。」
などという電話もこなかったじゃないか。
(二回目の)予定通りに出来上がったんだから、
電話よこすな!
私が取ったからよかったけど、
亭主が電話に出たら
何かと思うじゃない。
(家族に こんな何でもないことを
内緒にしている私もおかしいが。)
(何でもないわけではないから
ちょっと言いにくいわけで。)
(何でも話せる家族ってのは理想だが
私が一番 理想を裏切っているのか?)
(でもまあ、これが私の性格だし。)
そして ようやく昨日、
取りに行った。
朝は9時に開きます、というけれど
9時過ぎには上りの特急電車に乗っていたいの。
10分前には店の前に車を止めて
開店を待つ。
間もなくシャッターが開いた。
よし、特急に間に合うぞ。
写真を受け取り、そのまま駅前の駐車場へ。
結論を言えば、
免許証も 遺影(?)もイマイチの出来。
なぜなら、
毎日続く雨で湿気過多!
髪のウェーブはほとんど取れてしまった!
おまけに
久々のお化粧で 勘違いをしでかして
うっすら色のつくベースクリームをつけて
そのままファンデーションを付け忘れて
チークなどのメイクをしてしまっている。
一番大切な肌が汚い。
そういえば睡眠不足で最悪のコンディション。
写真館の修正に期待したけど、
やっぱり肌の汚さは隠しきれない。
言い訳といえば、言い訳だけど。
次の免許証の書き換えは また5年後にある。
今度は横着せずに 絶対、必ず、
ブラウスにはアイロンをかけるゾ!

特急電車に乗って 上野経由、東京駅へ。
待ち合わせがある。つづく。