ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

宮崎ますみさん

2007-05-07 | 更年期
新聞の4月の日曜版、「一病息災」に5回の連載で
女優・宮崎ますみさん(→ブログはこちら)の記事が載っていた。

きのうからは 秋吉久美子さん。
あの、「赤ちゃんはタマゴで産みたい」と言った女優の
「看取る」の記事始まった。




散歩の初めには 雨がぱらついていたが 歩き始めたら 晴れてきた。
いつも歩いている土手を 今朝はしたから見上げて歩いた。



「宮崎ますみさん 39」と書かれていたのに
「秋吉久美子さん」と こちらは年齢がない。

宮崎ますみさんの記事に関しては
年齢が意味を持つからだと思う。




途中で道を折れて 近所にあると言うルピナス畑を見に行った。



宮崎ますみ。

きれいな女性だと思う。

こんなきれいな女性でも 乳がんになる。

宮崎ますみさんの場合は 昨年 初期で見つかり、
温存手術・放射線治療・ホルモン療法と
ごく普通に 治療方針が決まり、それに沿って治療を開始。

普通でなかったのは、ホルモン療法の副作用。



わかるわぁ。

私も本当に辛くて 毎日泣きそうだったし(泣いたこともあるし)
誰も辛さをわかってくれなかったし。

ホットフラッシュに うつに 関節痛に etc....

あまりにはっきりした諸症状に 本当に腹が立ったし。

でも 抗がん剤治療に切り替える勇気もなかった。




ルピナス畑には 藤の花の香りが漂っている。



宮崎ますみさんが選んだのは、
「ホルモン療法の中止」。

普通なら 私が主治医に言われたように
ここで抗がん剤治療に変更するのだろうが、中止。

これは 彼女が初期だったことにもよるだろう。

けれど 相手は癌。

勇気のいる決断だったと思う。



恐怖を振り払い、勇気を振り絞ってまで 
治療を中止する理由。

ホルモン療法によって
「私が壊れる」という恐怖があったから。

その感覚は なかなか理解してもらえないと思う。

癌が再発しなければ、
癌死が避けられるのならば
多少の?辛さは我慢するのが当然。

そう周囲は思っているのに違いないから。




私の好きなグラデーション・カラー。



私だけじゃなかったんだ~、と
新聞を読んで私は嬉しかった。

♪ひとりじゃないって~~~

 スッテキ~なことっね~~~

そんな気分になれる(笑)。



私は 彼女とは 少々?年齢も違うし、

(今の私はもう 副作用なのか年齢的なものなのか判別不能。)

癌のグレードも違うようだし、

比べられるものでもないけれど

ホルモン療法の副作用は
人によっては 本当に辛いものなのだ。

我慢できなかったら 他の方法を考えてみよう!




3枚分の畑 一面の 色とりどりのルピナス。
私だったら 色ごとに植えて 畑全体をグラデーションに染めるよ。



ホルモン療法を止めて半年、
今 彼女は ようやく元気を取り戻し、

テレビCMや 自身のブログなどで 
乳がんの早期発見を訴えたり プロ野球の試合で始球式をしたり

おっと違った、これから始球式なんだ
(→5月19日だよ~! @広島市民球場
積極的に活動している。



やはり美しい女性だ。

美しい貴女も そうでない貴女も

それから男性も

癌は早めに見つけて やっつけようね!


帰りの空。いつもより 少し?多めに歩いた。