気仙沼の友

　>夢の中　１７歳の

　君がいて・・・・



　昨夜久し振りに

　気仙沼の富美ちゃんの

　夢を見た・・・・・。



　高校生の彼女は

　活き活きとしていた。



　親戚のかたのブログの更新を

　楽しみにしていたのだけれど

　もう数ヵ月も更新がない・・・・

　寂しい・・・・。



　富美ちゃんのお孫さんの様子が

　分からず

　残念・・・・・


　今に

　きっときっと・・・・

　必ず気仙沼にお参りに

　行くからね・・・・。






　天国で

　旦那様と息子さんに

　無事会えましたか・・・

　

　富美ちゃんのみ霊が

　安らかであることを・・・・

　黙とう。





　Ｎさん撮影

　然別湖

　

あれから一年・・・・黙とう

　あれから一年

　時間が進むにつれて

　毎日のように

　死者の数が増えて行き、日本中を

　震えさせた津波の被害・・・・・・


　私はその夜も遅くまで起きていた。

　また地震か・・・・でも今日のはいつもより

　大きいみたいだナァー・・・という感覚だった。


　気仙沼の富美ちゃんに電話しても

　いつも

　「ナンモサァー・・・・いつも店の棚のものが

　落ちるぐらいで・・・」


　と言っていたので

　昨年は電話をしていなかった。

　それが夜になり

　気仙沼大火というニユースがテレビに

　流れた・・・・。

　一瞬私は呆然となり

　受話器を持ったが

　伝わることはなかった。


　もう既にその時は富美ちゃんはガレキの

　下だったのだ・・・・・。


　どんなに心残りだったでしょう・・・・。


　一瞬の間に・・・・・。

　残されたものは祈るしかないのでしょぅか・・・・。


　私は何故か親しい人の魂は目に見えないけれど

　自分の目の前にいるような気がします・・・。


　そして

　「私をもっともっと思い出して・・・・」

　と言っているような気がします。


　私が事故にあった日は１１月１３日

　・・・・・・・・・・

　これからの人生気をつけて渡りなさい

　という富美ちゃんからの

　警告のような気がしてならない・・・・・。


　１０年前に会った時


　「ナンダカ、シズちゃんとは気が合うというか

　ウマが合うよね・・・・

　全く違う人生を歩いてきたのにね・・・・

　不思議だよね・・・・」

　と言った言葉が思い出され胸がいたい。


　私が生きている間

　富美ちゃんのことは

　いつも思い出しているし・・・・

　ブログにもこうして書いて行くからね・・・・

　安らかにお眠りください・・・・。


　そして沢山の犠牲になられたかたに

　黙とう・・・・・・。


　中学時代の仲良し４人

　卒業式の時


　前列右が富美ちゃんその後ろが私






今日のホテルマンさんのブログを拝借

　させていただきました。

　実話です・・・・大変衝撃を受けました。

　涙が止りません・・・・。

　気仙沼のかたです・・・・。










　皆さん、命を無駄にしないで

　一生懸命生きましょうネ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌

気仙沼の富美ちゃん・・・・私達の青春

　富美ちゃんが

　札幌での講習を終え

　帰ることになった三月末

　いきなり

　「２人の記念にお互いのコートを

　交換しょう・・・・・」

　と言い出した。

　私のは安物の半コート

　富美ちゃんは


　自分がデザインしたツイードのコートで

　オーダメードのもので


　それはそれはステキで

　私は時々

　「ステキだよね・・・・・センスがあるよね」

　とほめていたのである。

　「自分で働いてためて作った大切なコート

　そんなァー・・・・もったいないでしょう・・・・」

　と私がいくら言っても

　彼女は


　「２人の記念に・・・・・」

　と

　一歩も譲らなかったので

　わたしはありがたく交換した。





　あの日のことが

　まだくっきりと私の脳のひだに刻み

　こまれている。


　お礼だったのかも知れないが

　富美ちゃんは本当に気風が良かった・・・・。


　その後就職しても毎年

　そのコートを着ていたが


　後年処分してしまったのが

　悔やまれる。



　私達２２歳の青春真っ只中の

　ことである・・・・。


　雪祭りも２人で堪能したし、

　楽しかった・・・・。

　その後は実家に帰った時に

　ちょこっと会うぐらいで

　もっぱら、手紙で近況を報せ会っていた。




　これから

　のんびり旅行などしたいと言っていたのに

　一生懸命人生を走った富美ちゃん・・・・・

　安らかにお眠りください・・・。



富美ちゃんの手紙






　チロマスさん撮影洞爺湖



　新聞大好きララ





　

気仙沼の富美ちゃんを偲ぶ

　あの３月１１日がやって来る

　まだこんなに寒い日だったんだ・・・・

　どんなに冷たく苦しかったろうと

　思うと

　胸が詰まる・・・・。


　最近は連日のように

　ドラマとかニュースで報じられている。


　私もよく富美ちゃんの夢を見る。


　中学時代の富美ちゃんは

　美人で頭が良く

　皆の憧れの的だった。


　高校を卒業するとすぐ地元の農協に

　就職したが

　気仙沼生まれの彼女は将来は気仙沼に

　帰ることになっていた。

　そこには婚約者が待っていた。


　でも彼女としては


　自分の人生

　既にレールが敷かれた人生を素直に

　受け入れてはいたが

　一度だけ

　自分の好きなように生きたいと


　当時札幌の大学に進学した私の元を

　訪れた・・・・・。


　美容部員に憧れ

　コーセの入社試験を受けに来たのである。

　新川にある棒二デパートで試験があると言

　うので


　私もお付き合いしてバスで新川に着いたが

　番地を捜して歩けどあるけど

　そんなデパートなんて無かった。

　とうとう交番に飛び込んで訪ねると


　なんとなんと

　函館の新川だということが判明

　おまわりさんに大笑いされた。


　そういえば棒二デパートと言えば函館だよね

　・・・・・・・・・。

　とあとで　２人とも気が付いたが

　

　プリントの試験場案内に

　函館の地名が無かったので

　てっきり札幌だと彼女はカン違いしたのである。



　すぐさま


　札幌の本社に電話したところ

　すぐに面接をするとのこと

　試験もあったそうなので

　どうだった・・・・

　と聞くと

　「簡単な数学と国語と英語だったので

　なんもなんも・・・・」

　と言っていたが

　「頭いいんだね・・・・」

　と試験管にほめられたそうである。


　それを聞いて私も嬉しかった。


　そりゃそうでしょう

　我が中学のエリートなんだから・・・・。



　その後富美ちゃんは１ヵ月ちょっとの

　研修期間

　私の部屋で過ごし


　めでたく

　地元で美容部員として活躍した。


　その数年後彼女は自分なりに

　仕事をなしとげ、納得して

　気仙沼に旅立った。


　そして優しい御主人とスーパー

　とマンションなどを経営

　現役バリバリで働き

　これから・・・・という時に


　御主人、息子さんと

　津波に呑まれてしまった・・・・。



　今は


　ただただ
　
　富美ちゃんの魂が安らかであれ・・・

　と祈ることしかできない・・・。


　富美ちゃん札幌での共同生活

　楽しかったよ・・・・・。

　貴重な２人の青春時代だったよね・・・。



　富美ちゃんが住んでいた

　北湯沢温泉






　長流川





　この本に富美ちゃんが

　登場してきます。




　この本には

　モデルとして登場します。




彼女は私にとってかけがえのない

　親友でした・・・・。
　




　

気船沼の富美ちゃん見つかる

　気仙沼の富美ちゃんが見つかったと

　夕方遅くに、息子さんの奥さんから電話

　が入った・・・・・。

　その前に室蘭の富美ちゃんの高校時代

　のＫちゃんから第一報が入り富美ちゃん

　らしき人が見つかったとの連絡を受けてい

　たが、夕方にになりはっきり分かったらしい。

　富美ちゃんは服装が当時と同じだったことと

　と長靴に名前が書いていあったので確定した

　らしい・・・・・。


　同じような場所で息子さんの御遺体も見つか

　ったとのこと・・・・・・。

　免許証がポケットに入っていたのですぐわかっ

　たらしい・・・・・・。


　あれから二ヵ月も過ぎ

　覚悟していたとは言え、御家族の悲しみはあまり

　あるものがあり、どうして良いか私も切なくて何も

　言えなかった。

　でも御遺体とはいえ・・・・見つかって良かった。

　富美ちゃん息子さん・・・御主人そして多くの犠牲者

　の御冥福をお祈りいたします・・・・。